不動産売却した200人に聞いたから分かった!不動産売却において不動産会社・担当者は超重要

合同会社ラビッツ

2019年11月8日 15時25分

不動産売却の実態調査

合同会社ラビッツ(本社:愛知県名古屋市、代表社員:石川 貴裕)は、全国200名に「家やマンション・土地などの不動産売却に関するアンケート」を実施しました。
※詳しくはコチラ:https://realestate-sale.link/questionnaire02/
合同会社ラビッツ(http://rabbits-llc.co.jp/)が運営する不動産売買の情報メディア「不動産売却の教科書(https://realestate-sale.link/)」は、全国200名に対してアンケート調査を実施。不動産売却時の実態を調査。
不動産を売る機会は、一生の間にそう何回も訪れないもの。気になるのが周りの不動産売却事情です。





アンケート調査の概要


・調査対象:全国の家やマンション・土地などの不動産売却した人
・調査方法:WEBアンケート
・質問数:全13問
・調査期間:2019年10月14日~2019年10月27日実施
・回答人数:200名


調査結果のサマリー

・売却した不動産の種類は「一戸建て」「マンション」の比率半々
・売却意志が強くなるのは、消費税増税前
・不動産売却の動機は「住み替え」が約45%。土地、一戸建ては「不要物件の処分」「物件を相続したため」が大きく割合を占める
・売却方法にインターネット利用も浸透している
・複数査定での差額は50万円~1,000万円以上と幅が広い
・査定額と売却額の差額は「選ぶ不動産会社」もしくは「担当者」で決まる
・売却完了までの期間は半年以内が78%

Q1-2.アンケート回答者の属性

今回、アンケートに回答してくれた200人を「性別」「年代別」にまとめてみると下記のとおり。

30代、40代が多く各世代の方が答えてくれています。全年代、女性より男性が多いです。






10代・20代の若年層による不動産売却者が全体の18%もいることに、少し驚きました。

Q3.売却が増える時期は「消費税増税」が関わっている




「直近で不動産を売ったのはいつですか?」という質問に対し

・「2013年より前」 53人
・「2018年」 44人
・「2019年」 28人

という結果になりました。

2013年より前と2018年が増加したのは、どちらも消費税増税が関係しているのでしょう。

2014年に消費税が5%から8%、2019年10月で8%から10%に消費税が上がりました。

不動産価格の2%~3%は、とても大きな負担になります。

不動産売却の理由に住み替えの人も多く、消費税増税前の駆け込みにより増えたのが想定されます。

東京カンテイの「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平方メートル 価格月別推移」(https://www.kantei.ne.jp/report/c201902.pdf)によると、中古マンション価格はアベノミクスが始まった2013年から上昇を続けています。

今は東京オリンピック効果も拍車をかけ、価格は上昇を続け、軽い間は売却が増え続けていくでしょう。

ただ2020年4月に不動産売買に影響する民法の大改正があり、売主の負担が増えます。

詳細は割愛しますが、今まで「瑕疵担保責任」だったものが「契約不適合責任」となり、買主がより守られるようになります。

これにより、不動産を売る意欲を少し弱めてしまう可能性があります。

▽瑕疵担保責任ついては下記記事を参照
https://realestate-sale.link/warranty-against-defects/

Q4.売却する不動産は「一戸建て」「マンション」




次に「売却した不動産の種類は?」と質問してみました。

・「マンション一室」 76人
・「一戸建て」 75人
・「土地」 36人

前回行った「家購入に関するアンケート」(https://realestate-sale.link/questionnaire01/)での不動産購入は「一戸建て」が約8割。

