■最高級木造邸宅プロジェクト第三弾
大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:芳井敬一)は、2018年7月21日、九州において「脱プレハブ住宅」の最高級木造フルオーダーの家づくり「PREMIUM GranWood Project(プレミアムグランウッドプロジェクト)」を始動します。
当社では、創業以来培ってきた戸建住宅の建築技術とノウハウを結集させ、最高級の木造邸宅プロジェクト「PREMIUM GranWood Project」を、2017年4月より近畿圏において、2017年12月より首都圏で展開し、芦屋市(兵庫県)や世田谷区等々力(東京都)でケーススタディハウスを公開して、こだわりの強いお客さまに提案しています。
そしてこのたび、「PREMIUM GranWood Project」を九州で展開するにあたり、7月21日(土)より、閑静な邸宅エリアである福岡市南区高宮において、ケーススタディハウス「プレミアムグランウッド 福岡・高宮の家」を一般公開(※1)することとなりました。
本プロジェクトでは、規格型住宅とは異なり、一邸ずつ部屋ごとに設計から内外のデザイン、自然素材の部材など、その一つひとつにこだわり抜いた最高級な邸宅を提案します。また、「邸別設計」「邸別デザイン」「邸別施工」を採用するため、経験と知識が豊富な専属スタッフが担当し、お客さまのこだわりを追求します。将来、お住まいいただく邸宅がレガシーとなるよう、当社が築き上げてきた技術力とともに作品として仕上げます。
今後、当社は「プレミアムグランウッド 福岡・高宮の家」のオープンに続き、宮城県仙台市や愛知県名古屋市などの地方中核都市でも順次展開していきます。
※1.現地の案内は完全予約制です。
●お客さまの特別なこだわりを追求する「逸品」の提案
本プロジェクトでは、福岡県の天神や赤坂、大濠、百道、平尾、桜坂、浄水通りなど、市内でも人気の高いエリアでの邸宅建設を想定し、デザインや素材にこだわった「プレミアムグランウッド 福岡・高宮の家」を一つのモデルケースとして位置づけます。お客さまのこだわりを余すことなくカタチにする「デザイン」、最高の「素材」、そして磨き抜かれた技術や安全かつ快適な暮らしを提供する「技術」により、最高級の住まいを提案します。
1. デザイン
本プロジェクトでは、1邸1邸の邸宅実現のためのトータルプロデュースを行う「プレミアムデザインユニット」を福岡支社に設置しました。当ユニットでは、プロデューサーやデザイナー、工事担当者がお客さまの邸宅づくりを支援します。
プロデューサーが設計から工事、管理まで全体を統括するとともに、デザイナーは過去に「グッドデザイン賞」を受賞した社内設計士と連携して、こだわりの邸宅を提案します。また、工事担当者による管理のもと、選任スタッフ・デザイナーが手掛けたデザイン提案を、選ばれた職方が施工し、最高級の邸宅を提供します。
2. 素材
仕上げ・建材・設備に関しては、地域材や国産材、海外の上質な素材などを厳選し、お客さまのご要望に合わせて積極的に提案します。
3. 技術
「安心」「安全」を実現する構造や快適な空間をつくる断熱性能など、60年以上に亘り築いてきた工業化住宅の建築技術とノウハウを取り入れます。
●工業化住宅の建築技術(一例)
グランデバイス
エネルギー吸収型木造制震耐力壁「グランデバイス」は、繰り返し地震が発生した際も、新築時の耐震性能を維持できる制震装置です。強い揺れを受けた場合、「くの字型ダンパー」が働き、地震エネルギーを熱に変換して吸収します。耐震等級3相当の一般在来の木造住宅と比較した場合、構造の変形を最大1/2まで抑えることができます。
オールバリア断熱プレミアム仕様
夏涼しく、冬暖かい室内環境をつくり出すため、業界最高クラスの U値(※2):0.198W/平方メートル ・Kの新遮熱外張り断熱通気外壁「オールバリア断熱プレミアム仕様」を採り入れました。建物外側には防水性に優れた発泡系断熱材を、壁体内には超高性能グラスウールを装備し、総厚195mmの断熱材で住まい全体を覆うことで保温力を高めます。(※3)
