~団地再生、コミュニティ再生の新しいカタチ~
“1階づくりはまちづくり”をモットーに、さまざまな建物の1階や道路・歩道、公園、公共空間などのディレクション・コンサルタントを行う株式会社グランドレベル(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:田中元子、以下「グランドレベル」)は、2019年10月31日(木)に、地元コミュニティ型喫茶店「喫茶ランドリーホシノタニ団地」を小田急電鉄小田原線座間駅前のホシノタニ団地1階にグランドオープンしました。喫茶ランドリーとしては3つ目、グランドレベル自社運営の喫茶ランドリーとしては2つ目のお店となります。
グランドレベルは、小田急電鉄小田原線座間駅前のリノベーション賃貸住宅「ホシノタニ団地」の1階に、2019年10月31日(金)、「喫茶ランドリーホシノタニ団地」をオープンしました。(写真1、2枚目:提供グランドレベル、写真3~8枚目:ぐらり小倉里奈)
【1】喫茶ランドリーって何?
「喫茶ランドリー」の本店は、2018年1月に東京都墨田区の住宅街にオープンしたお店で、「どんなひとにも、自由なくつろぎ」をコンセプトに、洗濯機や乾燥機、ミシンやアイロンを備えた「まちの家事室」を持つ喫茶店とて、地域に開かれた場となっています。通常の喫茶利用に加えて、オープンから半年で地域の方々の200以上の活動ごとに活用され、ハード・ソフト・コミュニケーションのデザインによる新しい地域の開き方が評価され、2018年に「グッドデザイン賞 グッドフォーカス賞[地域社会デザイン]」を受賞しました。また、年間に千人以上のさまざまな分野の方々が国内外から視察に訪れています。
「ホシノタニ団地」は、小田急電鉄株式会社(本社:東京都新宿区 社長:星野晃司)が、座間駅前に所在する昭和40年代築の社宅(全4棟)を、一般賃貸住宅と市営住宅、公益に資する複合施設として2015年に再生したもので、開業から4年が経過し、居住者の方々や地域コミュニティのさらる活性化を目指して、新たに「喫茶ランドリー」が入ることになりました。店内は、本店と同様に喫茶スペースの奥に、洗濯機や乾燥機、ミシンやアイロンを備えた家事スペースがあり、喫茶スペースと合わせて、ものづくりやワークショップ等のイベント開催など、さまざまなシーンでの活用が可能です。
【2】みんなでシェアできる有人のコインランドリー
家事スペースには、エレクトロラックス社製の最新式セミプロ仕様ドラム式洗濯機・乾燥機「mypro」が、3台ずつ設置され、おしゃれ着洗いや80度のお湯洗いも可能です。洗剤や柔軟剤は常時、複数の種類が用意され、そのセレクトも楽しむことができます。また、ミシンやアイロンもレンタルすることが可能です。日本の住宅内の家事空間が快適ではない状況の中で、喫茶ランドリーは、家事そのものをひとりで渋々とこなすものから、友人知人と快適な空間で楽しみながらするものになるよう、多角的に応援していきます。
【3】居場所を見つける楽しさ、スペースのレンタルで、さまざまな活動を促進
店内外には、大きく4つの特色を持つスペースが設けられています。
さまざまな人数にも対応可能な喫茶スペース
PC作業や打合せ、ワークショップにピッタリの大テーブル席
コーヒーを持ち込んで楽しめる家事スペース
貸し農園の眺めも心地良いテラススペース
各スペースの部分的なレンタルや店舗全体のレンタルにも対応し、日常的に、まちのさまざまな活動やイベントを受け入れていきます。喫茶ランドリーは、喫茶、洗濯、仕事、休息などさまざまな目的を持つひとが、自由に使うことができる“私設の公共空間”として、地域に暮らす人々とともに育んでいきます。
【4】地元スタッフが、地域の皆さまの“小さなやりたい”を応援していきます