不動産売却では「一戸建て」も「マンション」もほぼ同じ比率になりました。

Q5.10年以上保有していた不動産の売却が50%




「売却した不動産は何年使っていましたか?」と質問に

・「10年以上」 100人
・「3~5年未満」 33人
・「2~3年未満」 20人

半数が「10年以上」使っていた不動産の売却です。

不動産は高額な買い物なので、やはり短期間ペースでの売買はほとんどしません。

短期間での売却は、転勤になったり、離婚などのやむを得ない事情による場合が考えられます。

Q6.不動産売却の動機は「住み替え」が約45%




「不動産を売った動機は?」と質問すると

・「住み替え」 89人
・「不要物件の処分」 32人
・「物件を相続したため」 25人
・「転勤」 18人

動機の1番は「住み替え」で約45%を占めました。

今回の回答者の1/4が50代以上。

子供が独立し夫婦のみの家族構成になり、一戸建ては不要になり2人暮らし用のマンションに住み替える人も多いのでしょう。

Q4の売却不動産「土地」「一戸建て」で全体の56%を占めています。
今回の動機の結果2、3位に上がっている「不要物件の処分」「物件を相続したため」が関連していると思われるのでグラフにまとめてみました。


「不要物件の処分」「物件を相続したため」が動機での売却は

・「一戸建て」 25%
・「土地」 64%

やはり土地は持っていても使い道がなく、売却を検討する方が多いようです。

Q7.売却方法は幅広くネット利用も増えている




「不動産はどこで売りましたか?」の質問では

・「購入したところのハウスメーカー」 42人
・「インターネットで探した不動産会社」 40人
・「チラシで見た不動産会社」 35人
・「親・親戚・友人・知人など」 32人

今回の結果はそこまで大きな偏りがありませんでした。

今までは「購入したところのハウスメーカー」「チラシで見た不動産会社」もしくは「親・親戚・友人・知人など」などが主流でした。

今はインターネットが身近な時代。

「インターネットで探した不動産会社」「不動産一括査定」が全体の1/4を占め不動産売却でもインターネットが浸透しているようです。

どこに頼んでいいか分からない人も多く、やはり手軽に調べられて比較できるインターネットが活用されるのでしょう。

▽不動産一括査定は下記記事を参照
https://realestate-sale.link/collective-assessment/

Q8.売却時、不動産会社を比較しない人が半数以上




「不動産を売るときに何社の査定額を比較しましたか?」の質問に

・「1社(比較していない)」 118人

比較しないで1社だけで決め売却している人が多数。

筆者は何でも比較するタイプなので、この結果に驚きました。

比較することは手間と時間はかかりますが、金額の振り幅が大きいことを知っているから必ず比較します。

不動産はとても大きな代物。金額の幅は、さらに大きくなることが想像つきます。

そこで、次に差額について質問してみました。

Q9.複数査定での差額は50万円~1000万円以上と幅が広い!




「複数の会社に査定した人は、査定額にいくらの差がありましたか?」と聞いてみると

・「50~100万円以内」 24人
・「100~300万円以内」 23人
・「50万円以内」 18人
・「300~500万円以内」 16人
・「1000万円~」 1人