※2.熱貫流率。部位の熱の伝わりやすさを示す値で、数値が小さいほど熱が伝わりにくいことになります。
※3.開口部に高断熱サッシを搭載することが条件となります。物件により異なる場合があります。
■九州での「PREMIUM GranWood Project(プレミアムグランウッドプロジェクト)」概要
営業開始日:2018年7月21日(土)
営業エリア:九州7県(沖縄県は除く)
プ ラ ン:自由設計
受注目標:10棟/年
参考価格:100万円/坪~200万円/坪
U R L:
https://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/shohin/PREMIUMGranWood/case02.htmlお客さまお問合せ先:「プレミアムグランウッド」プロジェクト室 コンタクトセンター フリーコール 0120-590-956(平日9:00~21:00)
参考資料
プロジェクト始動の経緯について
当社は、「建築の工業化」を企業理念として掲げ、プレハブ住宅の原点「ミゼットハウス」を開発以降、工業化住宅のパイオニアとして約60万戸の戸建住宅を提供してきました。
高度成長期には住宅難から汎用性が高い工業化住宅を土地とセットで分譲するなど、その普及に向けて時代にあわせた家を供給。昨今では、多様化したお客さまの趣向にあわせて住まい方を提案するなど、時代に則して、家づくりの在り方そのものを変容させてきました。
そして今回、デザインや仕様にこだわりを持つお客さま向けに、これまでの工業化で培った技術は継承し、工業化住宅のプロセスについては見直しました。「脱 プレハブ住宅」として、お客さまの要望に応えるべく、規格化された戸建住宅商品とは異なり、フルオーダーにこだわった、木造の一邸逸品家づくり「プレミアムグランウッド」を九州圏で始動することとなりました。
「プレミアムグランウッド 福岡・高宮の家」について
「プレミアムグランウッド 福岡・高宮の家」では、建物と庭園の絶妙な調和となる「庭屋一如(ていおくいちにょ)」(※4)をコンセプトに、「居室」と「外構」を結び、「光・影・空・緑」といった自然を感じる空間をつくり上げました。
※4. 庭と建物が一体となり調和のとれたさまのこと。自然との共生を理想とする「和」の基本と考えのこと。
●「プレミアムグランウッド福岡・高宮の家」のデザインポイント(一例)
部位:連欄間
素材名:屋根の下には屋根の浮遊感を醸し出す「連欄間」を採り入れました。間口いっぱいに欄間窓(※5)を配した「連欄間」は、日中はトップライト(※6)として室内にやわらかな自然光を導き、夜は邸宅街の行燈(※7)としての役割を担い、街に安心感を与えます。
※5.続き部屋の間にある、引戸などの上部に設ける開口部のこと。
※6.屋根に設けた窓。上部からの採光に用いる。
※7.昔は主にロウソクや油の火を照明として利用。現在は橙
色の灯を燈す固定照明器具として用いられる。
部位:居室と外構の一体デザイン
素材名:玄関から続く土間スペースにより、和室と外構を緩やかにつなぎ、内と外が一体となったデザインを実現しました。土間床には、石材とモルタルによる豆石洗い出し仕上げとしました。外構には、福岡県産の高級石材「宝満石」を採用し、那珂川の渓谷のような自然な空間を演出しました。
■ケーススタディハウス「プレミアムグランウッド 福岡・高宮の家」概要
所 在 地:福岡県福岡市南区高宮4-191
設計:「プレミアムグランウッド」九州プレミアムデザインユニット
担当/園田和彦(プロデューサー)、矢富敏彦(デザイナー)、前田栄治(工事)
施工:大和ハウス工業株式会社
構造・構法:木造軸組工法(グランウッド構法)
基礎:べた基礎(一体スラブ基礎)
階数:地上2階
主要用途:専用住宅
敷地面積:393.38平方メートル
延床面積:245.50平方メートル
設計期間:2017年5月~2017年10月
工事期間:2017年10月~2018年7月
参考価格:土地・建物・外構・家具含め 約2億3,900万円
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