GAテクノロジーズ、「株式会社RENOSY X(リノシー クロス)」を設立

株式会社GA technologies

2019年12月12日 15時25分

不動産関連業界に向けSaaSサービスの提供で、不動産取引のテクノロジー化を加速

不動産テック総合ブランド「RENOSY(リノシー)」を運営する株式会社GA technologies[GAテクノロジーズ](本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO:樋口 龍、証券コード:3491、以下「GAテクノロジーズ」)は、「不動産取引の新しい常識をつくる。」をミッションに、不動産取引に関わる様々な企業へテクノロジーを活用した業務効率化サービスを提供する「株式会社RENOSY X」(リノシー クロス、以下「RENOSY X」)を新たに設立し、2019年12月12日より本格始動いたしました。

【本件のポイント】

不動産取引に関わる業務の効率化、透明化を推進するGAテクノロジーズが100%子会社を設立
不動産業界および金融機関や士業の方々などの近接領域職種に対し、BtoB向けSaaSを提供
不動産取引に関わる全ての人をシームレスに繋ぎ、よりなめらかな不動産取引の実現に貢献していく





コーポレートサイト: https://renosy-x.co.jp

◆ 設立の背景
近年、住宅ストックは世帯数を上回り、空き家の数も一貫して増加が続くなど、住生活を取り巻く環境が大きく変化しております(※1)。そのような中で、わが国の中古住宅の流通活性化は国としての課題となっています(※2)。政府は、新築偏重の住宅政策を見直し、既存住宅の流通・リフォーム市場規模を約10年で2倍の20兆円へ拡大するなど(※3)、「いいものを作って、きちんと手入れして、長く使う」社会への移行を目標とし、中古住宅の流通促進に取り組んでいます。そのような中、従来のアナログな不動産取引には、大きく2つの課題があります。一つは、顧客とサービス提供者に情報の非対称性があり、透明性の高い取引が行われていないことです。もう一つは、企業を跨いだ多数の関係者が情報共有をしながら取引を進めるため、コミュニケーションにおけるテクノロジー活用が遅れていることです。こうした課題に対して、RENOSY Xは、不動産取引に関わる関係者を繋ぐ各種プラットフォームサービスを提供することで、不動産市場の信頼性・透明性を高め、不動産取引の円滑化、活性化に貢献することを目的として設立されました。




◆ RENOSY X 事業概要
RENOSY Xは、不動産の登記(※4)や重要事項説明を含む売買契約などの不動産取引に関わる業務の効率化、透明化を推進することを目的に設立したGAテクノロジーズの100%子会社です。不動産会社および金融機関、士業の方々に対し、同社が運営してきた住宅ローン申し込みプラットフォームサービス「MORTGAGE GATEWAY by RENOSY(モーゲージ ゲートウェイ バイ リノシー)」(※5)や、2020年夏頃の提供開始を予定している不動産取引における登記手続きプラットフォームサービス「REGISTRY GATEWAY by RENOSY(レジストリー ゲートウェイ バイ リノシー)」(※6)を提供し、不動産取引に関わる全ての人をシームレスに繋ぐことで、よりなめらかな不動産取引の実現に貢献していきます。また、各種業務のシステム化により、ルーチンワークを自動化し、企業の生産性向上に貢献します。

◆ 提供サービス
まずは、以下のサービスを提供いたします。


住宅ローン申し込みプラットフォームサービス「MORTGAGE GATEWAY by RENOSY」
金融機関を中心に、物件の買主、不動産会社、司法書士を繋ぐシステムで、以下の機能があります。



・借入申込のWEB化
・金銭消費貸借契約のWEB化(今後対応予定)
・各種書類の共有
・買主と金融機関とのコミュニーケーション
・不動産会社と金融機関とのコミュニケーション
・資産シミュレーション(今後対応予定)
・各種基幹システムとのAPI連携


不動産取引における登記手続きプラットフォームサービス「REGISTRY GATEWAY by RENOSY」
司法書士を中心に買主、売主、金融機関を繋ぎ、司法書士の登記業務を大幅に削減するシステムで、以下の機能があります。




