日本初、アートで部屋を選ぶシェアオフィスA YOTSUYAがオープン

株式会社Honey At

2020年11月9日 13時48分

総勢10名のアーティストにより26面のミューラルアート(壁画)が描かれた一棟シェア型オフィスで豊かな働き方の実現を目指す

東証一部上場のサンフロンティア不動産株式会社(代表取締役:齋藤清一、東京都千代田区、以下サンフロンティア不動産)が、空間設計事業やアート事業を得意とする株式会社ANCR(代表取締役:福島颯人、東京都港区、以下ANCR)とブランディングやクリエイティブ制作事業を得意とする株式会社Honey At(代表取締役:ピォー豊、東京都渋谷区、以下Honey At)とともに四ツ谷駅徒歩5分の場所で一棟シェア型オフィスを開業しました。






開業の背景

近年、日本ではアーティストが部屋をデザインするアートホテルや、取り壊し前のビルをアーティストがジャックする事例などが増え始めています。

しかし、日本は世界に比べてアートが生活の中に浸透していく文化がほとんどなく、アートに触れる機会が極めて少ないのが現状です。一方、欧米諸国に目を向けると、ニューヨークやロサンゼルス、ベルリンやロンドンなどの都市では街の中で唐突にミューラルが現れたり、1棟まるごとアートで彩ったビルが建てられていたりと、普段の生活の中にアートが溶け込んでいます。

アートがあることによって、街のイメージ向上に繋がり、その街の価値を上げていくことにも繋がります。

[画像2: https://prtimes.jp/api/file.php?c_id=64267&t=animationGifImage&f=agd-64267-3-1.gif&img_id=1604816347277 ]


今までの日本のオフィス賃貸市場では、駅からの距離やビルの築年数、エリア自体の価値などが大きく影響し、賃料が決まっていました。日本でスタンダードとなっているこの算出方法では、不動産としての付加価値を拡張していくための手法が「建て替え」に集中しがちです。
一方で、新型コロナウイルス感染症の拡大以降「働き方」や「オフィスの在り方」に関する議論の熱が高まり、テナントニーズに変化が生まれています。そこで「アート」という新たな要素をオフィスに掛け合わせることによって、付加価値を高める取り組みを構想しました。

参考事例として、米国シリコンバレーに目を向けると、アートとイノベーションの親和性に関する理解が高く、GAFAを中心に、オフィス内にアートを描く企業が多数存在します。アートの持つ「自由さ」「個性」「エネルギー」「色彩」などが自由な発想や創造性につながり、イノベーションや世界的なプロダクトの開発につながっています。

日本でも有名IT企業を中心にオフィスにアートを取り入れる事例が生まれており、ここ5年ほどで注目が徐々に高まっています。無機質なオフィスで仕事をするより、創造性のあるアートがあるオフィスの方が働きやすく、オフィスアートを導入した企業が、それまでよりも大幅に離職率が低減されているのも事実です。
また、コロナが世界中で蔓延したことによって外出が制限されるようになりました。

企業は人員やコストの削減といった方向に走り、オフィスを縮小する企業も増えてきています。そうした背景もあり、いかにしてオフラインの環境に価値を生み出すかが各企業においてもキーポイントになってきます。
オフラインの場において、「コミュニケーション」は最大の価値となります。アートは人の感性を刺激して、新しいアイデアを与え、そこにある環境をもアップデート可能な強いコンテンツとなります。


A YOTSUYAとは












A YOTSUYAには計26壁面のミューラルアートと22部屋の執務スペースがあり、各階中央にラウンジを配することで、ギャラリーになるように設計されています。

ニューヨークのブルックリンを再現した内外装デザインには、英国の家屋を取り壊した際に出た本物の煉瓦を使用。空間全体にエイジング塗装が細部にまで施されているなどこだわりが詰まっており、完成後の建物の良さを残しつつ、テーマパークのような世界観に浸れる空間となっています。



執務スペースは月額制で、6人席から12人席までのタイプに分かれており、各部屋にはアーティストが制作した個性あふれるミューラルアートが施されています。Wi-Fiや電源設備も完備されており、プリンターやプロジェクターといったオプションも全て無料で用意されています。





