「SUUMO住みたい街ランキング2021 関東版」発表!コロナ禍でも「横浜」が4年連続1位

株式会社リクルート住まいカンパニー

2021年3月8日 17時18分

世帯別ランキングをみても、夫婦のみ世帯では2位「浦和」3位「大宮」、夫婦+子ども世帯では上位10駅のうち3駅がさいたま市がランクイン。「さいたま新都心」「川口」「所沢」が過去最高位を更新・埼玉県が躍進

株式会社リクルート住まいカンパニー(本社:東京都港区 代表取締役社長:淺野 健)では、関東(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県)に居住している人を対象に実施したWEBアンケート形式による「SUUMO住みたい街ランキング2021 関東版」を集計しましたので、概要をご報告いたします。

[関東] 住みたい街(駅)ランキング <総合>


総合1位は「横浜」で、2018年以降4年連続トップ。
「浦和」がTOP10の中で唯一得点を伸ばし8位へ順位を2つ上げた。
「浦和」以外のTOP10駅の得点はいずれも2020年より減少し、人気が分散する結果に。
今年、2018年以降の最高順位を更新した駅は、1.埼玉県の「さいたま新都心」 「川口」「所沢」「武蔵浦和」 2.横浜周辺駅の「桜木町」「みなとみらい」 3.つくばエクスプレスの「つくば」 「流山おおたかの森」 4.京葉エリアの「舞浜」「浦安」「新浦安」など郊外中核駅の傾向があった。



<総合ランキング>



[関東] 住みたい街(駅)ランキング <夫婦、夫婦+子ども>


夫婦のみ世帯、夫婦+子ども世帯では郊外中核駅が上位に多数ランクイン。
夫婦のみ世帯では2位「浦和」3位「大宮」と、TOP3のうち2つがさいたま市。
夫婦+子ども世帯では上位10駅のうち3駅がさいたま市。また「さいたま新都心」が14位から7位に順位を上げた。
l夫婦+子ども世帯では「武蔵小杉」「柏」「舞浜」「みなとみらい」も順位を大きく上げた。



<夫婦>





<夫婦+子ども>




住みたい街(駅)ランキングの最注目ポイントは埼玉県の躍進!
今回の住みたい街(駅)総合ランキングでは「さいたま新都心」「川口」「所沢」などが過去最高位を獲得。また、ライフステージ別ランキングのファミリー世帯でも「大宮」「浦和」「さいたま新都心」が得点を伸ばしベスト10にランクイン。さらに、「順位が上昇した街ベスト10」でも「所沢」「川口」「和光市」がランクインするなど埼玉県の躍進を感じられる結果となりました。そこで特に埼玉県の中でも現在再開発が行われ今後さらなる躍進が期待される「所沢駅」について紹介します。(添付のリリースでは「和光市」についても紹介しています)

1.所沢
<商業施設やマンション開発が相次ぐ>
昨年の56位から過去最高の44位に上昇した「所沢」。2020年9月には駅直結型の商業施設である「グランエミオ所沢(第II期)」がグランドオープンし、駅の顔となりました。
駅前には311戸のタワーマンション「シティタワー所沢クラッシィ」や2022年1月に竣工予定の「ザ・パークハウス 所沢プレイス」など、これからも多くのマンションが建設される予定です。その一方で、駅周辺には「プロペ通り商店街」や「ワルツ所沢」などの商店街やショッピングセンター、飲み屋街など、古くから住民に親しまれている飲食店や買い物スポットが多いことも魅力の一つです。
さらに、所沢駅ではないですが、少し広域で見ると2020年11月にはKADOKAWAによる日本初のコンテンツモールである「ところざわサクラタウン」が開業。隈研吾氏デザイン監修の「角川武蔵野ミュージアム」をはじめ、ホテルやレストラン、書店などのほか、神社まで備える新しいランドマークとなっています。

<西武線のターミナル駅、都心へのアクセスも便利>
「所沢」は西武池袋線と西武新宿線が交わるターミナル駅で交通利便性も高い街です。「池袋」まで急行で27分で行けるほか、相互乗り入れによって「飯田橋」や「有楽町」、「渋谷」や「横浜」まで1本でアクセスすることができます。

