新築価格の上昇傾向は鈍化。買い時DIは依然マイナスも、やや回復
不動産ビッグデータでビジネス展開するスタイルアクト株式会社(東京都中央区・代表取締役:沖有人)は、マンション購入検討者の定例意識調査を実施いたしましたので公表します。
【要旨】
・新築価格は高いものの、上昇傾向が鈍化
・消費者心理と価格は連動しており、買い時DIは依然マイナスだが、やや回復
本調査は、自社インターネットサイト「住まいサーフィン」の登録会員のうち、直近3か月間に新築マンションの販売センターに行った経験がある方のみを対象として実施した「マンション購入に対するアンケート」です。供給者側の分譲価格・初月契約率・在庫数は公表されておりますので、弊社は、“購入検討者の心理”を四半期単位で時系列比較しております(第1回は2008年4月、今回で33回目)。
【調査期間と回収サンプル数】2016年4月6日~ 11日(173件)
【調査地域】全国
今回の調査では、現在の物件価格が「高い」との回答は全体で62.4%となり、2007年後半~2008年前半のミニバブル期の価格を上回り始めた2015年7月調査時から「高い」が6割を超え続けています。1年後に価格が「上がる」との予想は前回(2016年1月)調査時より4ポイント減少し、全体で5割を下回りました。また、価格は「横ばい」との予測が増加し、不動産価格上昇が停滞傾向にあることを消費者は感じ取っています。価格は高いものの、上昇傾向に一服感が出てきたことで、買い時DI(※1)は全体で-19.7ポイントと、前回(2016年1月)調査時よりやや回復しています。
新築マンション価格と消費者の買い時感は連動することが分かっており、2014年4-6月期以降は新築マンション価格の高騰と消費税増税(8%)となったことも相まって、消費者の買い時感が減少し続けていました。今回調査では、新築マンション価格の値上がりが鈍化したことで、買い時DIも下げ止まったことが分かります。
(※1)マンション買い時DI:「買い時だと思う」の数値から「買い時だと思わない」の数値を差し引いて算出した値。
※この調査結果の詳細は、住まいサーフィン(
https://www.sumai-surfin.com/enquete_result/id25_33.php )およびスタイルアクトのホームページ(
http://www.styleact.co.jp/ )でもご覧いただけます。
【住まいサーフィンについて】
スタイルアクトが運営するマンションの無料会員制セカンドオピニオンサイト。マンションの査定価格・相場情報と会員の物件評価・デベロッパー評価などの豊富なコンテンツを持つ。マンション査定193万戸、新築マンション価格表10万戸、直近2年の全新築物件の価格予想を掲載。会員数は18万人。日本経済新聞、日経ビジネスオンライン、ダイヤモンドオンライン、週刊ダイヤモンド、TBS、フジテレビ等各種メディアに多数データを提供。
サイトURL
https://www.sumai-surfin.com/【スタイルアクト株式会社について】
業界最大級の不動産ビッグデータカンパニーとして、年間1億件を超える不動産情報を調査・分析しています。分譲住宅市場動向や住宅着工予測、マンション価格を統計的に解析した「沖式時価」や「沖式儲かる確率」など、論理的かつ明快に、個人客や企業の不動産投資コンサルティングを実施。また、不動産投資とタックスマネジメントを組み合わせる手法では、ビッグデータを活用した最適物件の抽出・紹介から賃貸運用・売却まで、不動産に関する一貫したサービスを提供しています。
《会社概要》
■会社名:スタイルアクト株式会社
■住所:〒104-0061 東京都中央区銀座六丁目2番1号 Daiwa銀座ビル7階
■代表取締役:沖 有人(おき ゆうじん)
■オフィシャルサイト:
http://www.styleact.co.jp/■住まいサーフィン:
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