コロナ下でも「不動産を買い進めたい」投資家が過半数占める

株式会社ファーストロジック

2021年1月21日 10時48分

新型コロナウイルスに関する不動産投資家の意識調査 2021年1月集計

国内最大の不動産投資サイト「楽待」(https://www.rakumachi.jp)を運営する株式会社ファーストロジック(本社:東京都千代田区、東証一部上場、証券コード:6037)は、新型コロナウイルスが不動産賃貸業に及ぼす影響について、不動産投資家に意識調査を実施しました。調査期間は2021年1月7日~11日で、有効回答数は754名。「現在のコロナ禍における、あなたの不動産投資に関する考えを教えてください」という質問に対し、5割以上の投資家が「買い進めたい」と回答しました。

■現在のコロナ禍における、あなたの不動産投資に対する考えを教えてください(選択式)



今後の不動産投資戦略をどうするかという質問に対し、最も多かった回答は「買い進めたい」で412人(55%)。過半数を占める結果となった。理由としては「不景気に拍車がかかると不動産が投げ売りされる傾向にあるため、購入の準備をしておきたい(埼玉県/40代)」「物件価格が下落している話も聞いているので、積極的に買い進めたい(千葉県/50代)」などが挙がった。

次いで多かった回答は「様子を見てから判断したい」で293人(39%)。不動産価格が下がったとしてもコロナの影響が計り知れないため、慎重に判断したいという意見が多く挙がった。

■不動産投資や不動産賃貸業への「新型コロナウイルス」による影響はありますか?(選択式)



不動産賃貸業に対するコロナの影響については、「非常に影響がある」「やや影響がある」と回答したのは313人(41%)。対して「あまり影響はない」「全く影響はない」と回答したのは308人(41%)と、回答が分かれる結果となった。
なお、1年前に実施したアンケート(n=498)では「影響がある」が34%、「影響はない」は44%で、前回集計時と回答者数は異なるものの、影響を受けたという回答の割合は増加した。
「影響がある」と回答した理由には「テナント物件で退去が相次ぎ、稼働率が25%まで下がった(茨城県/50代)」「シェアハウスの入居者がなかなか決まらない(東京都/40代)」など、主に「空室の期間がのびた」という意見が多く挙がった。

■総括
不動産賃貸業においては新型コロナの影響を受けている不動産投資家が一定数増えているものの、「これからも物件を買い進めたい」というアクティブな不動産投資家も一定数いることがわかる。
一方、今月15日に当社が発表した「投資用不動産市場調査(2020年10~12月期)」では、1棟アパート・1棟マンションの価格はやや下落傾向にあるものの、区分マンションの物件価格はコロナ以前よりも高い水準で上昇しているというデータが出ている。
一部の投資家が期待している「物件価格の下落」は今後見られるのか、今後も定期的に調査結果を公表していきたい。

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