・不動産会社、買主からの登記の依頼とやりとり
・売主、売り仲介と司法書士のやりとり
・金融機関からの抵当権設定、抵当権抹消依頼、本人確認依頼に関するやりとり
・必要書類の管理と登記書類の自動作成
・登記オンラインシステムとの連携(※7)


◆ 導入事例
SBJ銀行にて「MORTGAGE GATEWAY by RENOSY」を導入した結果、住宅購入における融資の申し込み受付からローン審査、融資実行までに要する業務時間の削減に寄与しました。また、審査プロセスのログ記録を残せるため、不正の防止や住宅ローン業務にかかるコストの削減に繋がり、将来的には住宅購入者に対してより良い条件でローンを提供していくことも可能になります。住宅購入者においては、申し込みから住宅ローン審査までに必要な平均20枚の書類の提出、金融機関による審査までをオンライン上で可能にするため、申し込みから審査までを迅速に完結することが可能です。

◆ RENOSY Xのミッションステートメント
不動産取引におけるアナログゆえの不便さや業務の煩雑さは、お客様だけでなく、その取引に関わる金融機関や士業の方などの様々な関係者にとっても業務上の大きな負担になっています。

私たちは、テクノロジーの活用により不動産取引に関わる様々な業務の効率化を推進するBtoBサービスを提供し、全ての人をシームレスに繋いでいきます。

皆さまの業務を効率化、透明化し、よりなめらかな不動産取引の実現に貢献いたします。

不動産取引の新しい常識をつくる。

私たちはRENOSY X(リノシークロス)です。

◆ RENOSY X 会社概要
社名:株式会社RENOSY X
代表者:代表取締役 橋本 健郎(株式会社GA technologies 執行役員 CAO)
URL: https://renosy-x.co.jp
本社:東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー40F
設立:2019年11月18日
資本金:5,000万円(2019年11月末日時点)
事業内容:
・住宅ローン申し込みプラットフォームサービス「MORTGAGE GATEWAY by RENOSY(モーゲージ ゲートウェイ バイ リノシー)」の運営
・不動産取引における登記手続きプラットフォームサービス「REGISTRY GATEWAY by RENOSY(レジストリー ゲートウェイ バイ リノシー)」の運営
・不動産取引業におけるIT活用コンサルティング


(※1)総務省「平成 30 年住宅・土地統計調査:https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2018/pdf/kihon_gaiyou.pdf」より、空き家数は一貫して増加が続いており、空き家率は平成30年には過去最高の13.6%を記録しました。
(※2)国土交通省「既存住宅流通を取り巻く状況と活性化に向けた取り組み:https://www.mlit.go.jp/common/001156033.pdf」より、全住宅流通量に占める既存住宅の流通シェアは約14.7%(平成25年)であり、近年ではシェアは大きくなりつつあるものの、欧米諸国と比べると1/6程度であり、依然として低い水準にあります。
(※3)国土交通省「住生活基本計画(全国計画)(平成28年3月18日閣議決定):https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk2_000032.html」より、空き家の増加を受けた中古住宅流通の活性化が国の制作も含め促進されており、中古住宅の流通およびリフォームの市場規模は現在の2倍の20兆円を目指した取り組みが進められております。
(※4)所有権移転登記
(※5)関連プレスリリース:https://resources.ga-tech.co.jp/Release/190405_Release_MortgageGateway_Final.pdf
(※6)関連プレスリリース:https://www.ga-tech.co.jp/news/3865/
(※7)登記・供託オンライン申請システム :https://www.touki-kyoutaku-online.moj.go.jp/whats/what_top.html

◆ GAテクノロジーズ 会社概要
社名:株式会社GA technologies
代表者:代表取締役社長 CEO 樋口 龍
URL: https://www.ga-tech.co.jp/
本社:東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー40F
設立:2013年3月
資本金:11億5680万9470円(2019年10月末日時点)
事業内容:
・不動産テック総合ブランド「RENOSY」の運営
・「BEST BASHO(ベスト場所)」や「BLUEPRINT by RENOSY」などのAIやRPAを活用した研究開発
・中古マンションのリノベーション設計施工

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2019年12月12日 15時25分

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