「喫茶ランドリー」では、最初の数ヶ月間、無料で珈琲を振る舞い、まちの方々とコミュニケーションを取りながら、その場を好きになってくれる地元の方々をスカウトする形で、スタッフを採用していきます。今回も約1カ月間まちの皆さんと交流を図り、グランドオープン時には6名の現地の女性スタッフのチームをつくることができました。彼女たちがこの場のファシリテーターとなり、日々の喫茶に合わせて、地域の皆さまの“小さなやりたい”を実現できるよう応援していきます。
現在、喫茶のメニューは、一杯一杯エアロプレスで淹れるコーヒー(400円)や、香りが良く味が優しい最高ランク茶葉のダージリン紅茶(400円)、オープントーストを中心とした軽食を中心に展開しています。今後は、働く皆さんの能動性を大切にしながら、さまざまなメニュー展開を進めていく予定です。
【5】「喫茶ランドリー」の遺伝子をあらる1階づくりに
グランドレベルは、「喫茶ランドリー」を日本のまちにあるべき1階のプロトタイプとしてつくり、その後、下記のようなプロジェクトをオープンさせてきました。
2019年5月「喫茶ランドリー宮崎台」(神奈川県川崎市/クライアント:株式会社ティップネス):フィットネスジム宮崎台店の1階にオープンしたフランチャイズ1号店。会員しか入ることができないジムの1階をまちにひらき、日常的な市民と会員の交流を実現した。
2019年8月「とかちのやりたい実現カフェLAND」(北海道帯広市/クライアント:公益財団法人とかち財団):起業家支援カフェをつくるという依頼をシフトチェンジし、日常的に市民の誰もが利用できるカフェをベースとしながら、さまざまな活動ごとに利用可能な空間を実現した。
さらに今現在、集合住宅の1階や広場、市役所などの公共施設、サービス付き高齢者住宅の共用棟、薬局やスーパーマーケット、公園や道路、その他個人邸など、さまざまな1階を「喫茶ランドリー」のような、0歳から100歳まで、あまねく人々が気軽に立ち寄れる場所につくり上げるプロジェクトを進めています。どのプロジェクトにおいても、ハード・ソフト・コミュニケーションを一体でデザインする「1階づくり」を軸に、それぞれの建築・まちをアクティブにしていきます。
■店舗概要
店名 :喫茶ランドリーホシノタニ団地
グランドオープン日:2018年10月31日
場所 :神奈川県座間市入谷東3-59-3 ホシノタニ団地3号棟1階
客席数 :22
営業時間 :10時~17時(※今後変更する予定有り)
定休日 :不定期(※ホームページ要確認)
URL :
http://kissalaundry.com/hoshinotani/■株式会社グランドレベル会社概要
株式会社グランドレベルは「1階づくりはまちづくり」という考えのもと、「まち」や「社会」、「組織」や「個人」の課題に一緒に取り組む、1階づくり専門コンサルタント。あらゆる施設や建物の1階から公園や広場、軒先から都市計画まで、“人が居る日常”を実現することで、持続可能で価値ある建築・まちを目指す。現在、ベンチの設置でまちを再生していくプロジェクト「JAPAN BENCH PROJECT/TOKYO BENCH PROJECT」も展開中。また代表田中元子が、2017年12月4日に上梓した書籍「マイパブリックとグランドレベル – 今日からはじめるまちづくり-」(晶文社)は、5刷に重版し発売中。
会社名 :株式会社グランドレベル
所在地 :東京都墨田区千歳2-6-9 イマケンビル1階
代表者 :田中元子(代表取締役社長)
設立 :2016年9月
事業内容:軒先、歩道、道路、公園からあらゆる建物の1階まで、あらゆるグランドレベルの企画・運営・コンサルティング
URL :
http://glevel.jp/Facebook:
https://www.facebook.com/groundlevelinc/企業プレスリリース詳細へPR TIMESトップへ