“買って住みたい街” 断トツ1位の「西鉄平尾」は “借りて住みたい街” でも3位!賃貸ニーズは二大人気エリアの高まりが明らかに
不動産情報サイト「LIFULL HOME'S」等の住生活情報サービスを提供する株式会社LIFULL(ライフル)(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井上高志、東証第一部:2120)は、『LIFULL HOME'S』で住まいを探すユーザーの検索・問合せ数をベースに「2020年 九州圏版LIFULL HOME'S住みたい街ランキング」を発表しました。
▼2020年 LIFULL HOME'S住みたい街(駅)ランキング
https://www.homes.co.jp/cont/s_ranking/▼〈九州圏版〉ランキング
https://www.homes.co.jp/cont/s_ranking/kyushu/九州圏(福岡県)「買って住みたい街」ランキングは、前回5位からランクアップした「西鉄平尾」が1位となり、初の栄冠に輝きました。2位「大濠公園」とは大差での1位獲得で、圧倒的支持を集めています。「西鉄平尾」は福岡市中心部の「西鉄福岡」(今回30位)まで2駅と交通利便性が極めて高く、以前から人気の高いエリアでしたが、2019年に駅周辺でマンション開発が相次いだことが今回の1位獲得の原動力となったようです。
福岡県では福岡市の中心部に位置するエリアが毎回上位をほぼ独占しており、比較的コンパクトにまとまっている福岡市内でも、とりわけ交通利便性と生活利便性が共に高いところに人気が集中する傾向があります。なかでも博多駅周辺と天神エリア、福岡空港を結ぶ福岡市営地下鉄空港線の駅は人気が高く、2位「大濠公園」と3位「唐人町」を含めて6駅がベスト10入り、全13駅のうち実に9駅が上位30位以内にランクインしています。
利便性だけでなく将来の資産性も含めて検討するなら、福岡市営地下鉄空港線の駅を最寄りとするエリアに住みたいというニーズが顕在化しているようです。
※添付リリースにて九州圏「買って住みたい街」TOP100を発表しています。
九州圏(福岡県)「借りて住みたい街」ランキングは、2位の「高宮」(前回4位)に大差をつけて「博多」が3年連続して1位に輝きました。3位は「買って住みたい街」ランキングで1位になった「西鉄平尾」(前回も3位)でした。福岡市中心部での賃貸ニーズは、博多駅周辺と天神エリア周辺が二大人気エリアとなっていることが明らかです。
「博多」は鹿児島本線などのJR線各線、福岡市営地下鉄空港線のほか、山陽新幹線や九州新幹線の起点・終点となっており、バスも遠距離・近距離を問わず100路線以上(博多バスターミナル発着含む)が乗り入れているため、福岡市内および近郊エリアだけでなく九州全域、西日本全域の玄関口として出張や旅行などにも便利で、その交通利便性は群を抜いています。
これほどのビッグターミナルにも関わらず、駅の周辺徒歩圏には賃貸物件が多数あることも魅力で、福岡県内で「借りて住みたい街」における「博多」の優位性は突出しているため、この環境を考慮すれば、当面1位の座は揺るがない可能性があります。
また、「博多」以下、人気の福岡市営地下鉄空港線は、7位「姪浜」、8位「西新」、9位「東比恵」、10位「大濠公園」と5駅がトップ10入りしており、賃貸ニーズも極めて高いことが明らかです(全13駅のうち8駅がベスト30位内)。
※添付リリースにて九州圏「借りて住みたい街」TOP100を発表しています。
九州圏「買って住みたい」「借りて住みたい」行政区別ランキング
「2020年 九州圏版LIFULL HOME'S住みたい街ランキング」では「買って住みたい・借りて住みたい行政区」の結果も発表しています。
▼2020年 LIFULL HOME'S住みたい行政区ランキング
https://www.homes.co.jp/cont/s_ranking/2020_gyousei_kyushu/2回目となる九州圏(福岡県)「買って住みたい行政区」ランキングは、2年連続で「福岡市中央区」が1位になりました。2位以下は「博多区」、「東区」、「南区」、「早良区」と5位までが福岡市内の行政区で、西区も7位とトップ10に6行政区が名を連ね、城南区も13位に入っています。
福岡市中央区は福岡市のみならず、広く九州圏・西日本有数の経済規模を誇る行財政の中心地なので、居住ニーズも極めて高く、また東京や大阪からのセカンドハウス需要も旺盛で、突出した人気を誇っています。
同様に「福岡市7区」は順当に上位に登場していますが、福岡市中央区に隣接する城南区が13位とやや低いのは、区域が中央区に次いで2番目に小さく、福岡市営地下鉄七隈線の「別府~梅林」間のわずか6駅しかないことが考えられます。また城南区は賃貸物件と一戸建て住宅が多く、福岡市中心部のようなマンション開発が進んでいないことも要因の一つです。
