Zweispace started AI analysis of building motion with earthquake sensors.
Zweispace, a blockchain powered KensetsuTech company, located in Tokyo, Silicon Valley, and Singapore, started to record earthquake related building shake information in Tokyo , and analyze with AI, for the safe building and efficient construction process. It also stores the statistical data into its patented immutable blockchain.
建設テック企業のツバイスペースは、特許取得済みの地震対策システムにおける、センサー部分にあたる、IoT地震センサーを、東京都内のアパートに設置し、AIによる解析と共に、ブロックチェーンへの記録を開始した。アパートの地震耐性を実際の構造データ、加速度データ等からAIを使って明らかにし、事前のシミュレーションにより、安全な建物を設計し、かつ効率よく施工し、建物管理にも生かす。 また、AIを使いこれまでのアカデミックな学説や定説とは違う、まったく新しい構造力学的検証が可能となる。 これまで日本における多くの建物は、世界のものよりも優れていると考えられるが、建築基準法などにのっとり建物の躯体の維持に十分な強度をもつという点で許可を得て建設されているものの、建設後の地震耐性についての検証はほとんどの場合なされておらず、したがって、実際の理論の検証もままならない状況であった。 具体的には、時折起こる大地震の結果、倒壊した建物や破損した箇所などから状況を予想し対策を練るという程度のものであった。 今回建物の振動情報が入ることにより、地震や風水害に際してのビルや建築物の構造や耐性について、ようやく科学的なプロセスが入ることになる。 先月の6月18日、6月24日のそれぞれの地震についても既にデータを取得している。
センサーのデータは、ツバイチェーン(ZWEICHAIN)という、プライベートチェーンとパブリックチェーンの統合環境に記録され、ZWCブロックチェーンエクスプローラーや、パブリックチェーンのエクスプローラーから改ざん不能なセンサーデータ確認ができる状態となっている。
ツバイスペースは、世界のトップ10不動産テックの会社に選ばれ、先日特許を取得したロボット建築士・鑑定士「オートカルク」では、20秒で土地に最適な新築のアパートプランなどが入るソリューションをもっているが、そちらは収益性を最大化するアプリだ。そのアプリから構造情報が創出され、その構造に地震のストレスをかけることができるようになっている。それが耐震診断システムNAMAZU2.0だ。今回のセンサーとその解析は、取得した実際のデータと、このシミュレーションによるデータとを比較することで、倒壊箇所の瞬時の同定とともに、より安全な建物の設計に役立てられるようになっている。
ツバイスペースは、今回、東京のアパート・戸建て・オフィスビルの建設会社、PRESI建設と協力し、同社の施工したアパートにIoT地震センサーを設置しており、建物管理は不動産仲介・管理会社である、PRESI Xが行っている。ツバイスペースは、今月から、このセンサーの販売を開始し、国内各地のより多くの建設会社に提供する。AIなど科学技術の英知を尽くし、安全で資産性の高い建物の建設に業界一丸となって挑んでゆきたいとしている。価格は、一般的なアパートや一戸建ての場合、統合システムと4セットで、現状50万円程度だ。 多くの建設会社と連携することで、量産化につなげ、日本の耐震技術を極め、アジア各国にも輸出していきたいとしている。
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