~薬局とのオンライン相談など、健康管理を支援~
株式会社大京アステージ(本社:東京都渋谷区、社長:三宅 恒治)は、自社が開発・推進するデジタルトランスフォーメーション(DX)による“次世代型マンション管理サービス※1”の一環で、このたび、地域薬局との提携によるマンション居住者の健康支援サービスとしてAI搭載型健康管理アプリの試験導入を開始します。
既存管理マンション(神奈川県川崎市宮前区、約1,100世帯)を対象に導入し、本サービスの機能性やお客さまニーズを検証したうえで、本格展開を目指します。
本サービスでは、世界で約52万人が利用するH2 Inc.の健康生活サポートアプリ「シンクヘルス」の機能を活用します。「シンクヘルス」は、血糖値・血圧・体重などの測定データや、食事・運動・薬などの日常生活を記録し、AI(人工知能)の分析により生活習慣の自己管理に役立てるアプリで、国内では約12万人が利用しています。また、本件独自のサービスとして、アプリのチャット機能を活用した地域薬局の薬剤師による健康やダイエットに関する相談サービスを無料でご提供します。
当社は、高齢化等による生活習慣の改善や健康増進に関する居住者のニーズにお応えするとともに、今後も業界No.1※2のマンション管理戸数実績に基づく知見を生かし、サステナブルな住環境の創造に努めてまいります。
※1 2020年6月11日付プレスリリース「DXによる"次世代型マンション管理サービス"の開発に着手」参照
https://www.orix-realestate.co.jp/news/2020/06/release_001859.html※2 大京アステージと穴吹コミュニティの合計で、9,640管理組合、538,333戸(2020年3月末時点)
1.本サービスの内容
H2 Inc.の日本法人であるH2株式会社(本社:東京都台東区、社長:エド・デン)が提供する「シンクヘルス」は、血糖値、血圧、運動、食事など日常生活の計測データを入力し、履歴や動向を確認したり、自己分析ができるアプリです。AIを搭載し記録されたデータに基づいて、利用者へ定期的にメッセージを配信する仕組みとなっており、予測する翌月の目標数値や、利用者の継続したモチベーションにつながっています。本サービスの独自機能として、チャット機能を活用し、提携薬局の薬剤師に健康相談やお薬の相談ができるほか、アプリと連携できる活動量計や上腕血圧計等のデジタル機器をご提供し、蓄積したデータに基づいたアドバイスを受けられるようにします。
<アプリのオリジナル機能>
1.お住まいの地域の提携薬局と「チャットで健康相談」
お住まいのエリアにある提携薬局の薬剤師などに、アプリのチャット機能を使い、健康のお悩みなどについて無料で相談ができます。
2.マンションでの健康ライフをサポートする「生活習慣改善プログラム」
アプリと連携できる機器をご提供し、薬剤師がそのデータに基づいて定期的にアドバイスすることで、安心して健康的な生活を送れるようにサポートします。
3.薬局店舗と連携したサービス
アプリからの相談内容と連携した薬局での対面サービスを行います。
2. 試験導入について
試験導入は、有限会社プライマリーファーマシー、薬樹株式会社と提携し、神奈川県川崎市宮前区のエリアを対象として行います。
期間:2020年10月30日~2021年3月
対象:受託している神奈川県川崎市宮前区の管理組合の約1,100世帯(複数棟)
※生活習慣改善プログラムの試験導入の対象は10名
内容:サービスの需要性の検証および改善
アプリの操作性の確認やコンテンツの新規開発
薬局とのネットワーク構築と運用の検証
※試験導入の内容は変更になる可能性があります。
3. 今後の展開方針
2020年10月から2021年3月まで試験導入し、2021年度中の本格導入を目指します。経済産業省のヘルスケア産業政策において、「地域におけるヘルスケア産業の創出」と「健康・医療情報の活用」が進められているなか、ウィズコロナにより自宅から遠隔での健康管理に関心が高まっており、マンション居住者に利便性の高いヘルスケアサービスを提供するため、今後もさまざまな機関との提携を検討してまいります。
「MiDD Project」について
大京アステージと穴吹コミュニティでは、マンションをとりまく社会課題の「3つの老い」(建物の老朽化、居住者の高齢化、労働力の老い)などに対応する、DXによる“次世代型マンション管理サービス”の開発を推進しています。
マンション管理業界No.1の管理戸数実績から得た豊富なナレッジ資産をベースに、ICT(情報通信技術)やAI(人工知能)などの最新テクノロジーを融合させた管理サービスの開発・導入を推進するプロジェクトです。「未来のマンション生活」を実現する新たな居住サービスを提供するとともに、効率化や省人化など労働集約型からの管理モデルの転換を図る"次世代型マンション管理"を創造します。本プロジェクト名称は、「未来をデジタルでデザイン」の頭文字(Mirai + Digital + Design)で構成しています。
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