福岡市以外の行政区では、「久留米市」が6位、「北九州市小倉北区」が8位に登場しています。久留米市は福岡市のベッドタウンとして西鉄天神大牟田線で福岡市内にダイレクトアクセスが可能で、北九州市小倉北区は小倉駅を中心とした北九州市の中心エリアです。共に一定の事業集積性があり、生活利便性も確保されているため根強い支持があります。
北九州市は、8位「小倉北区」に続いて9位「八幡西区」、10位「小倉南区」がトップ10入りしており、市街地中心エリアである政令指定都市としての機能および利便性などが評価されているようです。
※添付リリースにて九州圏「買って住みたい行政区」TOP20を発表しています。
九州圏(福岡県)「借りて住みたい行政区」ランキングは、トップ10が順位も含めて前回と同じ結果になりました。1位「博多区」から、2位「中央区」、3位「東区」、4位「南区」までが福岡市内です。これらの行政区は地域が連続しており、福岡市の中心部から東側エリア一帯にかけて賃貸居住ニーズが集中しています。
1位「福岡市博多区」は博多駅、福岡空港、博多港など重要なインフラを備えているだけでなく、博多駅ビルのJR博多シティおよび専門店街のアミュプラザ博多、また中洲エリアに面したキャナルシティ博多などの多彩な商業施設・オフィスを擁しており、現在では福岡市中央区の天神エリアを凌ぐ経済的中心地となっています。これらの施設での就業者やエリア内のオフィスワーカーの職住近接を支えているのが、博多区での突出した賃貸需要です。
5位「久留米市」以下も、11位までは前回とまったく同じ顔ぶれと順位となっており、賃貸で居住したいエリアの意向が固定化しています。つまり交通利便性と生活利便性などの条件を考慮すると、福岡県内で賃貸ニーズが多くあるのはこれら上位の行政区にほぼ限られる、ということになります。特に上位3区にはJR線、地下鉄線、バスなど交通手段も多数用意されていることからニーズが集中しており、福岡市内の交通利便性と賃貸ニーズはほぼ比例していることが明らかです。
※添付リリースにて九州圏「借りて住みたい行政区」TOP20を発表しています。
■調査概要
対象期間: 2019年1月1日 ~ 2019年12月31日
対象者: LIFULL HOME'S ユーザー 九州圏は福岡県を対象とした
集計方法: LIFULL HOME'S に掲載された賃貸物件・購入物件のうち、問合せの多かった駅名をそれぞれ集計(行政区は駅が所在している行政区をそれぞれ集計)
分析: LIFULL HOME'S 総研
■LIFULL HOME'S総研について(URL:
https://www.homes.co.jp/souken/)
LIFULL HOME'S総研は、より豊かで真に自由な住生活の実現のため、住まいに関わる独自の調査研究を行うLIFULLのシンクタンクとして2013年7月に設立。日本の「住むこと」がより豊かでもっと自由なものになるよう、『本当に住んで幸せな街 全国「官能都市」ランキング』や、調査報告書『住宅幸福論 Episode1 住まいの幸福を疑え』、『住宅幸福論 Episode2 幸福の国の住まい方 -日本・デンマーク住生活比較調査-』を発表するなど住まいの提供に関わる産業に対して、中長期視点・生活者発想での情報発信をしていきます。
■株式会社LIFULLについて (東証第一部:2120、URL:LIFULL.com/)
所在地: 東京都千代田区麹町1-4-4
代表者: 代表取締役社長 井上 高志
事業内容: 不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S(ライフル ホームズ)」の運営等
設立年月: 1997年3月
ウェブサイト:
https://LIFULL.com/LIFULLは「あらゆるLIFEを、FULLに。」をコーポレートメッセージに掲げ、現在はグループとして世界63ヶ国でサービスを提供しています。
主要サービスである不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」をはじめ、空き家の再生を軸とした「LIFULL地方創生」、シニアの暮らしに寄り添う「LIFULL介護」、ママの子育てと仕事の両立を支援する「LIFULL FaM」など、 人生・暮らしを豊かにするさまざまな領域に事業拡大しています。
LIFULLグループは、より多くの人が心からの安心と喜びを得られる社会の実現のため「世界一のライフデータベース & ソリューション・カンパニー」 を目指します。
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