<大規模医療施設、豊かな自然や公園が多い>
さらに、“医療の充実”や“豊かな自然・公園が充実”している街でもあります。駅徒歩5分のところには8の診療科をもち、地域の中核病院としての役割を果たしている「所沢中央病院」があるほか、徒歩圏に高度な医療を提供する特定病院の「防衛医科大学校病院」や市立病院である「所沢市市民医療センター」などがあります。
また、市民の憩いの場所となっている「所沢航空記念公園」や、所沢から狭山湖までを一望できる景勝地「ドレミの丘公園」、デイキャンプやバーベキューができる「所沢カルチャーパーク」など、自然に触れることができる広大な公園が多くあり、特に子育て中のファミリーにおすすめの街です。









[関東] 住みたい街(駅)ランキング コロナ禍を受けて「理想的な街」に求めることの意識変化


コロナ禍を受けての「理想的な街」に求めることの意識変化の1位は、「医療施設が充実している(病院や診療所など)」。
「一回の外出で複数の用事を済ませられる」「歩ける範囲で日常のものはひととおり揃う」といった、地域での暮らし利便性の充実度が重視されている。また「物価が安い(5位)」「住居費が安い(7位)」も上位にランクインし、生活費の安さへの意識も高まっている。
他方、従来は街選びの意識で高かった「個性的な店がある」「人からうらやましがられそう」「有名」といった羨望系の項目は最下位に位置している






住みたい理由別 街ランキング[コロナ禍で意識された項目上位10項目]


前頁のコロナ禍を経た街の求める条件の意識変化の上位10項目をピックアップ。住みたい街(駅)を選んだ際に、その項目をこの街の魅力と回答した比率の高い5駅を並べた。
「聖蹟桜ヶ丘」 「川口」 「元住吉」 「石神井公園」は3項目でTOP5にランクイン。
「医療施設が充実していると思われている街」では、大学病院や大病院が立地する街が上位。
「歩ける範囲で日常のものはひととおり揃うと思われている街」の1位は大型商業施設や運動施設が駅近くに集積する「錦糸町」。「錦糸町」は「一回の外出で複数の用事が済ませられると思われている」の項目でも3位にランクイン。
「散歩・ジョギングがしやすいと思われている街」の1位は「逗子・葉山」3駅が湘南エリア。
「住居費が安いと思われている街」の1位は「川口」。
「利用しやすい商店街があると思われている街」の1位は、有名な商店街がある「元住吉」。








コロナ禍を受けての今後の注目の街とは?
「住みたい理由別 街ランキング」にランクインした街のなかで、今後特に注目の街をご紹介します。
(添付のリリースでは聖蹟桜ヶ丘も紹介しています)

1.元住吉
<渋谷・横浜・目黒へ1本、地下鉄の乗り入れで一層便利に>
「渋谷」と「横浜」のちょうど中間あたりに位置する「元住吉」。東急東横線で「渋谷」まで20分「横浜」まで17分で移動できる立地が魅力です。東急目黒線も通っているので「目黒」までも20分以内で行けるほか、東京メトロ南北線、都営地下鉄三田線が乗り入れています。2013年からは東横線と副都心線との相互乗り入れが開始されたことで、一層便利になりました。さらに隣駅である「武蔵小杉」からはJR南武線と横須賀線、「日吉」からは横浜市営地下鉄グリーンラインが利用できます。

<駅を挟む2つの元気な商店街で、日常の物がそろう>
「利用しやすい商店街がある」で1位を獲得している通り、駅を挟んで東側には「モトスミ・オズ通り商店街」、西側には「モトスミ・ブレーメン通り商店街」という2つの元気な商店街が延びており、買い物にも便利な街です。 「モトスミ・ブレーメン通り商店街」は、その名前のとおり、ドイツのブレーメン市の商店街と友好協定を結んでおり、街なかの数カ所にあるブレーメン音楽隊の彫像とともに、住民に愛される商店街です。また、オリジナルビールの販売や毎年10月には10万人以上が来場するイベント「ブレーメン・フライマルクト」 の開催、住民全体で音楽に親しむ風土なども“元住吉らしい”魅力を創出しています。

<川沿いの遊歩道など、歩いても楽しい街>
実は、隣駅である「武蔵小杉」へは徒歩20分程度。歩いてショッピングを楽しめるほか、付近には「渋川」や「江川」といった川が流れており、その脇に遊歩道が整備されているため、“歩いて楽しい街”であることも特色の一つです。








