中国進出10年目の節目 大幅リニューアル “魅せる”工場づくりで 世界に認められるオンリーワン企業を目指す マスコットキャラクターやショールームが5月に完成 アジア展開の拠点に

株式会社島田電機製作所

2018年5月30日 9時30分

エレベーター用表示器の製造・販売の株式会社島田電機製作所(本社:東京都八王子市、代表取締役社長:島田正孝)は、2018年で中国進出して10年目を迎えます。この節目を迎える年に、上海に置く現地法人の大幅リニューアルをおこない、5月初旬に完成しました。

エレベーター用表示器の製造・販売の株式会社島田電機製作所(本社:東京都八王子市、代表取締役社長:島田正孝)は、2018年で中国進出して10年目を迎えます。この節目を迎える年に、上海に置く現地法人の大幅リニューアルをおこない、5月初旬に完成しました。

■自社工場を設立 中国に認められるまで約10年
当社は、80年以上の歴史を持つ日本で唯一のオーダーメイドの意匠器具の専門メーカーです。開発・設計から製造・組立・検査まで一貫した専門の生産体制で、ワンストップのものづくりを強みとしています。

中国市場への進出は、新たな市場開拓として、5代目となる現・代表の島田正孝が中心におこないました。2007年に部品メーカーとして中国・上海に拠点を構え、市場調査を経て、翌年2008年に現地法人を設立しました。

当時の中国は、日本の数十倍の市場規模があり高層建築物の数が急増していた時期でした。多くのエレベーターメーカーや部品メーカーが参入し、2年に1度開催する国際的なエレベーターの展示会を上海・北京・広州などで開催するなど、エレベーター業界が活性化していました。さらに、中国人は、デザインにユニークさや奇抜さを好む傾向があり、当社がおこなう意匠品のものづくりに多いに需要があると考え進出しました。

進出した当初は、「質より量」「安くて良いもの」などの中国人との価値観の違いから、一緒にビジネスをおこなうことの困難さを痛感しました。新しい試みとして自社製品の開発に挑戦するものの、日本で開発した中国向けの自社製品を持って地元のエレベーターメーカーに営業に行っても「日本での実績が凄くても、中国では何ができるの?」と言われ、人脈のない中での営業活動は厳しい状況でした。資金に余裕はない中でしたが、「中国に自らの力で自社製品を認められたい」という強い想いから、中国進出して半年後に自社工場の設立を決断しました。

自社工場を設立後は、日本と同様のワンストップの製造体制を敷き、質の高い“日本のものづくり”が現地で大きな評価を得ることができました。中国の高層タワーや有名なビルやホテルの受注を獲得し、中国の業界内での知名度が上がり、売上高は設立当時の3倍以上と順調に事業を展開しています。
また、2016年には大手エレベーターメーカーに自社製品が採用され、現在では、オーダーメイドの受注生産だけでなく、自社製品の量産品受注が売上全体の4割を占めています。

■イメージ刷新 クリエイティブな発想がうまれる工場に
リニューアルは、グローバル展開を踏まえて企業ブランディングの一環としておこないます。
現地法人は建屋面積が1500平方メートルあり、これまでは1Fにオフィス兼工場、2Fの一部を生産ラインとして使用しており、工場のつくりとしては一般的なものでした。エレベーター表示器をオーダーメイドで制作する当社では、社員ひとりひとりがクリエイティブな感性を持って仕事に携わることがより良いものづくりにつながりやすく、環境の整備は重要と捉えています。また、社員のモチベーションを高めるだけでなく、オフィスや工場への来客に良い印象を与えます。

今回、「“魅せる”工場」をテーマに、殺風景になりがちな工場のイメージを刷新し、綺麗で居心地の良い空間づくりをおこないます。1Fにすべての生産ラインをまとめ、2Fは新たにオフィス兼ショールームを設置します。オフィス兼ショールームは無駄な仕切りを無くし、要所にはガラスの間仕切りを使うことで広々と見通せる開放感のある空間にします。壁面はコーポレートカラーである青を中心に、緑やグレーなどの落ち着いた色合いでまとめています。300平方メートルを使用したショール―ムには、自社製品をはじめ、エレベーターボタン、ホールランタン、インジケーターなど当社がおこなった様々な意匠器具約200点を展示しています。

今後は、社員が休憩時に気軽に集えるようリフレッシュルームやカフェ・ラウンジの設立を年内中に予定しています。

■マスコットキャラクター誕生 新たなファンづくりへ
今回、多くの人に当社の事業を知ってもらうために、エレベーターボタンをモチーフにしたマスコットキャラクターをつくりました。エントランスに130cmのマスコット像を設置し、顧客や取引関係者を出迎えます。
今後、ショールームを使って製品発表会、展示会などを積極的に開催し、中国からオーダーメイドの意匠器具の専門メーカーとしての認知拡大を積極的におこなっていきます。
また、更なる市場開拓として、中国を拠点にシンガポール、タイ、アラブ首長国連邦などのアジア地域での展開に注力していきます。

【中国現地法人概要】
社名 :島田電機(上海)有限公司
場所 :上海市青浦工業園区崧煌路999号2号棟1階
設立 :2008年11月22日
従業員数 :30名
建屋面積 :1500平方メートル
資本総額 :95万米ドル (日本独資企業)
売上高 :2008年 900万円
2009年 4000万円
2010年 1億5000万円
2011年 1億1000万円
2012年 2億5000万円
2013年 2億9000万円
2014年 2億3000万円
2015年 2億円
2016年 2億6000万円
2017年 3億円

<主な実績>
2016年に開業した地上632m、127階の中国最高層ビルの上海中心タワーをはじめ、中国の5つ星ホテル、高級オフィスビル、高層マンション、最新の複合施設などの主要なビルに納入。

【会社概要】
社名 :株式会社島田電機製作所
代表 :島田 正孝
本社 :東京都八王子市大和田町3-11-1
ホームページ :http://www.shimada.cc/
TEL :042-656-1401
設立 :1949年2月24日 (創業1933年)
資本金 :1,200万円
従業員数 :47名
事業内容 :各種エレベーター,
エスカレーター用操作盤,
表示器の製造及び販売

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2018年5月30日 9時30分

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