大阪府内で賃貸住宅の提供などを行う大阪府住宅供給公社(本社:大阪市中央区、理事長:堤 勇二、以下、公社)と、障がい者支援・コミュニティづくり等様々な社会課題の解決に取組んでいる特定非営利活動法人チュラキューブ(本社:大阪市住吉区、代表理事:中川 悠、以下、チュラキューブ)が実施している、団地の1室を活用した地域食堂「杉本町みんな食堂」が、2019年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞したことをお知らせします。
■「杉本町みんな食堂」とは?
OPH杉本町(大阪市住吉区)の1室で、障がい者が団地の高齢者をはじめ、地域の方々に食事を提供することで、高齢者の孤立や孤食の防止とコミュニティの活性化を図る福祉による”地域食堂”です。
公社賃貸住宅は約2,700世帯が65歳以上の単身高齢者(2018年6月末時点)のため、単身高齢者の孤立・孤食の防止及びコミュニティの活性化をめざし、人が集まって楽しく食事ができる団地内食堂を開設しようと考えました。そこで、チュラキューブが運営する地域で「食事づくり」をしている障がい者福祉施設と連携し、障がい者の働く力を伸ばすとともに、高齢者の孤立・孤食を防止しようと2018年8月に「杉本町みんな食堂」を開設しました。現在は、お住まいの方や地域の大学生などが交わり、コミュニティの場になっています。
▽「杉本町みんな食堂」webサイト
http://minna-shokudo.jp/■「杉本町みんな食堂」に対する審査委員コメント
今回の受賞にあたり、審査委員から下記のコメントを頂きました。
「障がい者や高齢者、空き家など社会的な課題を解決するために、それらをつなげ、他機関とも連携し孤食支援の仕組みを作った好例。学生などのボランティアも関わり、多世代・多様な人々の交流の場にもなっている。今後は、A型とは言わずも、障がい者賃金のますますの向上も実現すれば、超高齢化社会を迎える我が国における課題解決のヒントとなるだろう。」
■グッドデザイン賞受賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2019」に出展
10月31日(木)から5日間にわたり、東京ミッドタウンで開催される、最新のグッドデザイン全件が集まる受賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2019」において、「杉本町みんな食堂」が特別展示で紹介されます。
▽GOOD DESIGN EXHIBITION 2019 – 2019年度グッドデザイン賞受賞展 –
会期:10月31日(木)~11月4日(月・祝)
会場:東京ミッドタウン(東京都港区六本木)
http://www.g-mark.org/gde2019/■グッドデザイン賞とは
1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
▽グッドデザイン賞については特設サイトをご覧ください。
http://www.g-mark.org/◆大阪府住宅供給公社概要
代表者 : 理事長 堤 勇二
所在地 : 大阪市中央区今橋2丁目3番21号
創業 : 1950年6月
事業内容: 賃貸住宅の管理事業、宅地管理事業、府営住宅の指定管理業務等
基本金 : 3,100万円(全額大阪府出資)
WEBサイト:
https://www.osaka-kousha.or.jp/公社は、国連目標であり、2025 年大阪・関西万博が達成目標に掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」の実現を目指しています。とりわけ、SDGs目標11「住み続けられるまちづくりを」及び目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」の実現に向けて事業展開を行っており、関係機関と連携して様々な取組みを進めています。
◆特定非営利活動法人チュラキューブ概要
代表者 : 代表理事 中川 悠
所在地 : 大阪市住吉区山之内2丁目4番12号
設立 : 2012年6月
事業内容: 高齢者の情報弱者支援事業、障がい者の行動支援事業、地域コミュニティの支援事業、
過疎地の経済促進事業等
WEBサイト:
https://chura-cube.com/企業プレスリリース詳細へPR TIMESトップへ