日本国内最大寸法のCLTパネルを使用した3階建ての木造集合住宅1DK全30戸
2017年に設立45年を迎える岡山県岡山市に本社を置く住宅メーカー、ライフデザイン・カバヤ株式会社(代表取締役:野津基弘)は、11月25日に日本国内最大寸法の大判CLTパネル(12m×3m)を採用したアイサワ工業株式会社社員寮が竣工しましたことを、お知らせいたします。
《南面 外観》
《風除室上部 外観》
《南面 外観》
《3F 開放廊下》
《居室 南面》
▽物件概要
工事名称:アイサワ工業株式会社 社員寮建替工事
建築地:岡山県岡山市南区福島三丁目6-35
用途:共同住宅
敷地面積:1027.38m2 (310.78坪)
延床面積:973.24m2 (294.40坪)
構造・階数:CLT工法(ルート3)・3階建て・1LDK全30戸
設計・監理・施工:ライフデザイン・カバヤ株式会社
▽建物の特徴
・『オリジナルCLTコア構法』を採用
壁・床・屋根などの構造躯体はCLTパネルで構成し、耐力壁を『コア』型に配置した。従来であれば、垂直方向の壁には、すべてCLTパネルを配置していたが、『コア』型にすることにより事前に計算された、必要最低限のCLTパネルと在来軸組フレームで新たな木質空間を創り出し、これによりCLTパネルの立米数を減らし、歩留まりを向上させ、コストや施工性・工期にも配慮した構法となっている。
適材適所に配置された耐力壁は、コア型にすることで、将来の間取り変更にも柔軟に対応できるものとなっている。
・戸建て住宅並みの工期
当初RCで計画されていたがCLT工法に変更することによって、9ヶ月の工期が半分以下の4ヶ月で竣工となった。
・CLTパネル使用立米数
一棟あたりの使用立米数が約420㎥と、2017年10月1日の時点で日本トップクラスとなっている。
▽CLTへの取り組み
ライフデザイン・カバヤは、CLTを使った木造ビル建築を通じて街並みを変えて行き、循環型社会の構築などに貢献したいと考えている。同社のCLTへの取り組みは早く、2015年2月に竣工した自社住宅展示場(
http://clta.jp/cases/4282/)にはバルコニー下にCLTパネルを採用。これを皮切りに2016年3月に竣工した自社倉敷CLT展示場(
http://clta.jp/cases/4350/)は日本初となるCLTパネルを構造躯体に使用した住宅展示場となった。今年2月に竣工した3階建ての自社事務所ビル(
http://clta.jp/cases/4430/)では、在来軸組工法をベースに壁・床・屋根にCLTパネルを採用。同8月に竣工した、日本初となる戸建て販売モデルの、倉敷市平田CLT分譲住宅(
http://clta.jp/cases/4995/)を完成させ、CLT住宅展示場として活用中。希望があれば随時見学が可能となっている。
▽今後の展開
ライフデザイン・カバヤの特建事業部は、『オリジナルCLTコア構法』による全国フランチャイズ展開を来年の春に予定している。加盟時のメリットとして、CLT構造躯体の意匠/構造のアドバイス及びコンサルティング、オリジナル構造計算システムによるサポート、高強度のオリジナル金物を取付けられること、『オリジナルCLTコア構法』に適した厚みのパネルの購入が可能になることなどが挙げられる。
▼会社概要
商号:ライフデザイン・カバヤ株式会社
設立:昭和47年12月1日/カバヤ小掘住研株式会社として設立
平成2年/エス・バイ・エル・カバヤ株式会社に社名変更
平成29年/ライフデザイン・カバヤ株式会社に社名変更
資本金:9,000万円(授権資本3億6,000万円)
売上高:163億円(平成28年度)
事業内容
1.土木・建築工事の設計、管理施工および請負、プレハブ住宅の販売
2.不動産の販売と斡旋
3.室内設備および外装等の設計、管理、施工および請負
4.前各号に附帯・関連する事業
5.メンテナンス事業
▼ライフデザイン・カバヤ株式会社
https://lifedesign-kabaya.co.jp/▼ライフデザイン・カバヤ株式会社 特建事業部
http://lifedesign-kabaya.co.jp/tokken/企業プレスリリース詳細へPR TIMESトップへ