複数査定された82人の方の、金額幅の広さがかなり大きいことが分かります。

差額が1,000万円以上の方もいて、これはかなり大きいです。

この時点での金額は実際に売却した金額ではなく、査定額というのが注意点です。

ただ、複数査定することにより売却金額の相場を知ることができます。

比較せず1社だけでは、その金額が妥当であるのかどうかも分かりません。

それはとても損をすることにもなります。比較検討は手間でも大切だと思います。


Q10.査定額と実際の売却額との差が「100万円以内」60%!中には1,000万円以上の差額もあり




「査定額と実際の売却額の差を教えてください」と質問してみたところ

・「100万円以内」 120人
・「100~200万円以内」 43人

査定額と実際の売却額との差が「100万円以内」が60%でした。1,000万円以上差額が出た方も数人いました。

査定額と売却額の差が生まれるのは、選んだ不動産会社、強いてはその不動産会社の担当者によって異なってきます。

例えどれだけ良い条件の物件だったとしても、不動産会社をきちんと選ばないと、査定額より下がってしまうということにもなりかねません。

▽不動産売却の良い業者・悪い業者の見極めについては下記記事を参照
https://realestate-sale.link/trader-choice/

Q11.使用年数10年以上が多く売却額「500万円以内」が多い




「実際の売却額はいくらですか?」と聞いてみました。

・「500万円以内」 42人
・「500~1,000万円以内」「1,000~1,500万円以内」 34人
・「2,000~3,000万円以内」 33人

3,000万円以内までに売却された方が多いことが分かります。

今回の結果で500万円以内で売却した方が21%と1番多い結果となりました。

売却した不動産の種類と売却額の関係を表にしました。


「マンション一棟」以外の不動産は、500万円以内で売却されたものがあります。

土地に関しては条件の悪い狭小地、変形地、市街化調整区域内の可能性があります。

一戸建てやマンションのような建物は、築年数が古いなど、Q5の質問結果でも10年以上使用が多かったので建物の評価が低く500万以内が多い結果になったのでしょう。


Q12.売却を決めてから半年以内での売却完了が78%!2年以上かかる場合もあり




「不動産を売却を決めて不動産会社に相談してから売れるまでの期間を教えてください。」と質問すると

・「1~3ヶ月以内」 70人
・「3~6ヶ月以内」 54人
・「1ヶ月以内」 31人

不動産売却を決めて不動産会社に相談してから売れるまでの期間が半年以内の方が78%。

不動産によって期間は大きく変わるのか気になったのでまとめてみました。


「土地」「一戸建て」は、1ヶ月以内~2年以上と幅広く分散された結果となりました。

不動産の売却期間が早くなるかは、土地や建物の条件はもちろんですが、売却する時期にも関わります。

そして査定額の差額のとき同様、不動産会社や担当者も大きく関係します。

能力も関わりますが、売却額の価格が相場よりも高すぎると売れにくくなります。適正価格が大事になってくるのです。

▽不動産の売却時期やタイミングについては下記記事を参照
https://realestate-sale.link/period/
https://realestate-sale.link/timing/

Q13.その他参考になった回答を紹介します。

・営業マンによって差があり会社名だけではわからないことが多い。
・売却の際に色々な書類や手続きなどに時間がかかり本当に大変だったので心身ともに疲れてしまいました。
・不動産会社への手数料が思っていたよりも高かったことと知り合いの不動産会社だけで決めずにいろいろと見積もりを取って比較すれば良かった。
・税金などが思ったより多くの費用が掛かった。
・他社と比較していないので、もう少し高く売れたのかどうか、あとから気になって調べた。
・不動産投資の情報やセミナーは比較的情報を入手しやすいが、売却は購入と比べて情報が少ないので実際に売却して経験値を増やしておくべきだった。

調査結果まとめ

実際に売却した方達の声に「必要書類が多くて大変」「税金について」「売却についての知識がない」とありました。

不動産売却は何度も経験することではないので、知識がなくて当たり前です。

なので、不動産会社選びは重要なのです。

スムーズに取引が進み、査定額と実際の売却額との差額を抑えたり、希望価格で売れるかなどは不動産会社や担当者で大きく変わります。

不動産会社1社ではそれを判断することもできません。ましてや売却価格の相場も分からないまま、不動産会社に言われるがままでの売却は大損しかねません。

売却後に後悔している方達もいるように、不動産会社を何社か比較することは不動産売却において重要だと筆者は考えています。


合同会社ラビッツの会社概要

社名:合同会社ラビッツ
活動拠点:〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦3-11-25 アーク栄錦ニュービジネスビル
代表者:代表社員 石川 貴裕
設立:2017年2月14日
資本金:100万円
事業内容:WEBメディアの運営・企画、コンサルティング
URL:https://rabbits-llc.co.jp/

<不動産メディア一覧>
不動産売却の教科書:https://realestate-sale.link/
不動産一括査定のオススメ:https://fudo-satei.com/
家売るキング:https://homesell-king.com/

<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>
合同会社ラビッツ 広報担当:石川
TEL:050-5875-9337
お問い合せフォーム:https://rabbits-llc.co.jp/contact

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