株式会社IDENTITY、みんなの思いが実現するコミュニティビル「MINGLE」を岐阜県美濃加茂市に立ち上げるクラウドファンディングをスタート

株式会社IDENTITY

2018年3月22日 9時01分




株式会社IDENTITY(岐阜県美濃加茂市、代表取締役:碇 和生・モリジュンヤ、以下:IDENTITY)は、2018年3月22日(木)より、岐阜県美濃加茂市の駅前にある空きビルをリノベーションの力で美濃加茂の新拠点として生まれ変わらせるクラウドファンディングプロジェクトを「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」にて開始します。

古くは中山道の宿場町として多くに人々が往来し、現在では多くの在留外国人が暮らす美濃加茂。そんな多様性ある美濃加茂の駅前に、国籍や職業、年齢に関係なく人々が集うコミュニティビル「MINGLE(ミングル)」を作ります。

ビル1階は、何かに挑戦したいけれど場所がない人たちに対して、格安でスペースを貸し出す「チャレンジスペース」として活用予定です。

【プロジェクト概要】
・プロジェクトページ:https://camp-fire.jp/projects/view/62937
・実施期間:2018年3月22日から2018年5月30日まで
・目標金額:800万円
・資金使途:美濃加茂市「美濃太田駅」前にコミュニティビル「MINGLE」を立ち上げるため、3F立ての空きビルの改装を行います。そのためのビルの改装費をはじめ、MINGLEを運用していくための資金に充当します。
※リターンや施設概要等についてはプロジェクトページをご確認ください


【MINGLEについて】
1F フリースペース:カフェ&バー
通りに大きく開けたカフェ&バー。開放的な作りで、商店街を通る人たちにもひらけた空間となっています。ここは、何かに挑戦したいけれど場所がない人たちに対して、格安でスペースを貸し出す「チャレンジスペース」となる予定です。

交流の場所を求める市民が利用したり、実現したい夢がある人がイベントを開催する拠点として活用します。アイディア次第で、様々なイベントを実施。トークイベント、ギャラリー、1日限定のレストランなどが実施予定です。


2F 和室:休憩スペース、ゲストハウス
和風の畳が印象的なゲストスペース。一般のお客様が宿泊できるスペースです。シャワーも併設されており、快適に過ごすことができます。

地域の子供たちとの交流施設としても見込んでおり、世代間で交流が生まれる様な設計に。美濃加茂の暮らしの中に一歩踏み込んだゲストスペースとして活用します。


3F オフィスフロア:シェアオフィス、コワーキングスペース
産業を生み出すオフィススペースです。スクールやミーティングのスペースとしてもご利用いただけます。

美濃加茂で暮らす人々が、様々な働き方に触れる場所として活用される予定です。東京や名古屋など、都会に暮らす人々と美濃加茂が混ざり合い、新たな産業が生まれる場所となります。


リリース後の利用サービス料金(予定)
1F貸切=10,000円/Half day(8時~15時/15時~22時)、20,000円/1day(10時~22時)
2F宿泊=3,000円/泊
3F貸切=5,000円/時間

※1・3Fは「チャレンジャー会員」のみ利用可能。会員制度についてはプロジェクトページ(https://camp-fire.jp/projects/view/62937)をご確認ください。

▼美濃加茂市とは
●様々な顔を持つ岐阜の玄関口、美濃加茂
岐阜県の南部に位置する美濃加茂市。「君の名は。」で注目を浴びた飛騨高山や徹夜踊りで有名な郡上、温泉地の下呂といった観光地に電車・車の両方で直通アクセスがあります。岐阜人気エリアの玄関口に位置し、交通系ICカードが使える最後の駅でもあります。

江戸時代には中山道の宿場町として栄え、多くの人が往来しました。中心市街から少し歩くと現在でも宿場町の面影を見ることができ、古くから多様性を受け入れてきたまちの歴史を感じることができます。

美濃加茂の特徴といえば在留外国人の多さ。美濃加茂市内には多くの在留外国人が住んでおり、全国の市区町村の中で外国人比率が第6位。人口5万人以上の市区別でみると大阪生野区、東京都新宿区に次ぐ第3位です。

在留外国人のうち、最も多いのは日系ブラジル人。街中にはブラジル人系学校やブラジル人向けスーパーも多く見受けられます。街中の標識を見ると、ブラジルの公用語であるポルトガル語の表記が併記されていることも珍しくありません。

●美濃加茂が直面する課題
2012年、当時2200人近くの雇用を生んでいたソニーの工場が突如として閉鎖。非正規雇用者の割合は8割、うち半数が外国人であったことから、多くの外国人失業者が生まれました。雇用を失った人々は、職を求めて市街に流出。美濃加茂で暮らす外国人も激減しました。

古くから多様性が根付いている美濃加茂には、この地で生まれ育った外国人や、結婚して幼い子どもをもつ人々も多く暮らしています。工場閉鎖の際には、幼い子を連れて慣れ親しんだ土地から出て行かざるをえなかった人々もいたそうです。

美濃加茂には工場以外の選択肢がほとんどなく、仕事の選択肢に多様性がありません。閉じたコミュニティの内部で、工場以外の選択肢があることを知らずに育つ子どももいるそうです。

