株式会社集英社(本社:東京都千代田区)より好評発売中(12月5日発売)の文芸単行本・新庄耕『地面師たち』が、発売2日で重版決定の快挙を達成。発売と同時にAmazon ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本) ランキングで1位を獲得するなど、大きな話題となっています。
不動産売買を餌に、莫大な金を騙し取る詐欺師「地面師」。その組織的犯罪を圧倒的なリアリティーで描いた新時代のクライムノベルである本作。多くの書店員から絶賛の声をいただき、発売日には日経新聞に大きな広告を掲載しました。
◆日経新聞広告(12/5掲載)
noteでは、冒頭1万6000字を無料公開中です。
https://note.mu/shueisha_bungei/n/n73b2aa079bf3新庄さんは、12月11日(水)に開催される「クソ物件オブザイヤー2019」授賞式にゲストとして参加予定です。一年を振り返り、象徴的だった不動産に関わる案件を一般投票で決定する「クソ物件オブザイヤー」は、『地面師たち』とあわせて、年末にかけて大きく話題になること間違いなし。
「クソ物件オブザイヤー」を運営する「全宅ツイ」のメンバーであり、『地面師たち』の取材に協力いただいた不動産ブローカー・あくのふどうさん氏からは「全宅ツイブローカー部が自らの体験談を踏まえ全面的に技術協力したリアル小説。我々が普段どんなプレッシャーの下で取引しているか追体験してください。」との推薦コメントが寄せられています。
年末年始、一気読み保証の小説・新庄耕『地面師たち』。ぜひご注目ください!
【内容紹介】
ある事件で母と妻子を亡くした辻本拓海は、大物地面師・ハリソン山中と出会い、彼のもとで不動産詐欺を行っていた。ハリソン一味のメンバーは、元司法書士の後藤、土地の情報を集める図面師の竹下、土地所有者の「なりすまし役」を手配する麗子の五人。彼らはひと仕事を終え再集結し、ハリソンの提案で次に狙いをつけたのが泉岳寺駅至近にある広大な土地。市場価格100億円という前代未聞の案件だった。一方、定年を間近に控えた刑事の辰は、かつて逮捕したが不起訴に終わったハリソン山中を独自に追っていた。
次々と明らかになる地面師たちの素顔、今だかつてない綱渡りの詐欺取引、難航する辰の捜査。そして、地面師の世界に足を踏み入れた拓海が知った衝撃の事実……。それぞれの思惑が交錯した時、待ちうけていた結末とは――。
【主要登場人物】
辻本拓海:地面師。ある事件で妻子を失い、若くして白髪。デリヘルドライバー時代にハリソン山中と出会い、地面師の仕事を始める。
ハリソン山中:大物地面師にして、詐欺グループの首謀者。かつてはヤクザだった。高い知能と不動産取引や法律の豊富な知識を持つ。
後藤:地面師グループの一人。以前はまっとうな司法書士だった。関西出身。
竹下:図面師として土地の情報を集める。詐欺の稼業の他に、宗教法人を経営。ヤク中。
麗子:手配師として「なりすまし役」を用意する。元デートクラブマネージャー。
辰:定年間近の刑事。長年、ハリソン山中逮捕への執念を燃やしている。
青柳:大手ハウスメーカー役員。社長になるという野望を持ち、早急に開発用地が必要となる。
川井菜摘:尼僧。泉岳寺に市場評価額100億円の広大な土地を所有する。
【書誌情報】
発売日:2019年12月5日(木)※電子書籍版も同日配信
定価:本体1,600円+税
頁数:288頁
ISBN:978-4-08-771684-9
発行:株式会社集英社
詳細ページ:
https://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?isbn=978-4-08-771684-9【著者略歴】
新庄耕(しんじょう・こう)
1983年、京都府生まれ。神奈川県在住。慶應義塾大学環境情報学部卒業。2012年、「狭小邸宅」で第36回すばる文学賞受賞。著書に『狭小邸宅』『ニューカルマ』『カトク 過重労働撲滅特別対策班』『サーラレーオ』がある。
[動画:
https://www.youtube.com/watch?v=uQCb2x6pLQA&feature=youtu.be ]
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