東日本大震災の被災地の声を届ける防災ツール「そなえるカルタ」の水害版を発表

三菱地所株式会社

2021年2月25日 16時48分

~東日本大震災から10年 被災地の学びを届ける活動~

三菱地所レジデンス株式会社と三菱地所コミュニティ株式会社は、東日本大震災等で被災した方の声を届けるオリジナルの防災ツール「そなえるカルタ」に「水害版」を追加しましたのでお知らせします。
「そなえるカルタ」は、2011年の東日本大震災で被災された方に、当時、困ったこと・大変だったことについてヒアリングし、その声をマンション居住者に届けることを目的として、2014年6月に開発した防災ツールです。「そなえるカルタ」を活用したマンションでの防災訓練の実施、2016 年に発生した熊本地震の事例を追加する等、開発以降も活動を続けてまいりましたが、近年、台風やゲリラ豪雨等の被害により水害に対する関心が高まっていることから、今般、「水害版」を制作することに至りました。
追加した「そなえるカルタ」水害版では、平成30年7月豪雨(2018年西日本豪雨)や令和元年房総半島台風(2019年台風15号)・令和元年東日本台風(2019年台風19号)の体験者の声を踏まえ、マンション居住者の新たな備えや行動に移すきっかけを提供しています。


「そなえるカルタ」水害版の主な内容

・川の近くにあるマンションで、上層階への避難を呼びかけた具体的な事例
・「避難所がすでに水没して避難ができなかった」という指定された避難所も安全ではない事例
・水害が起きやすい夏の時期に注意が必要な「熱中症のリスク」を伝える



なお「そなえるカルタ」は、「ザ・パークハウス防災プログラム」のホームページ上に一般公開しており、どなたでもダウンロードが可能です。(https://www.mecsumai.com/bousai/
今後は水害版が追加された「そなえるカルタ」を活用し、三菱地所グループが管理するマンションだけでなく、社会に対しても、近年増加している水害にも備えられるよう引き続きノウハウを提供してまいります。




三菱地所グループは、サステナブルな社会の実現に向けて「三菱地所グループのSustainable Development Goals 2030」を掲げており、「安全安心に配慮し災害に対応する強靭でしなやかなまちづくり」を進めています。
三菱地所グループは、今後も災害に強いまちづくりを推進してまいります。

新たに追加をした「そなえるカルタ」水害版 4枚(両面)










「そなえるカルタ」について

東日本大震災・熊本地震等被災地の生の声から学んだ教訓を「トイレ」・「食糧」・「情報」といった切り口で、マンション居住者に届けるために開発したオリジナルの防災ツールです。
「そなえるカルタ」という名称は、ポルトガル語の「手紙carta」から由来する「カルタ」から、被災地の声をきちんと居住者へ伝えたいという強い想いと、管理組合や居住者が気になるテーマから取り組み、最終的には全てのテーマ(課題)を考えていくことを目指して名付けています。




災害の経験を次に活かす「そなえるカルタ」 

新たな気づきを次に活かすために2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震、平成30年7月豪雨(2018年西日本豪雨)・令和元年房総半島台風(2019年台風15号)・令和元年東日本台風(2019年台風19号)の被災地にヒアリングを行い、体験談から学んだ情報を提供しています。





「そなえるカルタ」の活用

三菱地所グループでは、グループが分譲・管理するマンションにおいて「そなえるカルタ」を活用した防災訓練を実施することで、管理組合や居住者に東日本大震災等での学びを伝える活動を継続して行ってきました。被災地の声を伝えることで、自分事として考えていただきやすく、個人としてだけでなく、マンション全体の防災意識が高まるきっかけを提供しています。
1.マンション防災訓練でのオンラインワークショップ
「自宅の備え」をテーマに、オンラインでチャット機能やアンケート機能を使いながら、参加者同士で互いの考えを共有しました。


2.マンション防災訓練での災害用トイレ訓練
東日本大震災で被災された方々から、水や食糧と並びトイレに非常に困ったというお話を伺いました。訓練では「そなえるカルタ」で『トイレの備えの大切さ』を伝え、平常時にトイレ組立て訓練等をすることを提案しています。


3.マンション防災訓練でのワークショップ
「そなえるカルタ」にて被災地の実体験を学んだ上で「自分だったらどうする?」と考え、参加者同士で話し合うことで新たな気づきが生まれ、行動に移すきっかけを提供しています。


4.学校での授業や地域の方とのワークショップ





【参考】三菱地所グループの防災の取り組みについて

― 97年の想い:1923年の関東大震災からはじまる三菱地所グループ防災の歴史 ―



三菱地所グループでは、1923年に発生した関東大震災以降、約90年以上にわたり大規模な防災訓練を実施しており、グループ全体で防災・減災に取り組んでいます。
写真は、関東大震災で丸の内に開設した臨時診療所。その壁には“ドナタデモ”と書かれています。この精神を受け継ぎ、マンション居住者に加え、世の中に役立つ防災活動を広く行っていきたいと考えました。

■ドナタデモプロジェクト



防災への備えを多くの方に知って欲しいという想いから、また多くの人に届けるには多様な使い方できるようにすることが重要と考え、三菱地所レジデンスが開発したオリジナルツール「そなえるカルタ」と「そなえるドリル」をオープン化し、Web上で一般公開しています。行政や他社分譲マンションの防災訓練でも活用されています。
より多く、より多様な方々に使ってもらい、様々なフィードバックを受けることでユーザーの皆様と共に使い方を磨き、進化させ続けることが、社会全体の防災活動の広まりに繋がると考えています。

― 親子で考える防災ツール「そなえるドリル」 ―
子どもと大人が家族を想定して考える防災ツール「そなえるドリル」。自分や家族のことを実際に書き、大人と相談して答えを出す要素を取り入れ具体的な行動につなげます。

■ザ・パークハウスの防災プログラムホームページ
「そなえるカルタ」と「そなえるドリル」は、ザ・パークハウスの防災プログラムホームページ上で“ドナタデモ”ダウンロードが可能です。
http://www.mecsumai.com/bousai/


― 三菱地所グループの防災倶楽部 ―
三菱地所グループでは、防災訓練を積極的に実施・サポートしており、防災意識の向上や訓練の進化・深化を目的に三菱地所レジデンス社員有志によるボランティア組織「三菱地所グループの防災倶楽部」を2014年10月に立ち上げました。防災倶楽部はマンション管理組合に対し新たな訓練メニューなどを提案しており、これまでに三菱地所コミュニティが管理するマンション94物件・25,409世帯を対象とした防災訓練をサポートしています。今後も災害に対し、迅速に対応できる体制構築を広く浸透させていくべく、防災力強化のための活動を行ってまいります。

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