建設ドキュメント閲覧・共有アプリ「CheX(チェクロス)(R)」 有償オプション「BIM機能」を2021年1月27日にリリース

株式会社YSLソリューション

2021年2月1日 17時15分

株式会社YSLソリューション(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:市川 岳彦、以下 YSL)が提供する建設ドキュメント閲覧・共有アプリ「CheX(チェクロス)」(以下 CheX)は、3次元の形状情報に加え、部材の仕様や性能等、建築物の属性情報を併せ持つ建物情報モデルであるBIM(Building Information Modeling 以下 BIM)を施工の最前線で利用できる、有償オプション「BIM機能 以下 CheX BIM」を、2021年1月27日にリリースしましたので、お知らせいたします。


CheX BIM機能をついにリリース

BIMは、設計から施工、維持管理に至るまで一貫した情報を基に業務を推進できるため、建築ライフサイクル全体のスマート化に繋がるソリューションとして建設業界や不動産業界において期待されています。現在、国内の大規模な建設現場を中心に、BIMの利用が急ピッチで進んでいます。

このような状況を受け、CheX BIMでは「BIMを現場へ連れていけ」を合言葉に、施工の最前線でBIMをご活用いただくべく、従来の2D図面では解決が難しかった問題をクリアにする機能を揃えました。3Dモデルによる直感的で正確な現場の把握や、BIMデータを用いた機器の試験作業の負荷低減等、より効率的でスマートに業務を推し進める上で、有効なソリューションとなります。
今後もよりスマートで魅力的な建設現場の創造に向け、現場で使える機能の開発に尽力してまいります。


【CheX BIMリリースの背景】
日本では2007年頃に「BIM」という概念が入り、2009年にBIMに関する書籍が発売されるなどして「BIM元年」と呼ばれるようになりました。翌年の2010年に国土交通省が「官庁営繕事業におけるBIM導入プロジェクトの開始」を宣言し、2014年には「官庁営繕事業におけるBIMモデルの作成及び利用に関するガイドライン」を公表しました。
その後、国土交通省主導のプロジェクトを中心にBIMを活用した建設事業が増え、新しいスマートな建物ライフサイクルがスタートしています。また少子高齢化による人手不足を背景に、これまで以上に業務の省力化に対する要求が高まっていることもあり、昨今のBIM活用の機運は高まりつつあります。
しかしながら建設現場の施工工程においては、まだまだBIMが浸透しているとは言えないのが現状です。その要因のひとつにはソフトウェアの問題があり、施工現場の課題を解決できる使いやすいBIMツールが求められていました。

このような状況を受け、2012年のリリース以来、常に施工の最前線で「使える」建設ドキュメントサービスとしてバージョンアップを続けてきた「CheX」に、この度新たに「BIM」機能を有償オプションとして追加する事に至りました。


【活用例 -進捗情報の可視化-】
これまでの2D図面では部材レベルでの作業進捗の把握が難しく、生産性向上を阻む一因となっていました。
CheX BIMでは進捗状況が色で視覚的に認識できるため、一目で状況把握が可能になります。また進捗状況を一覧で表示することもできるため、管理負荷の低減だけでなく品質向上にも貢献します。


BIM3Dモデルを快適に閲覧。進捗状況も可視化。

▲一目で状況把握でき、部材レベルでの進捗をはじめとした様々な情報の付与が可能に


【活用例 -配管圧力試験-】
施工した配管に圧力をかけ、施工不良等がない事を確認する「配管圧力試験」において、これまでは紙の図面に試験範囲や試験進捗を蛍光ペンでなぞり、都度写真を撮影して管理していました。さらに、縦に配管が伸びる場合の検査では、建物を横から見た立面図を用意するなど、複数の視点の図面を取り扱う必要がある煩雑なものでした。

CheX BIMでは視覚的に認識しやすい3Dモデルに対して、直接検査の範囲や進捗を書き込めるため、試験の対応状況の可視化や対応漏れを防ぐだけでなく、縦方向の配管時も複数の視点の図面を用意する必要がなくなります。

さらに、レッキス工業株式会社製の配管圧力試験器「みるみるくん」と連携することで、測定器から自動でデータを取得可能となるため、試験データの転記ミス防止や、帳票作成の省力化を図る事が可能です。


「みるみるくん」との連携で、配管圧力試験の負荷を低減。

▲BIMデータを用いた配管圧力試験の様子。3Dモデルに直接試験情報を登録できる。
「みるみるくん」と連携する事で測定値の転記が不要になり、さらなる省力化が図れる。


【活用例 -加工部材確認の省力化-】
昨今の建設業界では産業廃棄物削減への取組の一環として、建設現場での部材加工を減らし、予め工場で加工した部材を搬入して組み立てる「プレハブ工法」が増えています。一方で、加工された部材はそれぞれ決められた場所に据え付ける必要があるため、荷受時にはその加工部材の据え付け位置を、図面で十分確認する必要があります。

しかしながら、現状は限られた時間・人員の中で、膨大な数の加工部材を正確に確認するのは難しく、図面の解釈違い等のヒューマンエラーが、据え付け作業場所への加工部材の搬送ミスや据え付けミスによる手戻りを引き起こしてしまう課題がありました。

この問題に対してCheX BIMでは、加工部材に貼り付けられたQRコードを読み取ることで、当該箇所を瞬時に3Dモデル上に表示し、加工部材の取り違いや据え付けミスを防止することができます。


加工部材の据え付け位置もQRコードで瞬時に確認可能。

▲加工部材に貼り付けたQRコードを読み取ることで、据え付け位置を3Dモデル上で瞬時に表示。
据え付けミスを防止する。


【今後の展開】
今後急速に本格化していくと考えられる建設現場へのBIM浸透に合わせて、新しい働き方を支援するツールとして、お客様の声を反映させながら改善を図ってまいります。


【ご参考】
■CheX製品概要
サービス名称: 「CheX」(チェクロス)
対象デバイス: iPad、iPhone、PC
公式リリース: 2012年
製品HP : https://chex.jp/bim

●iPad上で図面の閲覧や、図面へのメモを関係者と共有可能なアプリ。
●手書き・テキスト・写真でのメモ・共有が可能。電子黒板や360度カメラにも対応。
●スーパーゼネコンを中心に、世界約12万現場、12か国での利用実績。
●今回発表のBIM対応機能は、CheXの有償オプションとして提供。


■会社概要
社名 :株式会社YSLソリューション
設立 :1991年(平成3年)7月
資本金:99,000,000円
売上高:34.3億円(2020年3月期実績)
社員数:216名(2020年5月時点)
代表者:代表取締役会長 長堀 真己
代表取締役社長 市川 岳彦
株主 :株式会社YSGホールディングス(100%)


■YSLソリューションが提供する、建設業界向けサービス「YSL APPS」
・建設ドキュメント閲覧・共有アプリ「CheX(チェクロス)(R)」
・建物仕上げ検査業務支援アプリ「LAXSY(ラクシー)(R)」
・安全・品質指摘管理支援アプリ「AQuick(エークイック)(R)」


YSL APPS Webサイト
https://yslappsmedia.chex.jp/


【当リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社YSLソリューション ソリューション事業部
電話番号 : 045-345-2763
メールアドレス: chex@ysl.co.jp

※レッキス工業株式会社様は測定器の製造元であるため、本件についてはYSLソリューションまでお問い合わせ下さい。


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プレスリリース提供元:@Press

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