A YOTSUYAでは、提携する「Brooklyn Roasting Company」社の本格淹れたてのコーヒーが無料で提供され、ブルックリンの世界観に浸ることができ、朝・昼・夜とシーンの移り変わりが楽しめます。また施設にはコミュニティーマネージャーが常駐しており、入居者はライブアートやワークショップなど、様々な施設イベントへの参加が可能となります。


さらに、施設4階のルーフトップでは平日夕方以降照明が点灯します。入居者同士がコミュニケーションを取る場としても最適です。


A YOTSUYAを彩るアート


[動画: https://www.youtube.com/watch?v=gmU1YyCtHxI ]


今回のミューラルプロジェクトではキュレーター兼ディレクター2名、アーティスト9名の総勢11名での進行となりました。プロジェクトに共感し、参加にご協力いただいたのは日本屈指のアーティストばかりでその一つ一つに個性が溢れ、オフィスの象徴となっています。

キュレーター兼ディレクター
- 丸橋聡(Satoshi Maruhashi)
- 福島颯人(ANCR)

アーティスト
- classicdraw
- COIN PARKING DELIVERY
- Frankie Cihi
- Jay Shogo
- Kathmi Maharo
- Oli
- Satoshi Maruhashi
- Tadaomi Shibuya
- Yohei Takahashi





曜日契約可能なサービス「WEEK」の導入


さらに、当シェアオフィス全22部屋のうちの2部屋は、日本初の曜日単位で契約できるオフィスとして2020年7月よりサービスご提供を開始した「WEEK」の第2弾としてご提供させていただきます。固定費を最小限に抑えつつ、週に一度社員が集う日をぜひ「A YOTSUYA」にて、特別な一日としてお使いください。
https://week-office.com



サンフロンティア不動産株式会社 執行役員 小田修平からのコメント

今日本で「働き方」が大きく議論されていますが、私は「働き方」とは「時間」や「場所」などの環境を指すのではなく「より豊かな働き方の在り方自体」と捉えています。私たちが提供するのは、完成度が高い「世界観」であり、私たちはそれを「Work Style Design Brand」と呼んでいます。オフィスという単なる執務空間ではなく、「テーマパーク」のように、帰ってきたくなるような「動機」を提供し、ここでしか得られない「体験」を共有することで、コミュニケーションやイマジネーションを活性化し、イノベーションを誘発し、クリエイティブを生み出す「場」の創出を心掛けています。

働くことを豊かにし、企業を活性化させ、経営や事業の成長が加速する「Work Style Design Brand」を創り出すことで、日本のワークシーンを魅力的なものとして、この先もずっと、東京が世界を牽引する都市の一つであり続けることが、私たちの目標です。

日本でオフィスにアートを取り入れることは、資金面や賃貸契約条件面から簡単なことではありません。

この施設によって、入居者様には気軽にアート×オフィス環境を手に入れて頂き、個性豊かで自由な「働き方」を実現して欲しいと思います。


株式会社Honey At 代表取締役 ピォー豊からのコメント

現在、コロナ禍において「ワークスタイル」や「オフィスの価値」の新しいスタンダードが変化しつつあります。 オフィスという区切られた空間で「働く」中に「遊ぶ」感覚を取り入れることが、これからの企業と日本の未来の課題だと思います。 その中で「アート」というクリエイティブな選択肢を日常とワークライフに取り入れることによって人々の欲望を刺激し、より気持ちよく、楽しく、そして熱狂的に「遊ぶ」ことができるのではないでしょうか。 今回のプロジェクトを通して、少しでも「アート」が働く人々の日常を彩ってくれることを強く願っています。


株式会社ANCR 代表取締役 福島颯人からのコメント

いま世界ではコロナウイルスの影響で、これまでの当たり前から新しい当たり前に変わりつつあります。それは私たちの私生活だけではなく、ワークスタイルにも影響しています。これまでは「仕事をする環境」として捉えられていたオフィスも、これからは「価値を生むための環境」という考え方にシフトしてきました。そんなオンラインが当たり前になった時代にオフラインの価値を高め、そこに集まる人たちの創造力を最大限高めてくれるのは「アート」だと思います。私たちはこれまでに様々な方々とタッグを組みミューラルをはじめとしたアートワークを提供してきました。その中で、いま混乱の世の中に対して新しいオフィスの提案をしていくことは厳しい挑戦になるとは思いますが、これをきっかけとして多様な働き方を模索する人が増え、オフラインの重要性が再認識されることを願っています。


