2021年4月開校に向けて「1期生」と海外大学生向け「リモートキャンパスプログラム参加者を募集。
株式会社エイチラボ(東京都世田谷区、代表取締役社長:小林亮介 以下「HLAB」)は、小田急電鉄株式会社(本社:東京都新宿区、取締役社長:星野晃司 以下「小田急電鉄」)、UDS株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:黒田哲二 以下「UDS」)と三社協働で取り組む「SHIMOKITA COLLEGE(シモキタカレッジ)」が12月1日に開業を迎え、4か国20大学(社会人の卒業大学を含めると26大学)から34名の学生と社会人が選抜され、共に文化を作る「0期生」として入居いたしました。
2021年4月の開校に向けて、11月16日から「1期生」の募集も開始しました。海外大学に所属する学生を対象とした「リモートキャンパスプログラム」も募集しています。
カレッジ生(入居者)の在籍校・出身校
SHIMOKITA COLLEGEは、海外大学に在籍し、日本から授業を受ける学生に向けて募集した「リモートキャンパスプログラム」を含めて、以下の大学からの入居者で構成されています。
本施設の特徴
SHIMOKITA COLLEGEは、多様な背景から集まる居住者が寝食を共にする中で学び合う「レジデンシャル・カレッジ」(暮らしながら学ぶ学寮)です。
本施設の運営には、HLABが過去10年間にわたり、国内外のトップスクールとの協業と、多様な学びの体験や空間を提供する教育事業を展開する中で培ったノウハウを元に開発した「HLABカレッジ・レジデンシャル・プログラム」が導入されます。
従来の学生寮と異なり、選考された高校生から社会人までが一緒に住みながら、2年間(高校生は3ヵ月間)の多様なプログラムを通して、互いから学び合います。コロナ禍で、大学キャンパスにおける交流を通した学びの機会や働き方に変化が生まれる中、生活と重ね合わせた新たな学び合いの場を提供していきます。
1)交流と学び合いを生む仕組み
学びの場として一番重要な「交流や学び合いが自然に生まれる文化」を育む空間や仕組みを採り入れています。具体的には、食堂やラウンジをはじめとする共有スペースを各フロアの居室への導線上に配置することで交流が生まれやすい空間設計を実施。また、年長者によるメンター制度をはじめ、キャリアや研究について相談ができるアドバイジングなど、交流を通して学びが深化する仕組みを展開します。
2)教育プログラムとしての共同生活
定期開催するワークショップや、外部ゲストを招くフォーラムをはじめ、カレッジ運営のルール決めや行事の運営にあたる自治会活動、互いの専門領域を教え合う「リベラルアーツ・セミナー」など、共同生活を通して居住者が互いの関心事や専門性から学び合う教育プログラムを構成します。多世代との交流や他者との共同生活の中で知識・技能の応用力、問題発見・解決に挑む力、そして主体的なリーダーシップを育みます。
3)地域と連携し、新たな価値を共創するプロジェクト
下北沢という文化と多様性の豊かな地域に根ざした施設として、各々の問題意識をプロジェクト化して周辺地域に貢献する活動などに取り組んでいきます。現在募集中の共にプロジェクトに取り組む「地域連携パートナー」と協力して地域の発展に取り組んでいきます。
2021年4月入学 1期生募集について
本施設は、2020年12月1日に開業し、トライアル入居を開始します。12月から順次、共同生活の中心となって運営の仕組みをつくりあげていく0期生(34名)が入居したのち、2021年4月に1期生を迎えて開校します(0期生の募集および選考は終了しています)。
1期生(大学生・若手社会人40名程度)の募集は2020年11月16日に開始し、入学者は書類選考と面接選考を実施して決定します。詳細は以下のページからご確認いただけます。
URL:
https://h-lab.co/residential-college/shimokitazawa/infosession/なお、2021年度には高校生の受け入れを開始し、2022年には高校生、大学生、社会人が入居する本格開校を予定しています。
リモートキャンパスプログラムについて
