森・海・ヨット・山・馬といった「旅」にまつわるモチーフを自身のテイストでちりばめた。
壁紙ブランド 「WhO(フー)」 (野原ホールディングス株式会社 本社:東京都新宿区 代表取締役社長:野原弘輔)は、2020年9月4日(金)より新柄の販売を開始。
佐々木愛がWhOのデザインを手掛けるのが2回目となる今回は、「旅」をテーマに森・海・ヨット・山・馬といったモチーフを自身のテイストでデザインにちりばめた。コロナ渦における在宅時間の長さから、自宅にいながら「旅」を感じてほしい、という想いも込められている。
CREATORS NEW LINEUP
TITLE Forest
NO. CRAS031
COLOR 1 COLOR
PRICE ¥4,500 / m
TITLE Mountain and horse
NO. CRAS032
COLOR 1 COLOR
PRICE ¥4,500 / m
TITLE Yacht
NO. CRAS033
COLOR 1 COLOR
PRICE ¥4,500 / m
「佐々木愛」について
美術作家。人の記憶と現実世界との間にある風景をテーマに作品を制作発表している。中でも旅先の風景を元にイメージした砂糖によるレリーフ作品は、インスタレーション作品として各地で発表している。青森、韓国、ニュージーランド等のアーティストインレジデンスに積極的に参加しているほか、2010年ポーラ美術振興財団在外研修生としてオーストラリアに滞在。2014年個展「Four Songs」ベルナール・ビュフェ美術館(静岡)など、展覧会多数。 www.sasakiai.com
制作背景 - 「 佐々木愛 × graf 服部滋樹 インタビュー 」より
graf 服部滋樹(以下、服部):今回、佐々木さんにはこれまで作ってもらっていたラインナップを参考に、制作してもらったけどどうでしたか?
佐々木愛(以下、佐々木):元々前に作った山をモチーフにした柄があって、その柄を空間に合わせて調整したいという依頼がWhOさんから来ました。その時はお任せしたんですが、もし次の機会があれば新しい図案を描きたいですって話していたんです。
それなら新しい柄作りましょうって言ってくれたのがちょうど自粛期間中でした。家にいる時間も長くて、そういうのをテーマで作れたらいいなというやりとりから今回の柄を考えました。
服部:それで山と海と森の柄に。
佐々木:最初は山を描こうと思っていたけど、好きなものを描いてくださいと言われたので、元々私が持っている「旅」をテーマにして、家にいても旅を感じることができたらいいなと思い、森、海・ヨット、山・馬を描きました。
服部:今回の森とかは子供部屋とかによく採用されるんじゃないかなと思っていて。
佐々木:去年ぐらいに幼稚園の壁画をやってほしいって依頼があったんです。でも制作期間が厳しかったので壁紙も作っていることを伝えたら、それが採用されました。壁紙の方がリーズナブルで施工期間も短くて、保育園も壁紙だと張り替えられるので、そっちの方がいいなと思って。そのことがきっかけで、これまで同系色が多かったんですけど、次作るならカラフルなものがあってもいいなと思って制作しました。〔中略〕
佐々木:やっぱり色で音を感じたり、音を聞いた時に風景が浮かんだりとか、絵を描いている時もそういうふうにありたいなと思っています。今までの柄はもう少しカチッとしたもの描いていたんです。でももっとラフスケッチのような状態で完成させたいなと思ったので、よく見てもらうとわかりますが、かなりゆるいタッチにしています。それぐらいの方が、見た人が入り
込める余地があると思っていて。
服部:限定しない書き方というか。余白を作っておくことで想像が広がっていくイメージですね。
佐々木:海の絵は岩に草が生えているんですけど、はっきりした形にはしていません。波とかもニョロニョロしたものがいっぱいあるな、というぐらいに描きました。小さい子が見ても、大人が見ても、リズムが気になるというかそういう風にしていきたいなと。
服部:これ描いた人の筆跡が分かるし、ストロークもこう描いているんだっていうのが分かるようなゆるい手書き感がいいですね。これはどんなところで使って欲しいというイメージはあったんですか?
佐々木:どんな空間になるか分からないけど、狭い空間にあっても圧迫しないものという事と、明るいものにしたいというのがありました。なんとなく家の壁紙となるとシックなものになる傾向があるじゃないですか?なので、意外にカラフルなものでも、無理のない色の組み合わせだったら居心地が良いっていうのは意識しました。
インタビュー全編はこちら。 <
https://whohw.jp/talk_aisasaki-shigekihattori/ >
■インタビュアー 服部滋樹
1970年大阪生まれ。graf代表、クリエイティブディレクター、デザイナー。 WhO のクリエイティブディレクションを担当。美大で彫刻を学んだ後、インテリアショップやデザイン会社を経て、1998年にgraf設立。建築、インテリアなどにかかわるデザインや、ブランディングディレクションなどを手がけ、近年では産地再生などの地域活動までその能力を発揮している。京都造形芸術大学芸術学部情報デザイン学科教授。
「WhO(フー)」について
「WhO(フー)」は、より美しく、より愛され、より良い空間を目指し、新しい表現を模索する人のための壁紙ブランドです。2015年7月に、家具・空間・プロダクト・グラフィックのデザインから食、アートにわたってさまざまなクリエイティブ活動を展開する「graf」プロデュースのもと、壁紙ブランド「WhO」を立ち上げました。
海外ではすでにトレンドとなっている感性豊かで多様な壁紙デザイン。「WhO」は、日本における壁紙の可能性を広げながら、日本の住まいや空間に適した、日本人の感性にあうデザインの壁紙を提供しています。住まい手にとってより豊かな空間を提供する手段として、個性的で表情豊かなラインナップを揃え、2016年にはグッドデザイン賞を受賞しています。
デザイン性と高品質にこだわった「WhO」は、今後さらに拡大するであろう日本のリフォーム・リノベーション市場や、装飾ビジュアル化が進む宿泊施設、店舗・不動産物件などにおいて、より特徴的で美しく空間を彩るデザイン性の高い壁紙に対するニーズに応える。
「graf」について
大阪を拠点に家具の製造・販売、グラフィックデザイン、スペースデザイン、プロダクトデザイン、アートから食、イベントの企画運営に至るまで「暮らしのための構造」をキーワードに、暮らしにまつわるさまざまな要素をものづくりから考え実践するクリエイティブユニット。
http://www.graf-d3.com/「野原ホールディングス株式会社」について
2017年、創立70年を迎えた野原グループは、これまで建設業界を中心に建材や鉄鋼関連およびセメントなどの建設資材、道路交通標識などの販売・施工を通して、事業を拡大するとともに、時代の変化に合わせた変革や創造を繰り返しながら成長してきました。
近年は「Innovation」・「Digitalization」・「Globalization」をキーワードに、ユニークな事業の創出を目標に掲げております。プロ向け建材通販サイト「アウンワークス」や、建設情報のデジタル化を目指す会社組織「BIMobject Japan株式会社」、グッドデザイン賞受賞商品のみを販売する国内初デザインショップ「GOOD DESIGN STORE TOKYO by NOHARA」、特別な思いと時間をシェアする場所「レンタルキッチンスペース Patia」、新しい表現を模索する人たちのための、自由な発想に寄り添う壁紙「WhO」など、数多くの新規事業を展開しています。
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