大家さん向け専門の出版社である株式会社オーナーズ・スタイル(所在地:東京都中央区、代表取締役:上田 英貴)は、賃貸経営情報誌「オーナーズ・スタイル」の読者である大家さん1,000名を対象に、「賃貸住宅業界で話題の『DIY型賃貸借』※への意識調査」を実施いたしました。
(※)「DIY型賃貸借」とは
・賃貸住宅なのに借主が自由にリフォームできる賃貸借契約
・リフォーム費用は借主が負担するのが一般的
・貸主は現状のままで貸せ、費用も手間もかからない
・借主は事前に工事内容を申請し、貸主から承諾をもらう
・原則として借主は退去時に原状回復しなくていい
参照:ガイドブック「DIY型賃貸借のすすめ」国土交通省(平成28年4月)
http://www.mlit.go.jp/report/press/house03_hh_000104.htmlhttp://www.mlit.go.jp/common/001127624.pdf■入居者が「原状回復しなくてよいなら、自費でリフォームしたい」と言ってきたら?
「事前許可したもので仕上がりをチェックできるなら原状回復なしでOK」31.8%、「基本的に断る」29.0%、「原状回復するなら良いが、原状回復しないなら断る」26.4%、「基本的にOK。細かいことは言わない」が9.6%といった回答が並びました。
■4割以上の大家さんがDIYに肯定的。今後さらに増えることが期待できる
賃貸住宅が老朽化しても、「リフォームする金銭的な余裕がない」あるいは「どんなリフォームをしたらよいかわからない」という大家さんが多く、そのために空室となっている部屋も少なくありません。一方で、「賃貸でも自分らしさを求めて好みのインテリアにしたい」あるいは「リフォームして使いやすくしたい」と考える入居者が増えています。その双方の課題を解決する手段として、国土交通省が4月に発表した「DIY型賃貸借」についての指針と契約書が注目を集めました。
大家さん向け専門の出版社であるオーナーズ・スタイルは、この件に関する意向調査を大家さんに対して実施。「基本的にOK。細かいことは言わない」「事前許可したもので仕上がりをチェックできるなら原状回復なしでOK」の大家さんが、合わせて41.4%いることがわかりました。大家さんの「DIY型賃貸借」に対する認知・理解がまだ低い状態なので、今後は肯定派の増加が期待できそうです。
■オーナーズ・スタイル編集長のコメント
空き家問題の対策として期待される「DIY型賃貸借」ですが、ここでの「DIY」とは、従来の「Do it Yourself」とは意味がやや異なり、賃貸住宅の借主の希望に沿ったリフォームを施す契約形態のことです。工事の施工や費用の負担を入居者側に限定するものではありませんが、今回の調査では、借主負担のリフォームに対する貸主側の受容度を調査しました。入居者の希望に沿ったリフォームが行われることで、使いやすさから入居期間が長くなり、部屋の資産価値が高まることも期待できますので、貸主にとってのメリットも少なくありません。貸主、借主の双方がうれしい「DIY型賃貸借」、今後の普及が期待できそうです。
※当社では、この調査結果のほかにも大家さんへのアンケートを実施しています。大家さんに関する調査結果を報道等の一資料としてご提供できます。
■アンケート概要
調査対象 :首都圏・関西で1棟以上の賃貸マンションかアパートを
経営するオーナー
調査方法 :賃貸経営情報誌「オーナーズ・スタイル」
首都圏版・関西版の読者1,000名に
郵送でアンケートを送付し郵送で回収。
調査時期 :2015年12月
回答者の主な住所:東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、京都
有効回答数 :817
■株式会社オーナーズ・スタイルについて
賃貸経営や相続、資産活用などに役に立つ情報を、大家さんのために中立的な立場から発信をする独立系企業。
賃貸経営情報誌「オーナーズ・スタイル」は、関東、関西、東海、九州、広島、北海道の約8万人以上の大家さんにお読みいただいている、日本最大級の大家さん向けメディアです。
社名 : 株式会社オーナーズ・スタイル
所在地: 〒104-0061 東京都中央区銀座7-14-16 太陽銀座ビル3F
代表者: 代表取締役 上田 英貴
設立 : 2006年4月
資本金: 2,500万円
URL :
http://www.owners-style.co.jp/詳細はこちらプレスリリース提供元:@Press