パンデミックの影響により、多くの大学でキャンパスが閉鎖される事態になっています。特に、日本に在住していた、国外の大学に在籍する学生の皆さんはキャンパスでの交流からの学びの機会を失うだけではなく、時差がある中での授業参加など多くの困難を感じています。
そこで、HLABでは、国外の大学に在籍する学生の皆さんに対して、SHIMOKITA COLLEGEに居住いただき、オンラインで各大学の授業を受けながら、似た境遇の学生同士や、0期生の学生・社会人やHLABコミュニティとの学び合いの機会を作るためにリモートキャンパスプログラムを実施してまいりました。
反響の大きさを受け、引き続き、海外大学に通う大学生を対象とした募集を延長します
詳細は、以下のページをご覧ください。
https://h-lab.co/news/hlab/remote-campus-program_2/ご参考
<NODE CAMPUS PROJECTについて>
本施設を第一弾として、居住型教育施設をさまざまな都市に展開しながらネットワーク化することを見据えた「NODE CAMPUS PROJECT」を始動します。このプロジェクトは、「下北線路街」の開発主体であり、本施設の事業を統括する小田急電鉄と、まちづくりに寄与する施設の企画・設計・運営を手がけるUDS、多様な人が集い学び合う体験や空間を提供する教育事業を展開するHLABが、それぞれの強みを活かして三社協働により取り組んでいきます。
<小田急電鉄の概要>
小田急電鉄株式会社は、約100社からなる小田急グループの中核企業であり、東京・神奈川を結ぶ鉄道や不動産事業などを展開し、「日本一暮らしやすい沿線」を目指しています。
中長期戦略において、沿線各駅を「集客フック駅」と「くらしの拠点駅」に大別して、まちの個性や特徴を活かしたまちづくりを推進しており、下北沢エリアにおいては、鉄道設備の地下化により創出した約1.7kmの鉄道跡地を「下北線路街」として、全13施設を展開する計画を進めています。
小田急グループでは、小田急沿線を主要な事業エリアとして、運輸・流通・不動産・ホテルなどを展開しており、2015年には、UDSをグループの一員として迎えています。
URL:
https://www.odakyu.jp/<UDSの概要>
UDS株式会社は、事業性と社会性を実現するしくみ=「システム」で都市を豊かに楽しくすることを目指し、国内外でまちづくりにつながる「事業企画」、「建築設計」、「店舗運営」を一気通貫で手がけています。教育施設をリノベーションした「ホテルカンラ京都」や、子どもの職業体験施設「キッザニア東京」など、独自の仕組みをもつ施設の企画・設計・運営において数多くの実績を有しています。
URL:
https://www.uds-net.co.jp<HLABの概要>
HLABは、多様な学びの体験、空間、コミュニティのデザインを通じて、異なる人生を歩む人々が互いの違いから刺激を受け、学び、共創する社会の実現を目指しています。身近な世代の他者との学び合いを促す「ピア・メンターシップ」と幅広い学問分野について学び合う「リベラルアーツ」を軸とする教育アプローチと、国内外のボーディング・スクールやトップ大学との国際的なネットワークを生かし、2011年より高校生向け合宿型サマースクール事業を展開、これまでにのべ1600名以上の高校生が参加。海外進学向け奨学金の設計・運営事業、レジデンシャル・カレッジ運営事業も手がけています。
HLABのレジデンシャル・カレッジ事業では、寝食を共にする環境で、日々の共同生活から学び合いが生まれるためのカレッジ(学寮)運営や対話の仕組み構築、居住者に向けた教育プログラムの設計・実施、居住者のコミュニティマネジメントを総合することで、居住者の主体性が育まれる学びの場を創出します。2016年にはTHE HOUSE by HLABの運営を開始し、2018年3月開業の学生レジデンス「NODE GROWTH湘南台」のプログラム設計や、山梨学院大学の国際寮の設立を協働しました。
2016年グッドデザイン賞を受賞。URL:
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