【イベントレポート】ハウスコム第2回学生ビジネスコンテスト決勝戦

ハウスコム株式会社

2018年12月11日 10時40分

予選から選出された計3チームが出場

不動産テックを活用した部屋探し、オンライン内見やAI(人工知能)でお部屋探しができる「mybox」など、不動産テック(不動産テクノロジー)のサービスを積極的に展開している不動産賃貸仲介大手のハウスコム株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長執行役員:田村 穂 JASDAQ コード番号:3275)は、昨年に続き2回目となる大学生を対象にしたビジネスコンテスト決勝戦を11月25日に開催した。詳細は以下となる。



AIの活用による合理化が進み、仲介業者の役割が変わろうとしている中で、今回掲げられたテーマは「人でないとできないマッチングとは? 人が介在する意味のあるコミュニケーションを考える」。当レポートでは、11月25日に開催された「決勝戦」の様子について記載する。

ハウスコムが主催するビジネスコンテストは、まだ余分な知識や経験がない学生達のアイデアを事業会社であるハウスコムが本格的にビジネス化するというものだ。昨年のビジネスコンテストで採用された学生アイディアは実装に向けてすでにハウスコム社内で進められている。



審査員は、コンテスト主催者のハウスコム株式会社・代表取締役社長執行役員である田村穂、大東建託株式会社 賃貸未来研究所・所長の宗健氏、日本大学スポーツ科学部・教授の清水千弘氏、中央大学戦略経営研究科・教授の榊原清則氏の計4名が登壇した。今回は前回の予選から選出された計3チームがエントリーし、前回のフィードバックを元にブラッシュアップされたアイデアを約25分に渡りプレゼンテーションを行った。



1チーム目はAIで近所に住んでいる趣味・思考が合う人をマッチングし、新しいご近所付き合いのあり方を考えたチーム「マテエ」。ハウスコムがAIなどを活用し、住居を通じて、異なった人同士を結びつけるコンシェルジェ的な役割を果たすことで、そのエリアに住んでいる人たちがどのような趣味・思考を持っているかというデータを習得することができるというものだ。
自分の隣に住んでいる人がどんな人なのか知らないという人も増えてきている今、デジタルの力を借りて「ご近所付き合い」が可能になるというのは、とても面白い。



次に、若者へのアプローチが弱い不動産業界に対し、部屋に新しい付加価値を提供する「アニメの部屋」を作ることで、アニメの主人公の部屋で暮らすことを実現させたり、その部屋を人々が集まるコミュニティに成長させていくというアイディアを提案した「Cチーム」だ。



予選で審査員から指摘された、「アニメ業者との権利関係はどうするのか?」、「アニメだけだと領域が狭いので、他の領域にも拡大できないか?」、「従来のアニメイベントと具体的に違った点はどこか?」などと言った点についてしっかりと答えを用意していた。





最後に、年々日本への観光客が増えているのに対し、宿泊施設が足りていないという問題、また日本の至る場所で寺院が仏教離れによる経営難を起こしているという問題の2点に注目し「寺院を宿泊施設として提供しながら日本文化を学んでもらう」というアイディアを提案してくれたチーム「QUEEN」。



予選の段階では明確ではなかったターゲット層を明確にし、この事業で一番のポイントとなる、「どうやったら、お寺の人達がお寺を宿泊施設として提供してくれるか?」という部分について再度アイディアをプレゼンテーションした。また、このアイディアは実際に寺院出身のメンバーの悩みから生まれたものだそうだ。





現在、外国人の宿泊を受け入れている寺院はあるにもかかわらず、その大多数がこのビジネスに参入していない大きな理由は、保健所・消防署からの開業・営業許可を習得する必要があり、これを取るためには設備導入費や初期費用などの金銭的な問題が大きいことが挙げられる。
この部分を事業会社であるハウスコム側で肩代わりし、ハウスコムの持っている広報力、マッチング力、そして、ネットワーク力を最大限に活用することで、スピード感を持ってこの事業を進めていけるのではないかと、チーム「QUEEN」が事業全体の構造まで解説をした。

全てのチームが予選時に比べ、ビジネスのモデルやマネタイズについてしっかりと考えられている点が非常に印象的だった。



厳正なる審査の結果、今回の優勝は「アニメ部屋」の提案を行った「Cチーム」に決定した。「こういったアニメ部屋の発想は、常日頃から当たり前のようにアニメに触れている若い人にしかとても思いつかないアイディアだ」と宗氏、清水氏。「不動産に新しい付加価値を与えるアニメ部屋は非常に期待できる」と榊原氏も高く評価した。



そして寺院を宿泊施設として観光客へ提供するビジネスを提案したチーム「QUEEN」も事業化が決定。優勝チームとして2チームが選出されるのは、昨年同様だ。

今回のビジネスコンテストで採用された学生たちのアイディアは、まだ生まれたばかり。どのようにして成長させていけるかどうかは、事業会社であるハウスコムの力の見せ所でもあると言える。



ハウスコムのミッションは「住まいを通して人を幸せにする。」
お客様を幸せにできるよう、ハウスコムは様々な可能性を見つけていきます。

[ハウスコム株式会社 会社概要]

会社名 : ハウスコム株式会社(JASDAQ コード番号:3275)
代表者 : 代表取締役社長 田村 穂
所在地 : 〒108-0075 東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー9階
資本金 : 4億2463万円
店舗数 : 166店舗(直営店165店舗、FC1店舗) ※2018年3月1日現在
仲介件数: 72,824件(2017年3月期)
URL:
サービスサイト http://www.housecom.jp/
企業サイト http://www.housecom.co.jp/

【リリース発信元】
ハウスコム株式会社 サービス・イノベーション室
TEL:03-6717-6939 FAX:03-6717-6901
URL:http://www.housecom.co.jp/

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

2018年12月11日 10時40分

NEW

-信和不動産株式会社が企画・開発を手がける賃貸マンションブランド「スプ...



-信和建設株式会社 施工-

賃貸マンション「スプランディッド」シリーズは、信和不動産...

  • Daily
  • Weekly

アーカイブarchive

もっと見る

タグtag

もっと見る

いえらぶニュースは不動産・住宅関連の最新情報を毎日お伝えするニュースサイトです。

いえらぶニュースは不動産・住宅に関する企業や団体などのプレスリリース(報道機関向けに発表される資料)を原文のまま掲載するサイトです。住まいや暮らしに関する最新情報から不動産業界を取り巻く社会・経済動向を可視化することで、住宅産業のトレンドを捉えていきます。住まい探しをしているユーザーだけでなく不動産管理会社や仲介会社、オーナー、デベロッパー、不動産ファンド、不動産投資顧問、ゼネコン、建築会社など不動産に関わる全ての方にご欄いただける内容になっています。一人でも多くのユーザーが満足する住まいを見つけられるよう、不動産業界の“いま”を配信し続けます。
※プレスリリースに関するお問い合わせは各掲載元の会社に直接お問い合わせください。
※出典先などの外部サイトへのリンクについては、閲覧時期によってリンク先が存在しない場合がありますので、予めご了承ください。

いえらぶで物件を探してみませんか?

あなたの理想に合った家選びを、いえらぶは応援します。いえらぶで、いい家選んでみてください。

トップへGO!