3プロジェクト、総戸数2,000戸超 当社初、タイ・バンコクにおける分譲住宅事業への参画

野村不動産ホールディングス株式会社

2017年8月24日 15時43分

 野村不動産株式会社(東京都新宿区/代表取締役社長 宮嶋 誠一、以下当社)は、本年7月の取締役会において、タイ・バンコクにて、現地デベロッパーであるOrigin Property社(以下オリジン社)と共同で分譲住宅事業に参画することを決議し、また、本日、バンコクにてオリジン社と共同プレス発表会を実施致しましたのでお知らせ致します。なお、本件は、タイ・バンコクにおける当社初の分譲住宅事業への参画となります。

 事業参画を決定した本3プロジェクトは、総戸数は3プロジェクト合計で2,000戸超となり、いずれもバンコク都心に近接するラチャヨーティン地区(チャトゥチャック区)、オンヌット地区(プラカノン区)、ラムカムヘン地区(バンカピ区)に立地し、BTS(高架鉄道)及びMRT(地下鉄)の既存もしくは新設予定の駅から徒歩10分以内と交通利便性に優れております。また、共同事業者となるオリジン社は、2009年に設立された上場デベロッパーであり、近年大きく成長するなど現地で高い評価を得ています。

 当社グループは、中長期経営計画(-2025.3)の中で、海外事業を成長分野の一つと位置付け、2025年3月期までに、不動産ニーズが高まるアジア諸国を中心に住宅事業・賃貸事業で約3,000億円の投資を計画しています。これまでの実績としては、ベトナム・ホーチミンシティ、中国・瀋陽、フィリピン・マニラなどにおいて分譲住宅及び商業施設の開発案件に参画しております。タイ・バンコクにおいても、本件を皮切りに、オリジン社のような成長が期待でき、かつ信頼できる現地パートナーとともに開発事業を推進してまいります。また、今後も成長が続くアジア諸国において、分譲住宅事業やオフィス事業などで当社が国内で培ってきたノウハウをもとに、「未来(あした)につながる街づくり」を実現して参ります。











■プロジェクト概要
 バンコクの住宅マーケットは、人口増加や中間層の所得上昇等により、長期的に安定成長を遂げており、今後も旺盛な住宅需要が見込まれています。一方、経済成長にともない「量から質」が求められるマーケットに変りつつあることから、これまでに当社が日本国内で培ってきた、質の高い住宅づくりのノウハウが活かしやすい環境と言えます。そのような中で、今回、オリジン社との協業を通じ、バンコクにおける事業ノウハウや知見を積上げつつ、それらのノウハウを持って下記3プロジェクトに貢献して参ります。

1.KNIGHTSBRIDGE PRIME Ratchayothin(ナイツブリッジ プライム ラチャヨーティン)
 本プロジェクトは、タイ資本の大手企業が多く本社を構え、大学等の教育機関も集まるエリアとして知られるラチャヨーティンエリアに位置し、ドンムアン空港も近く、周辺には大型商業施設が複数立地します。また、物件所在地は、現在延伸工事中のBTSスクンヴィット線上に新設される予定の最寄り駅「Phaholyothin 24」から徒歩1分となります。(2020年開業予定)。建物計画については、2棟構成のタワーコンドミニアムで、29階に位置するスカイプールやコワークスペース、スカイキッチン等、グレードの高い共用部分を設けるなど、高い居住性能を目指します。








2.KNIGHTSBRIDGE PRIME Onnut(ナイツブリッジ プライム オンヌット)
 本プロジェクトは、長らくBTSスクンヴィット線の終着であったOnnut駅から徒歩8分に位置します。同エリアは大型商業施設が複数立地することに加え、規模の大きな商店街も複数あるなど、生活利便性の高さから住宅地として人気のエリアです。また、高速道路の入口も近いため、スワンナブーム・ドンムアン両空港へのアクセスにも優れます。建物計画については、47階建のタワーコンドミニアムであり、プール等のリラックスエリアを38階に配置するなど、都市生活を存分に楽しめる共用部分を用意致します。









3.KNIGHTSBRIDGE Collage Ramkhamhaeng(ナイツブリッジ コラージュ ラムカムヘン)
 本プロジェクトは、ラムカムヘン大学、アサンプション大学や国立競技場が立地することで知名度の高いバンカピ区に位置し、周辺は同区の中心エリアで、複数の大型モールや規模の大きなマーケットが集積するバンコク有数の商業地となっています。物件所在地は、計画中であるMRTオレンジライン上の新設予定駅(2023年開業予定)から徒歩2分、同じく計画中であるMRTイエローライン上の新設予定駅(2021年開業予定)から徒歩8分の場所であり、ますます利便性が高まる予定です。







■位置図

■8月24日 プレス発表会







左から オリジン社:ピラポンCEO、メイタ ボードオブディレクター  野村不動産:沓掛会長、山本専務

■オリジン社について
・2009年に設立され、タイ証券取引所に上場しているタイの有力デベロッパー
・2016年のコンドミニアム販売額はバンコクで5位(オリジン社調べ)
・「KNIGHTSBRIDGE」「NOTTINGHILL」「KENSINGTON」のブランドで展開
・コンドミニアム事業の他、管理や仲介等の関連事業や賃貸不動産事業を強化していく方針
・時価総額約760億円(2017年7月末時点)、売上高約114億円(2016年)
(1タイバーツ=3.26円換算)

■当社の海外事業について
 本プロジェクトの他、当社は、すでにベトナム・ホーチミンシティでの分譲住宅事業、中国・瀋陽での分譲住宅事業、フィリピン・マニラにおいて分譲住宅と商業施設からなる複合開発案件に参画しております。






※2015年9月29日リリース
※上記総戸数は、何れも計画全体の戸数を示しており、当社持ち分割合ではありません。







※2017年7月10日リリース
※上記総戸数は、何れも計画全体の戸数を示しており、当社持ち分割合ではありません。





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