2.錦糸町
<商業施設の開業やマンション建設続く、新旧融合が魅力>
「歩ける範囲で日常のものはひととおり揃う」の1位となった「錦糸町」は、歓楽街や飲み屋街、場外馬券場などがあり下町イメージが強いですが、再開発の歴史は古く、1980年ごろから北口を中心に商業施設の建設が進んできました。2019年3月には105店舗を有する「錦糸町パルコ」がオープン、2020年4月には「錦糸町駅前プラザ」がリニューアルオープン。これらの新しい商業施設のほか、駅ビルの「テルミナ」、駅前には 「丸井錦糸町店」「アルカキット錦糸町」「オリナス錦糸町」など挙げればキリがないほど商業施設が充実しています。一方で古くからこの街を支える商店街や飲み屋街も健在で、新旧が融合した景色もまた錦糸町の魅力と言うことができるでしょう。
また、近年、大規模マンションの開発も盛んで1997年に竣工した「アルカタワーズ錦糸町」 を皮切りに、2000年代には総戸数644戸を誇る「ブリリアタワー東京」 や「プラウド錦糸公園」「パークタワー錦糸町」などランドマークとなるマンションの建設が相次ぎました。2021年も「サンウッド錦糸町フラッツ」、2022年には徒歩圏内に「プラウドタワー亀戸クロス」が完成する予定です。

<公園や文化施設が多く、歴史を感じさせる街>
このような再開発の輝きに目を奪われがちですが、住民に評価されているのが公園や文化施設の多さです。もともと江戸時代に運河や貯木場として活用されていた土地柄。駅から徒歩1分のところにある大きな「錦糸公園」をはじめとして、徒歩圏内に「錦糸堀公園」「猿江恩賜公園」「大横川親水公園」 といった大小の水にちなんだ公園が点在しています。
「錦糸公園」には、テニスコート、野球場のほか、プールやフィットネススタジオもある総合体育館もあります。
さらに、2020年4月には墨田区初の大学誘致となった「情報経営イノベーション専門職大学」の開校が話題になりましたが、歴史のあるこの街には「すみだトリフォニーホール」 、徒歩圏に「江戸東京博物館」などの文化施設も充実しています。

<東京駅まで8分、新幹線利用や空港へのアクセスも◎ >
交通利便性も高い街です。JR総武線の快速と普通列車が停車するため、「秋葉原」までは6分、「東京」までは8分で行くことができます。また、東京メトロ半蔵門線が乗り入れており、山手線内側エリアへもアクセスしやすいほか、隣駅である「押上」からは東武スカイツリーライン、京成押上線、都営浅草線を利用することができます。さらに東京駅に近いので、新幹線や空の便を利用する際にも便利です。



SUUMO編集長が語る今回のランキングの総括

コロナ禍による「郊外化」が報道等で出ています。SUUMOのログデータでもその傾向はありますが、「大きなうねり」ではありません。10P にあるように3人に2人はコロナ禍でも住みたい街を変えていない。ここは冷静に捉える必要性があると感じました。他方、確かに「郊外化」の傾向も感じます。テレワークによる「職住融合」は人数が多い世帯のほうに影響があり、例えば夫婦のみのランキングでは「浦和」2位、「大宮」3位と、総合2位の「恵比寿」や同じ郊外の「吉祥寺」すら抜いています。夫婦+子どものランキングでは、「さいたま新都心」も含めてさいたま市の3駅がTOP10にランクイン。12Pにあるようにコロナ禍で、有名、うらやましがられそうという意識減退の影響もあり、わざわざ東京に住まなくてもいいや、「翔んで埼玉」から「住んで埼玉」ともいえるかもしれません。


■専門分野、お話できること
・マーケットや消費者の最新動向、人気の街のランキングなどの各種データ解説
・DIY、二拠点生活(デュアラー)、職住融合など注目したい住まいのトレンド、
 マーケット解説、実例のご紹介
・空き家、高齢者の住まいなど住まいに関する社会課題全般
・マイホーム購入、売却などのノウハウ
・住まいに関するお金、税金や、消費者の購入者マインドについてなど


その他コロナ禍での住みたい街の変化なども調査しておりますので、詳細は下記をご覧ください。
https://prtimes.jp/a/?c=28482&r=347&f=d28482-20210305-6374.pdf

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