内閣府地区防災計画モデルに選定の大規模マンションにインフォコムの危機管理総合ソリューションを導入

インフォコム株式会社

2016年1月20日 17時30分

インフォコム株式会社(東京都渋谷区、以下インフォコム)は、内閣府が推進する「地区防災計画」において「2015年度地区防災計画モデル地区(全国22地区)」に選定されたトキアス管理組合様(東京都荒川区・620戸)に、危機管理総合ソリューションを構築、納入しました。

今回構築/納入したのは、災害発生などの緊急時において住民間の迅速・的確な情報伝達や情報交換を行うために、利用者を住民など関係者に限定した情報共有基盤です。インフォコムが提供する危機管理ポータルサービス「BCPortal」(ビーシーポータル)、緊急連絡/安否確認システム「エマージェンシーコール」、防災カードをスマホアプリ化した「防災カードアプリ」をベースに構成しています。


【導入の背景】
「地区防災計画制度」は、2014年4月改正の災害対策基本法で創設された、「地域コミュニティにおける共助による防災活動の推進の観点から、市町村内の一定の地区の居住者等が行う自発的な防災活動」に関する制度です。
マンションなどの集合住宅は、一般の住宅地とは異なり「フロア」という概念があること、核家族化などによる「離宅者が多い時間帯」が多いことから、住民の全体像を住民自身が把握しきれていないのが現状です。また、戸建てとマンションが混在する地域では、建物の性質上から比較的マンションの損壊率が低いため、災害時の避難所等において、マンション居住者を受け容れず、自室に留まることを求めることも多いといわれています。

このようなことから、地震を含む災害発生時には、外出先からの家族安否確認のみならず、マンション内の状況把握や被害対応などの情報の共有・交換およびこれらを基にした意思決定など、居住者による「共助」の体制を整えることが不可欠になりつつあります。また、そういった体制を構築することがマンションそのものの付加価値創造と資産価値向上につながるとも考えられていますが、多くのマンションではそこまで至っていないのが現状です。

インフォコムでは、トキアス管理組合様に向けて、800社を超える企業において稼働している「エマージェンシーコール」と、東日本大震災後に構築した「BCPortal」の機能をベースとする危機管理総合ソリューションを提案しました。その機能や使いやすさの評価と、稼働により共助体制が整備されることによるマンションの付加価値創造と資産価値向上に資することが評価され、導入を決定していただきました。


【今後の展開】
危機管理総合ソリューションは、防災体制が確立されているマンションを対象に拡販を進める計画です。また、今回導入されたトキアス管理組合様からのご意見などを踏まえた機能向上を行うとともに、近隣マンションとの情報共有を行うためのサービスとして発展させていく予定です。
インフォコムは、BCP(事業継続計画)の領域において、ICTを通じたサポートを積極的に行っていきます。また、緊急時におけるMLCP(マンション生活継続計画)に関する課題に対しても、当社の経験やノウハウを活かしたソリューションでサポートしていきます。

以上


<トキアス管理組合 平澤理事長様のコメント>
「当初は、効率よく安否確認が行えて、外出先から家族間の連絡が取りあえるツールを検討していたのですが、インフォコムさんのセミナーを聴講した結果、万が一指揮を執るべき人がマンションに不在の場合には、遠隔地から必要な情報の収集と発信をすることが重要だと言うことに気付き、BCPの分野で高い完成度があるBCPortalの各種機能に着目して、マンションへの転用をご相談させて頂きました。今回の導入により、現地との情報共有ができなくなる不安が解消されると期待しています。」


◆セミナーのご案内
<マンション内防災担当者・管理会社の担当者必見!マンション防災対策の必要性>
いつ起こるか分からない大災害。いざという時のために何が必要でしょうか。
災害対策には、正しい知識と日頃の備え、そして的確な判断が求められます。
本セミナーでは、災害発生時におさえるべき必要な事項について、分かり易くお伝えしてまいります。
企業や住民のの防災担当者の方の課題解決に有用なサービスのご紹介も予定しております。奮ってご参加ください。
日時: 2016年1月29日(金)15:00~17:00
場所: インフォコム株式会社 原宿本社5階セミナールーム
お申込み: ホームページからご登録いただけます。
        http://www.infocom-sb.jp/news/2015/1216000212.html


■緊急連絡/安否確認システム「エマージェンシーコール」
サービス紹介サイトhttp://www.infocom-sb.jp/
2011年3月11日に発生した東日本大震災発生時の社員の安否確認や、計画停電発生時の社員への一斉連絡などでの稼働実績を背景に、大企業や官公庁を中心に約800法人(200万ユーザー)にご利用いただいています。
安否確認システムで初めて「ISO20000」を取得し、サービス稼働の品質を高めるなど安心と信頼性の高いサービスの提供を追及しています。

■危機管理ポータルサービス「BCPortal」(ビーシーポータル)」
サービス紹介サイトhttp://www.sales-bcportal.jp/
緊急時や災害時の「安全確保に必要な防災情報の集約・共有」「従業員への情報伝達とコミュニケーション」「現場のリアルタイム状況の把握」を可能とする、危機管理情報のポータルサービスです。今や欠かすことのできないスマートフォンなどを活用して、場所や時間を選ばずに災害時のさまざまな情報を簡単に共有することができます。

■「防災カードアプリ」
サービス紹介サイトhttp://www.sales-bcportal.jp/service/card.html
紙で配布されることの多い防災カードを、「なくさない」「常に携行」「オフラインでも利用可能」にするスマホアプリです。
災害対策やBCPを20年研究する専任防災士が、これまでの経験則を元に有用と思われるコンテンツを集大成しました。インフォコムが提供する緊急連絡/安否確認システム「エマージェンシーコール」のご利用ユーザー様の声を反映し、汎用性と網羅性の高い内容になっています。
マンション防災マニュアルを反映した、マンション版の提供も開始しています。



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プレスリリース提供元:@Press

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