JLL 世界の商業用不動産投資額 2020年通年

ジョーンズ ラング ラサール株式会社

2021年2月25日 18時48分

前年比28%減7,620億ドル、第4四半期は前年同期比21%減2,670億ドル

東京 2021年2月25日 - 総合不動産サービス大手JLL(本社: 米国シカゴ、CEO: クリスチャン・ウルブリック、NYSE: JLL)がまとめた投資分析によると、2020年通年の世界の商業用不動産投資額※1は前年比28%減7,620億ドル※2、第4四半期の投資額は前年同期比21%減2,670億ドルとなりました。

ハイライトは以下のとおりです。

2020年通年の世界の商業用不動産投資額は前年比28%減7,620億ドル、第4四半期の投資額は前年同期比21%減2,670億ドルとなった。アメリカ大陸、イギリス、ドイツ、フランスでの投資活動が回復、世界の第4四半期投資額の増加(前期比65%増)、通年投資額の減少幅縮小に寄与した。(図表1)
地域別でみると、アメリカ大陸の通年の投資額は38%減3,390億ドル、第4四半期の投資額は30%減1,180億ドル、EMEA※3の通年の投資額は17%減2,820億ドル、第4四半期の投資額は17%減1,050億ドル、アジア太平洋地域の通年の投資額は20%減1,410億ドル、第4四半期の投資額は横ばいの440億ドルとなった。



図表1:商業用不動産投資額 地域別





2020年通年の都市別投資額は、1位パリ(231億ドル)、2位ロンドン(228億ドル)、3位東京(227億ドル)、4位ロサンゼルス(194億ドル)、5位ニューヨーク(190億ドル)となり、ゲートウェイ都市での投資がみられた。(図表2)

図表2:2020年通年 投資活動が最も活発な10都市




※1 商業用不動産投資額の対象セクター(オフィス、リテール、インダストリアル、ホテル、複合用途、住宅、その他)、2020年第1四半期より住宅を追加
※2 通貨単位は、別途記載がない限りすべて米ドルとします
※3 EMEA(Europe, the Middle East and Africa):ヨーロッパ、中東及びアフリカ大陸

世界における商業用不動産市場の動きを解説するレポートは、四半期ごとに刊行しています(英語のみ)。
詳細はこちら(https://www.us.jll.com/en/research/gmp)をご覧ください。

JLLについて
JLL(ニューヨーク証券取引所上場:JLL)は、不動産に関わるすべてのサービスをグローバルに提供する総合不動産サービス会社です。JLLは、最先端テクノロジーを駆使して、お客様や人々、コミュニティーに対し、投資機会や環境に配慮した持続可能な不動産ソリューションを提供することで、不動産の未来をかたちづくり、よりよい世界に貢献します。
フォーチュン500に選出されているJLLは、2020年12月31日現在、世界80ヵ国で展開、従業員約91,000名を擁し、売上高は166億米ドルです。JLLは、ジョーンズ ラング ラサール インコーポレイテッドの企業呼称及び登録商標です。https://www.jll.com

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