ただでさえ、言語や文化の違いなど様々な課題を抱えていることが多い在留外国人。在留外国人が文化や国籍の壁を超えて多様な働き方や価値観に触れることができる場所が、美濃加茂市に必要とされています。

▼プロジェクトが生まれた理由
●IDENTITYと美濃加茂の出会い
プロジェクトが立ち上がったきっかけは、IDENTITYの共同代表であるモリジュンヤが、生まれ故郷である美濃加茂市で一軒の空きビルと出会ったことでした。

かつては多くの人の往来があった美濃太田駅から中山道太田宿へ向かう駅前商店街。現在は、空きビルや日中でもシャッターを下ろしている店舗が並びます。

そんな駅前商店街の一角にそびえる3階建てのビルが、「たつみビル」です。かつては街のコロッケ屋さんやうなぎ屋さんが営業し、美濃加茂市民から親しまれてきたこのビルも、長い間活用されることなく放置されてきました。

モリが里帰りした際に、地元の先輩からこの物件を紹介されたことから、このビルをIDENTITYの本社として借りることになりました。

その後、多文化共生に取り組む地元の方々と交流する中で、美濃加茂が前述のような課題に直面していることがわかってきました。交流を通して、モリの中にある思いが生まれます。

「生まれ故郷の抱える課題を放っては置けない。何か力になれることはないだろうか」

そんな想いから、破格で新しいことにチャレンジできる、国籍も地域も超えたコミュニティビルで美濃加茂を再び多様性のある街に生まれ変わらせる構想が生まれます。

そして2017年5月、美濃加茂市民の思いが乗せられてプロジェクトが走り始めました。多くの美濃加茂市民がこのプロジェクトに賛同し、一緒になってビルのリノベーション計画に取り組んで来ました。

●「MINGLE」という名前に込められた願い
新拠点につけられた名前は、英語で「交わる」「混ざる」といった意味の言葉である「MINGLE」(ミングル)。この「MINGLE」には、大きく2つの意味が込められています。

1.在留外国人をはじめ多様な人々が混ざり合う拠点
市民と協働を進める中で「MINGLE」には、様々な人々の願いが込められました。

「人口の多い東京や名古屋、地域おこし協力隊がたくさんいる加茂圏域といった他の地域で暮らす人々がもつ多様な価値観・文化に触れて、美濃加茂で暮らす外国人や定時制高校の子供たちに『こんな選択肢もあるんだよ』というきっかけを与えたい。」

「チャレンジショップで1日貸しの飲食店や、語学学校などを開いてもらい柔軟な就労の機会を提供したい。」

「そうした活動を通じ、外部の人にも美濃加茂の魅力を感じて、ツーリズムや岐阜観光の中継地点として、または移住先として知ってもらうきっかけになりたい。」

様々な思いを乗せて、この場所から交流が生まれる多様性の象徴となって欲しい。これが、MINGLEに込められた1つ目の想いです。

2.美濃加茂の周辺にある魅力あるエリアを混ぜ合わせる拠点
元々は中山道の宿として様々な人々の中継地点であり、今もなお岐阜県人気エリアへの玄関口となっている美濃加茂市。市の周辺地域にも、たくさんの活躍するプレイヤーがいます。

さらに、モリのように「今は美濃加茂を離れてしまったけれど、機会さえあれば美濃加茂へ関わることを望んでいる人」ももたくさんいるはず。

そのような人々が力を合わせられる場所があれば、美濃加茂だけではなく周辺部も一体となってより大きなインパクトを残すことができる。そのような協働の拠点を市民発で作ることができるのではないか。

他の地域からも人々が一堂に集う場所として活動するための拠点として、地域の境界線が混ざりあう合う場所にしたい。これが、「MINGLE」に込められた2つ目の想いです。

▼プロジェクトのこれまで
地元の人々の協力で、改装が進められています。2017年5月にはビル掃除イベントを実施。美濃加茂に住む日系ブラジル人や、市内にある定時制高校の卒業生も参加しました。

同年11月にはリノベーションプランを発表。行政や市民団体をはじめ、多くの市民が関わりました。その後も、ビルの活用方法やリノベーション後の施設で行いたい夢について市民から広く意見を聞く機会を設け、市民と一体となってプロジェクトを進めてきました。


【株式会社IDENTITY 概要】
「あらゆる産業・地域にデジタルシフトを」をミッションに、企業と地域のデジタルマーケティングを支援。顧客となるパートナーの事業の課題を幅広く解決し、短期の受託関係ではなく、中長期的な戦略パートナーとして継続的なリレーションを構築します。

会社名:株式会社IDENTITY
本社所在地:岐阜県美濃加茂市太田町2689-14
名古屋オフィス:愛知県名古屋市中区錦1-14-12 ADビル4F
設立:2016年7月
共同代表取締役 碇 和生
共同代表取締役 モリ ジュンヤ
事業内容:
名古屋を中心としたシティガイドメディア「IDENTITY名古屋」(http://nagoya.identity.city/)の運営
ウェブサービスの開発・運営、コンサルティングほか
URL:http://identity.city/

<本リリースに関するお問い合わせ>
株式会社IDENTITY
メールアドレス:contact@identity.city
担当:太田(おおた)

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