大和ハウスグループの大和ライフネクスト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:石崎順子)は、女性従業員の意見を活かした技術職向け新ユニフォームを導入し、2021年3月下旬より、着用を開始します。
当社は、マンション・ビル等不動産総合管理業を展開していますが、建築・設備の維持・修繕工事なども多数手がけています。本業務に従事する女性従業員は複数在籍していますが、工事現場等で着用する作業服は、男性用として作られているものが多く、体格が異なる女性が着用した際の動きやすさやシルエット、細部の仕様などに課題がありました。
このたび完成した新ユニフォームは、技術部門に所属する女性従業員を中心としたプロジェクトにおいて約半年間検討を重ね、現場で働く女性が、肉体的にも精神的にも、より生き生きと働くことができるよう、機能性はもとより、「着用したくなる」デザイン性を備えたものにしました。
なお、本ユニフォームはアパレル関連事業を展開するオンワード商事株式会社様ご協力のもと、デザイン・制作をしました。
【技術職向け新ユニフォームの改良ポイント】
〇カジュアル過ぎないトータルデザイン(ジャケットを羽織ればビジネスシーンにも対応可能)
〇ストレッチがきいた細身のシルエット
〇化粧が付着しないように配慮した襟の高さ
〇汚れ・汗ジミが目立たない色・素材
〇作業中に工具や筆記具等が落下しないよう複数配置したファスナー付きポケット
【プロジェクトメンバーの声】
性別に関わりなく、誰もが生き生きと、活躍できる職場環境づくりを目指す
■新ユニフォーム制作に取り組んだ理由(紺野)
建築・設備・修繕工事の現場は男性が多い世界のため、基本的に男性基準で物事が考えられていることが多く、ユニフォームもそのひとつでした。
現場では作業を行うだけではなく、マンションの理事会に出席することもあるため、お客様に不快な印象を与えないよう、清潔感や、フォーマル感も必要な場合があります。女性は特に着替えにも気を遣うため、従前のユニフォームでは思うようにならないことがありました。
■機能性に加え、「着たくなる」デザイン性も重視(三田)
生地やデザインを改良することで、汗ジミ、化粧が付着した襟の汚れなどを目立たせないだけでなく、汚れにくくするための工夫も必須でした。ユニフォームを着用して自宅を出て、そのまま現場に直行することも多いため、通勤スタイルとしても、モチベーションが上がるものを着用したいという気持ちもありました。
ひざ下のラインなど細かいシルエットについて、オンワード様に何度もご調整いただきました。
■男性・女性の境界を無くす(片山)
男女問わず、誰もが「着たい」ものを作りたいという想いはプロジェクトメンバー共通のものでした。サイズも幅広く設けたことで、男性でも着用できます。今後もユニフォームに限らず、課題や壁があるときは、ひとつずつ改善に向けてチャレンジをしていきたいと思っています。
あらゆる面で性別に関わりなく誰もが実力を発揮できる環境づくりが進み、技術者として長くキャリアを積んでいくことができればと願っています。
■働きやすいしくみ、環境を支援し、さらなる女性活躍を(佐々木)
「格好良いユニフォームを作りたい」という話をもらい、様々な悩みを聞くうちに、現場では、資料や工具を携え高いところに上ったり、地面に近いところや狭いところを這ったり、ユニフォームを擦りながら業務にあたるなど、技術職の女性が想像以上にハードな環境で仕事をしていることを知りました。
タフな現場で汗を流す女性にとって、機能とスタイルのどちらも満足できる、そんなユニフォームが彼女たちの活躍をもっともっと後押ししてくれると期待しています。
【代表取締役社長 石崎順子より】
マンション管理業界は、性別、年齢、キャリアも幅広い人財が活躍できることがひとつの特徴ではありますが、女性の活躍が進まないと言われている建築・工事系の職域においても、自らのアイデアを活かして働く環境を変えようとチャレンジする女性従業員たちの姿を、とても誇らしく思っています。
性別や年齢、障害の有無、時間の制限などに関わらず、多様な人財がその能力を活かし、活躍できる道が開かれている、魅力ある企業でありたいと考えています。
※石崎の「崎」の表記は、「たつさき」となります。
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