大和ハウスグループ5商品がグッドデザイン賞を受賞(ニュースレター)

大和ハウス工業株式会社

2020年10月1日 16時47分

  大和ハウスグループ4社では、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2020年度グッドデザイン賞」に応募し、「中~大規模集合住宅」、「商業のための建築・空間・インテリア」、「空調家電・機器」の3部門において、5商品が受賞しました。

■2020年度グッドデザイン賞受賞商品
受賞部門 中~大規模集合住宅
商品・プロジェクト名 エネルギーセンターと分譲マンション「北4東6周辺地区第一種市街地再開発事業 ザ・タワーズフロンティア札幌」
会社名  大和ハウス工業株式会社(事業主体)、北4東6周辺地区市街地再開発組合、株式会社大京、北海道瓦斯株式会社、住友不動産株式会社、株式会社フジタ

受賞部門  中~大規模集合住宅
商品・プロジェクト名  分譲マンション「プレミスト志村三丁目」
会社名  大和ハウス工業株式会社

受賞部門  中~大規模集合住宅
商品・プロジェクト名 分譲マンション「イニシア横浜桜木町」
会社名  株式会社コスモスイニシア

受賞部門  商業のための建築・空間・インテリア
商品・プロジェクト名  地域密着型商業施設「ブランチ仙台」
会社名  大和リース株式会社(事業主体)、株式会社プランテック総合計画事務所、高野ランドスケーププランニング株式会社、株式会社橋本店、一般社団法人Granny Rideto、株式会社ユーメディア、特定非営利活動法人まちづくりスポット仙台

受賞部門  空調家電・機器
商品・プロジェクト名 寝室用パネルエアコン「眠リッチ」
会社名  株式会社フジタ

■グッドデザイン賞について
 グッドデザイン賞は、1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みです。デザインを通じて産業や生活文化を高める運動として、国内外の多くの企業やデザイナーが参加しています。これまでの受賞件数は、48,000件以上にのぼり、受賞のシンボルである「Gマーク」はよいデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています。
●グッドデザイン賞公式WEBサイト URL:www.g-mark.org/

■中~大規模集合住宅部門受賞


●エネルギーセンターと分譲マンション 「北4東6周辺地区第一種市街地再開発事業ザ・タワーズフロンティア札幌」
大和ハウス工業株式会社(事業主体)、北4東6周辺地区市街地再開発組合、株式会社大京、北海道瓦斯株式会社、住友不動産株式会社、株式会社フジタ



 「北4東6周辺地区第一種市街地再開発事業」は、34,000平方メートル 超の敷地内に、高層ツインタワー分譲マンション「ザ・タワーズフロンティア札幌」や、エネルギーセンター、商業施設、福祉施設、広場、体育館などを集結させた大規模複合再開発事業です。
 本事業は、住宅・商業複合地区「にぎわい・居住ゾーン」、公共公益地区「スポーツ・エネルギーゾーン」、医療・福祉地区「医療・福祉ゾーン」の3つに区分された事業です。本事業の中心には、環境にやさしく、災害にも強いエネルギーセンターを計画。低炭素社会の実現およびエネルギーが有効活用できるよう、新たなエネルギーネットワークを形成しました。
 また、各建物にはCEMS(※1)を導入するとともに、建物同士をつなぐ空中歩廊を利用した通信網を整備することで、エネルギー(電気・熱)の一元管理と見える化を行いました。
※1. 地域全体のエネルギーを管理するシステム。「コミュニティ-・エネルギー・マネジメント・システム」。


【デザインのポイント】
●天然ガスコージェネレーションや再生可能エネルギーを導入することで、省エネ・低炭素化を実現
●停電時にも電力や温水を供給することで、本事業全体を強靭化
●CEMSによるエネルギーネットワークの最適化を実現




◎受賞評価コメント
 分散型のエネルギー供給における試みとして、秀逸なプロジェクトである。 注目すべきは、中心となっているエネルギーセンターからエネルギーを供給する三つの施設のエネルギー利用のピークが異なることを活用した、効率化である。分散型では、単位を小さくするほどこうしたバランスはとりにくくなるはずだが、本プロジェクトでこれをみごとにやり遂げている。 今後、三つの施設の一つだけが別の用途に転用されるといったことが起こる時に、この計画がどのように調整可能なのか、興味が湧く。

■中~大規模集合住宅部門受賞
●分譲マンション「プレミスト志村三丁目」 大和ハウス工業株式会社
 


 「プレミスト志村三丁目」(東京都板橋区)は、地上12階建て、総戸数284戸の分譲マンションです。
本物件の敷地内には、行政が所有する「蓮根川」の暗渠(※2)が流れています。住宅棟と共用棟「HANARE(ハナレ)」を、暗渠を挟んで建設することで、人の流れを作り出し、地域住民と本物件のご入居者との間に生まれる賑わいの空間を演出しました。
  本物件は、暗渠を「人々の行きかう道」として再生を図り、地域住民との繋げる場にするなど、暗渠の新たな活用に挑戦しました。
※2.地下に埋設したり、蓋をかけたりした水路。

【デザインのポイント】
●暗渠と分譲マンションの敷地を一体整備することで、一団の空間として開放感を創出
●東側に住宅棟、西側に共用棟を整備。暗渠の上に人の往来を作り出し、賑わいを演出
●共用棟「HANARE」は、ご入居者が自身の暮らしをデザインできるセカンドリビング




◎受賞評価コメント
 住宅棟から離して、共用棟を独立して配置する計画は新奇なものではないが、暗渠となって敷地内を流れている「蓮根川」を地域に開放する空間として、そのオープンスペースと一体的に共用棟とその周辺のランドスケープをデザインしており、景観的にも、地域への貢献という意味でも成功している。地域住民に対して、気持ちのよい歩行者専用の道路がこのような大規模マンションの計画の中に織り込まれる可能性を示している。住宅棟が囲む中庭も連動してデザインされればさらに、奥行きのあるランドスケープとなったであろう。

