東京電力グループの株式会社ファミリーネット・ジャパン(本社:東京都品川区、代表取締役:松村 芳昭、以下「当社」)は、家電や住宅設備(以下「対象設備」)をスマートフォンから遠隔操作できるIoTサービス「リモコ」において、スマートスピーカー(音声)による操作を可能とする機能開発を行いました。対応スマートスピーカーは、「Google Home(TM)※1」と「Amazon Alexa※2」です。
本日 2018年2月6日から当社ギャラリーにおいてデモ版の展示を開始するとともに、実際にリモコを導入いただいているマンションにおいても、2018年春より、対応スマートスピーカーでの操作が可能となる予定です。
※1 GoogleならびにGoogle Homeは、Google LLCの登録商標です
※2 Amazon、Alexa、Echo、Echo Dot、Echo Plusは、米国Amazon.com Inc.またはその関連会社の登録商標です
■概要
キーボード入力が要らず音声だけで操作できるスマートスピーカーは、若者からシニアまで幅広い世代が利用しやすいデジタルデバイスで、簡単に調べものや音楽再生ができる利便性を持っています。
スマートフォン対応をはじめ、これまでライフスタイルの変容にしたがってサービスを進化させてきた「リモコ」は、今回新たにスマートスピーカー「Google Home」「Amazon Alexa」の両者へ対応し、音声からも対象設備の操作が可能になりました。これにより、料理や読書といった両手が塞がっている状態でも作業を中断せずに、お部屋の対象設備をON/OFFコントロールできます。
当社の「Next CYBER Gallery(ネクスト・サイバーギャラリー)※3」へデモ版を展示し、デベロッパーをはじめとする事業者の方々が本サービスを実体験できる機会を提供しています。
<サービスイメージ>
サービスイメージ
<スマートスピーカー利用のメリット>
・“家事や寛ぎながら”対象設備を音声操作
スマートフォンから対象設備を操作できるという従来の利点に加え、音声によるハンズフリー操作が可能となりました。料理や読書の合間にスピーカーへ話しかけるだけで、“風呂のお湯はり”や“エアコンのON/OFF切り替え”ができます。
・2つの主要メーカーに対応
「Google Home」、およびAmazon Echoなどの「Amazon Alexa」製品に対応しています。
<対象設備※4と行える操作>
・家電(エアコン、照明)のON/OFF操作、ならびに電源状態の確認
・住宅設備(玄関錠※5、給湯設備、床暖房)のON/OFF操作、ならびに電源状態の確認
※3 マンション共用部・専有部を模したギャラリースペースで、当社本社内に併設しています
※4 照明以外の機器には、機器本体にHA端子(JEM-A)を装備している必要があります
※5 施錠操作のみとなります
■今後の展開
実際にリモコを導入いただいているマンションにおいても、2018年春より、対応スマートスピーカーを使って音声から操作が可能となる予定です。
また、その他のスマートスピーカーへの対応も、順次検討していきます。
[参考資料]
■IoTサービス「リモコ」について
「リモコ」とは、宅内(マンション専有部)の対象設備をインターネットで繋ぎ、入居者のスマートフォンアプリからON/OFF操作や電源状態の確認が行えるIoTサービスです。リモコン電波が届かないような離れた場所や外出先といった遠隔からでもサービスを利用できるため、日々の暮らしの快適性・防犯性が向上します。
【「リモコ」アプリ 画面イメージ】
<「リモコ」ならではの特徴>
・入居者による設定が不要
マンション建築段階で、「リモコ」の利用にあたって必要となるインターネット回線やケーブル敷設、リモコ本体機器の取り付けを行います。そのため一般的な家電コントローラーのように、入居者は、面倒な初期設定作業を行う必要がありません。※6
・様々な宅内レイアウトで安定稼働
対象設備とは通信規格HA端子を用いた信号送受信を行います。赤外線方式と比べ、電波到達距離や高低差(角度)において様々な宅内レイアウトに柔軟に対応できます。
・あらゆるメーカー製品に対応
非メーカー系の当社が提供するサービスのため、特定機種に偏らず、あらゆるメーカーの設備に対応※7できます。
※6 ただし入居者のスマートフォンへ、「リモコ」アプリをダウンロードする必要があります
※7 リモコ本体1台につき、対象設備の接続は8台までとなります
詳細はこちらプレスリリース提供元:@Press