A YOTSUYAが目指すもの

今回のA YOTSUYAの開業に際しては、様々な社会的背景から日本の不動産やオフィスといったオフラインの空間の価値を向上していくための第一歩となり先駆的な場所を創造していきたい、との想いが込められています。
不動産事業やオフィス事業を強みとするサンフロンティア不動産と空間のブランディング事業やアート事業を強みとするANCR、Z世代の持つ感性を最大限に活かしたクリエイティブ事業を強みとするHoney Atが手を組み、新しいオフィスの価値を創造していきます。

これまでに数回にわたって手を組んできたサンフロンティア不動産とANCRに、新たにHoney Atの創造力を加えて盤石な布陣で“これからのオフィスのあり方”に挑戦していきます。


株式会社ANCRとは




株式会社ANCRは、2017年に現役の美大生が「常識への挑戦」をテーマとして設立したクリエイティブチームです。これまでに、社会の課題やクライアントの課題に対して「本質的な答えとは何か?」という問いを持ち続け、既成概念にとらわれないアイデアで最適なクリエイティブを提供してきました。2018年に法人化をして以降は、商業施設やイベントなどの空間設計/空間演出、企業やブランドのプロモーション、オフィスやホテルなどへのアートプロデュースを軸に事業展開し、Red-BullやMONTBLANC、Porscheなどの世界的なブランドのクリエイティブも担当し話題を生んでいます。現在は空間企画・企業/ブランドプロモーション・プロデュースの3軸を主の事業として東京を中心としグローバルなプロジェクトを展開しています。

[会社概要]
株式会社ANCR
代表取締役CEO:福島 颯人 / 設立:2018年9月
事業:空間設計事業、イベントインスタレーション事業、アートプロデュース事業、プロモーション事業
HP: https://ancr.tokyo



株式会社Honey Atとは




株式会社Honey Atは、Z世代向けのコミュニケーションに特化したデジタルネイティブカンパニーです。企画立案やデザインを通じて若者と社会を繋ぎ、より良い未来を創造します。世界総人口の約3分の1にあたるZ世代は、価値観も消費行動も他の世代と異なります。Honey Atは、所属するクリエイター全員がZ世代であり、若者向けの商品開発やブランド創造の過程で当事者のインサイトを組み込む事で、時代に最適化されたクリエーティブで、全く新しいムーブメントを実現します。

[会社概要]
株式会社Honey At
代表取締役CEO:ピォー 豊 / 設立:2020年3月
事業:CI・VI企業ブランディング制作、広告の企画及び制作、PR企画立案・実行、Z世代向けのコンサルティング業務HP:https://honey-at.co/


サンフロンティア不動産株式会社とは




サンフロンティア不動産株式会社は、東京都心部における中小型オフィスビルの再生と活用を中核とした事業を展開しております。「利を求むるに非ず、信任を求むるにあり」「お客様視点を貫き、お困りごとを解決する、期待以上で応える!」という事業方針のもと、ビルの仕入から企画・開発、テナント入居、そして販売とその後のサポートに至るまで一貫した不動産サービスを通じ、“世界一お客様に愛され、選んでいただける不動産会社”を目指しております。

[会社概要]
サンフロンティア不動産株式会社
代表取締役社長:齋藤 清一 / 設立:1999年4月
URL:https://www.sunfrt.co.jp/


実施概要

概要:シェア型アートオフィス
開業:2020年11月9日
場所:東京都新宿区四谷本塩町2-8
ウェブサイト:https://a.yotsuya-office.jp

【入居等に関するお問い合わせ】
サンフロンティア不動産株式会社
担当:猪俣 俊輔
電話:03-5521-1330
メールアドレス:inomata-s@sunfrt.co.jp
FAX:03-5521-1441

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