■中~大規模集合住宅部門受賞
●分譲マンション「イニシア横浜桜木町」 株式会社コスモスイニシア




 「イニシア横浜桜木町」(神奈川県横浜市中区)は、地上10階建て、総戸数119戸の分譲マンションです。
本物件は、自由に場所を選び、活動することができる社会の変化に応じて、間仕切りの開閉により「集中して仕事をする・家族と交わる・気配を感じる」など、ご入居者の目的に合わせた可変性のある住戸や、共用部にシェアラウンジを設けることで、生活の場を共用部や街に拡張することを考えた住まいを提案しています。
 住空間に「居場所の選択性」を増やすことで、プライベートとパブリックのスムーズな切り替えを可能にしました。


【デザインのポイント】
●ご入居者の目的に合わせた可変性のある住戸「住宅ユニット」
●ご入居者が人との関わりや用途を選択できるなど、生活スタイルの多様性を生む「シェアラウンジ」
●ピロティから一直線に連続した空間が、街とのつながりを感じる「エントランスホール」




◎受賞評価コメント
 COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の広がりによって、おおきく変化が起こったことの一つに、働き方の多様化があげられるが、この計画はそれを先取りした計画を実現しており、その先見性が素晴らしい。
コワーキングスペース的にも利用できる共用部はもちろん、中央にリビングを設けたユニットプランも秀逸である。個室との多様な接続の組み合わせによって、多様な家族人数・生活スタイルを実現できる住まいとなっている。

■商業のための建築・空間・インテリア部門受賞
●地域密着型商業施設 「ブランチ仙台」
大和リース株式会社(事業主体)、株式会社プランテック総合計画事務所、高野ランドスケーププランニング株式会社 株式会社橋本店、一般社団法人Granny Rideto、株式会社ユーメディア、特定非営利活動法人まちづくりスポット仙台



 
 「ブランチ仙台」は、大和リース株式会社が1985年から2015年まで開発・運営していた長命ヶ丘商業施設の跡地に新たに開発した複合商業施設です。
 本施設は、「つどう、つながる、ひろがる」をコンセプトに、地域の日常生活に密着した商業特性を引き継ぎつつ、地域住民が楽しめる公園の中の施設とするために、地域交流スペースや施設の中央に緑化広場を配置。買い物だけではなく通いたくなる「場」を提供しています。


【デザインのポイント】
●広場を中心に建物を分散配置させ、街と敷地が一体となってつながる地域コミュニティの核となる施設
●昔あった小川を敷地中央に再現することで、地域性を表現。来場者が敷地の奥へ足を進める楽しみを提供
●地域コミュニティの形成と施設イベント開催の基地的空間である「まちスポ」は、広場に面した施設中心部に配置




◎受賞評価コメント
 従来の地方都市の一般的な大規模商業施設は単純な大きなハコとして都市に現れ、人々の商行為はその箱の中で完結し、賑わいが街に現れることはない。その結果、街は魅力を失い、地域は緩やかに死へと向かっていく。これは商業を焼畑農業的な一時的な利益追求として捉えた結果であるが、持続的な商業施設という観点からも、街の魅力づくりという点からも、問題は大きい。この計画は従来の大ボリュームを小さな商業空間へと分解し、しかもそれを開放的に作ることで、賑わいが都市に現れる様にし、地域の魅力を上げることに寄与している。都市の魅力アップに貢献することで商業的にも長期にわたって利潤が得られる様にするという、商業と都市の良きスパイラルへの転換として評価したい。これからの持続可能な商業や街づくりの提案である。


■空調家電・機器部門受賞
●寝室用パネルエアコン「眠リッチ」 株式会社フジタ
 「眠リッチ」は、株式会社フジタが医療施設の設計・施工を通じて培ってきた放射冷暖房技術を採用した、快眠のための家庭向け寝室用パネルエアコンです。
 本商品は、冷風と温風による温度調整ではなく、赤外線で室内表面温度を均一に冷却・加熱することに加え、風と音を抑え、入眠時のストレスを減らし、睡眠中の温度変化による寝返りを抑制。優れた睡眠環境を提供し、「日常的な睡眠の質」を向上させることで、現代における世界規模の社会問題である「睡眠障害」の解消を目指します。

【デザインのポイント】
●「風を感じない・音を感じない・温度変化が少ない」フジタが培ってきた医療施設用の放射冷暖房の技術を導入
●独自の赤外線放射・送風技術により、立ち上がり時間の短縮と家庭用エアコンとほぼ同等のランニングコストを実現
●入眠時の身体的ストレスを減らし、睡眠中の温度変化による寝返りも抑制。「日常的な睡眠の質」の向上に貢献

◎受賞評価コメント
 地球環境が変化し、温暖化により昼夜問わず熱中症のリスクにさらされている。睡眠時もエアコンをつけなければ眠れないことも多く、特に高齢者はエアコンに対する苦手意識も高く、睡眠中の熱中症も問題になっている。この商品はエアコンの音と風を抑え、熱エネルギーを赤外線に変換するという新しいアイデアにより、部屋全体をむらなく温めることも冷やすことも出来るという、独自性の高い技術を開発して眠りの質にこだわった点が評価された。また表面の繊維素材、サーモテックファイバーは防汚加工や静電気防止加工などされて、手入れに関する配慮も感じられる。病院や介護施設、高齢者施設などでは、特に必要とされる事が予想され、大きな設備投資なしでも導入できる点も利用者の視点に立って考えられている。

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2020年10月1日 16時47分

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