大都市圏で採用可能な、高い断熱性能とクリアなトリプルガラスの樹脂窓
YKK APは、法律で定められた20分間の遮炎性能を有する防火設備(EB)の国土交通大臣認定を取得した高性能トリプルガラス樹脂窓「APW 430 防火窓」を2020年4月20日から全国発売し、防火/準防火地域が多く分布する大都市での樹脂窓の高断熱化を本格化します。
YKK AP株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 秀充)は、法律で定められた20分間の遮炎性能を有する防火設備(EB)の国土交通大臣認定を取得した高性能トリプルガラス樹脂窓「APW 430 防火窓」を2020年4月20日から全国発売し、防火/準防火地域が多く分布する大都市での樹脂窓の高断熱化を本格化します。
視界を妨げるガラスの“網目” をなくした、業界初(※1)の「耐熱強化トリプルガラス」を採用した樹脂防火窓です。防火窓でありながら高い断熱性能と窓辺のクリアな眺望性を実現し、住宅の更なる高断熱化を推進します。
YKK APは、2014年に高性能トリプルガラスを採用した「APW 430」シリーズを発売し、主に北海道を中心とした寒冷地における住宅の高断熱化に対応し普及を進めてきました。2019年には、全国(本州以南)で特に採用比率の高い窓種である“引違い窓”を追加投入し、さらに2020年4月6日からは窓額縁納まりに最適な“アングル付枠”を枠バリエーションとして追加展開したことで、商品ラインアップの拡充を図ってきました。
ただ一方で、住宅防火設備(防火窓)が必要になる防火/準防火地域においてはご採用いただくことができませんでした。
防火窓は関東、関西、中部圏などの大都市圏で約2割程度の比率で必要とされています。
「APW 430 防火窓」はこうした地域での戸建て住宅に対応する国土交通大臣認定防火設備として発売します。これまで「防火性能が確保できない」ために住宅の開口部設計においてトリプルガラス樹脂窓の採用を諦めていた地域でもご採用が可能となります。
※1:YKK AP調べ。耐熱強化トリプルガラスを採用した樹脂窓として20分間の遮炎性能を有する防火設備(EB)の国土交通大臣認定を取得。国内窓・サッシメーカー比較(2020年4月現在)。防火地域・準防火地域の3階建に多く用いられる耐火建築物・準耐火建築物にも使用可能。
【商品特長】
■防火性能と高い断熱性能の両立を実現
高断熱樹脂フレームと、高性能な耐熱強化トリプルガラス(アルゴンガス入)を組合せることで、国内トップクラスの断熱性能(ニュートラル色、熱貫流率U値1.04W/平方メートル ・K)を実現しました。また、Low-E膜は3種類(3色)ラインアップし、日射遮蔽型での対応となります。
■耐熱強化透明ガラスでクリアな眺望性を実現。プライバシー確保も可能
“網目”のない耐熱強化トリプルガラスを採用しました。一般的な防火窓にて多く採用されている網入ガラスの“網目”の煩わしさを解消し、窓からの眺望をクリアに演出します。また、浴室など外部からの視線を遮りたい部位には、耐熱強化すりガラスをご採用いただくことで、網入り型ガラスに比べてシルエットが目立ちにくくなる為、プライバシー確保も可能です。
■防露性能に優れ、冬場の結露を抑制
マルチチャンバー構造(※2)の高断熱樹脂フレームは、冬場の結露抑制にも有効です。
室外温度0℃/室内温度20℃、湿度60%の環境下においてガラスにもフレームにも結露はみられません。
■住宅一棟に提案可能な窓種ラインアップ・カラーバリエーション
(注)シャッター付引違い窓はシャッター側で防火対応となりますので、耐熱強化トリプルガラスではなく、一般ガラスで構成されるトリプルガラスとなります。
【商品概要】
※2:フレームの中空層を増やすことで熱を伝えにくくし、断熱性能をさらに向上させる構造。
※3:ガラス込、消費税・現場搬入費・取付費は含まれません。
< お客様からのお問い合わせ先 >
YKK AP株式会社 お客様相談室
一般のお客様
TEL:0120-20-4134
建築・設計関係者様
TEL:0120-72-4134
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