当社は、2019年4月17日付発表の長期VISION「いちご2030」のとおり、従来の心築を軸とした事業モデルをさらに進化させ、サステナブルな社会を実現するための「サステナブルインフラ企業」として大きな成長を目指しております。
この度、現存不動産の価値を活かす当社のコア・コンピタンスである心築(しんちく)をご評価いただき、神奈川県横須賀市に所在する「よこすかポートマーケット」の優先交渉権者として、当社を代表者とする共同事業者が選定されましたので、下記のとおりお知らせいたします。
※ 心築(しんちく)について
心築とは、いちごの不動産技術とノウハウを活用し、物件取得後、一つ一つの不動産に心を込めた丁寧な価値向上を図り、現存不動産に新しい不動産価値を創造することをいいます。
1. 背景と事業コンセプト
横須賀市は、神奈川県の三浦半島に位置し、都心に近接していながら、三方を海に面し、緑豊かな自然と東京湾・相模湾それぞれの海洋の特性、景観を持っています。また自然が生み出すおいしい野菜や魚等食材の宝庫であり、日本の開国や、近代化の先駆けとなった歴史遺産など、魅力的な観光資源を多数有しています。
よこすかポートマーケットは、1987年に竣工した冷蔵倉庫をリニューアルし2013年にオープンいたしました。その周辺環境は、横須賀港と北九州港を結ぶ新規フェリー航路が2021年春ごろに就航予定であることに加え、旧三笠公園駐車場用地への新規ホテルの建設、新たに第二海堡(海上要塞)のツーリズム化や猿島ビジターセンター(仮称)の整備など大きく変化しようとしています。これを背景に、一般財団法人シティサポートよこすか(横須賀市の100%出資団体)は、横須賀市の掲げる「観光立市よこすか」の実現に向け、よこすかポートマーケットの既存建物を活用し、公民が連携してサービスの提供を行うPPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ)として運営事業者選定に向けた公募を実施しました。
当社は後述の共同事業者とともに、当社の心築ノウハウを活用し、現存建物を有効活用するとともに、地域との連携により街のにぎわいを創出することをご提案いたしました。
横須賀に加え、三浦半島、湘南を地元と捉え、地産地消を徹底し、地元の方々の台所として自慢のポートマーケットとして愛されることを事業コンセプトといたします。ニューヨーク、ロンドン、バルセロナ、トロント等の世界各地で賑わいを見せる市場を参考とし、地元の食や音楽をはじめとした文化を発信するとともに、敷地内にコワーキングスペースを設け、地元の起業家の挑戦を応援してまいります。併せて、周辺観光施設との相互送客等を図り、横須賀・湘南を代表する観光資源として育ててまいります。
2. 今後の展開
一般財団法人シティサポートよこすかの公募により、当社を代表者とする共同事業者が本日付で選定され、よこすかポートマーケットの運営における優先交渉権を獲得いたしました。今後は、基本協定書の締結、必要な手続を経て、よこすかポートマーケットは、2021年春にリニューアルオープンを予定しております。
本件は、いちごが 2019年4月17日付で発表した長期 VISION「いちご2030」に定める取組みの一つであります。いちごは、地域に密着し、「サステナブルインフラ企業」として、本マーケットの運営を通じて、地域の活性化、雇用の創出、および持続的な発展に全力を尽くしてまいります。
3. 事業実施体制
(1)代表者
心築プロジェクトマネージャーいちご株式会社
(2)参加者
クリエイティブプロデューサー流石創造集団株式会社
メンテナンスマネージャー 株式会社ゲンバカンリシステムズ
(3)協力者
売上・契約管理 株式会社宮交シティ
施設運営・販促・テナント誘致メディアサーフコミュニケーションズ株式会社
音楽イベント運営 エイベックス・エンタテインメント株式会社
4. 今後の見通し2020年2月期の当社連結に与える影響はございません。本マーケットの運営事業は、資本生産性の高いノンアセット事業として、当社の発展と収益基盤の拡大に寄与するものと考えております。
■ よこすかポートマーケット 外観イメージ
■ 海外マーケット(よこすかポートマーケットのリニューアルにおける参考事例)
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