不動産評価Webサイト「TAS-MAP」(
http://www.tas-japan.com/ )を運営する株式会社タス(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:尾暮 敏範)は、「賃貸住宅市場レポート 首都圏版・関西圏・中京圏・福岡県版 2017年12月」を発表しました。
2018年大阪府TVI予測
「2018年関西圏・中京圏・福岡県賃貸住宅市場の見通し」および「2017年10月期の1都3県賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率)」および「2017年10月期の関西圏・中京圏・福岡県賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率)」を掲載しています。
詳細PDF:「賃貸住宅市場レポート 首都圏版・関西圏・中京圏・福岡県版 2017年12月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol96_Vol68residential20171225.html■レポートの概要
(1) 2018年関西圏・中京圏・福岡県賃貸住宅市場の見通し
世帯数の増加数は過去1年と同程度、金融機関の融資態度が硬化していることから着工数は過去1年の90%程度と仮定すると、2018年の大阪府の需給ギャップは、引き続き拡大すると考えられます。したがって空室率TVIも2018年は悪化傾向で推移する可能性があります。
京都府の需給ギャップは、僅かながら縮小に転ずると考えられます。したがって空室率TVIは、横ばいから僅かに改善傾向で推移する可能性があります。
兵庫県の需給ギャップは、引き続き拡大すると考えられます。したがって空室率TVIも悪化傾向で推移する可能性があります。
愛知県の需給ギャップは、拡大傾向で推移すると考えられます。したがって空室率TVI も悪化傾向で推移する可能性があります。ただし、愛知県の賃貸住宅市場はトヨタ自動車の業績の影響を強く受けているため、2018年のトヨタ自動車の業績が好調に推移すると空室率TVIの悪化は抑えられると考えられます。
静岡県の需給ギャップは、僅かに拡大傾向で推移すると考えられます。したがって空室率TVIも僅かに悪化傾向で推移する可能性があります。
福岡県の需給ギャップは、拡大傾向で推移すると考えられます。したがって空室率TVIも悪化傾向で推移する可能性があります。
図 大阪府の需給ギャップ推移と2018年の空室率TVI推移予測へのリンク
(2) 2017年10月期1都3県賃貸住宅指標
マンション系の空室率TVIの悪化は東京23区を除いて頭打ち傾向にあります。アパート系の空室率TVIは千葉県で横ばい傾向ですが、それ以外の地域では悪化傾向となっています。全地域で更新確率が下落傾向、中途解約確率が上昇傾向で推移しています。
【東京都】
<全域>
空室率TVI(ポイント):13.14
募集期間(ヶ月) :2.77
更新確率(%):31.43
中途解約確率(%) :48.16
<23区>
空室率TVI(ポイント):12.92
募集期間(ヶ月) :2.74
更新確率(%):32.07
中途解約確率(%) :47.20
<市部>
空室率TVI(ポイント):15.68
募集期間(ヶ月) :2.98
更新確率(%):25.27
中途解約確率(%) :53.10
【神奈川県】
空室率TVI(ポイント):16.03
募集期間(ヶ月) :3.82
更新確率(%):30.45
中途解約確率(%) :48.60
【埼玉県】
空室率TVI(ポイント):17.92
募集期間(ヶ月) :3.27
更新確率(%):35.83
中途解約確率(%) :46.19
【千葉県】
空室率TVI(ポイント):16.47
募集期間(ヶ月) :3.51
更新確率(%):30.67
中途解約確率(%) :53.63
分析:株式会社タス
(3) 2017年10月期 関西圏・中京圏・福岡県賃貸住宅指標
マンション系の空室率TVIは愛知県が悪化傾向、それ以外の地域では横ばいで推移しています。アパート系の空室率TVIは兵庫県で悪化傾向、愛知県、静岡県、福岡県は横ばい傾向、大阪府と京都府は改善傾向で推移しています。また、愛知県を除き、更新確率は下落傾向、中途解約確率は上昇傾向にあります。
【大阪府】
空室率TVI(ポイント):8.66
募集期間(ヶ月) :5.25
更新確率(%):22.82
中途解約確率(%) :61.95
【京都府】
空室率TVI(ポイント):13.96
募集期間(ヶ月) :5.65
更新確率(%):29.93
中途解約確率(%) :55.31
【兵庫県】
空室率TVI(ポイント):13.03
募集期間(ヶ月) :5.92
更新確率(%):32.74
中途解約確率(%) :52.92
【愛知県】
空室率TVI(ポイント):16.53
募集期間(ヶ月) :6.53
更新確率(%):36.15
中途解約確率(%) :49.82
【静岡県】
空室率TVI(ポイント):25.64
募集期間(ヶ月) :7.66
更新確率(%):36.62
中途解約確率(%) :49.19
【福岡県】
空室率TVI(ポイント):10.90
募集期間(ヶ月) :5.57
更新確率(%):32.90
中途解約確率(%) :50.90
分析:株式会社タス
詳細はPDFファイルをご参照ください。
詳細PDF:「賃貸住宅市場レポート 首都圏版・関西圏・中京圏・福岡県版 2017年12月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol96_Vol68residential20171225.htmlメディア掲載情報等はこちらをご覧ください。
http://www.tas-japan.com/media/■株式会社タスについて
株式会社タスはトヨタ自動車株式会社(T)、豊田通商株式会社(T)、朝日航洋株式会社(A)、株式会社三友システムアプレイザル(S)が出資するトヨタのグループ企業です。システム評価のパイオニアとして不動産に関わる情報を収集・分析・ディスクローズすることにより、専門知識を誰でも簡単に視える化することを目指しています。不動産評価サービスTAS-MAPは、担保評価や顧客へのプレゼンテーション資料作成ツールとして多くの金融機関や不動産会社の時短に貢献しています。
会社名 : 株式会社タス(英語名 TAS Corp.)
所在地 : 東京都中央区八丁堀3丁目22番13号 PMO八丁堀4F
設立年月日: 2000年8月28日
資本金 : 1億8千万円
出資 : トヨタ自動車株式会社
朝日航洋株式会社
株式会社三友システムアプレイザル
豊田通商株式会社
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