江の島FCが、エノシマエフシーハウスを横浜市に2軒創設 ~新たなモデルで神奈川の地域課題にアプローチ~

合同会社ENOSHIMAFC

2021年3月23日 10時48分

湘東地域の人口減少課題に新たな打開策を提案する、横浜市の新しい居住型クラブハウス

地域サッカークラブ江の島FCを経営する合同会社ENOSHIMAFC(代表:巴山 雄太)は、2021年1月より横浜市内に2軒の居住型クラブハウス『エノシマエフシーハウス』をオープンいたしました。首都圏を中心にコミュニティ事業を展開する株式会社リバ邸(代表:片倉 廉)と共同で、住空間という側面から神奈川県の若年層を支援してまいります。





1、江の島FCが目指す湘東地区の”2025年問題”を中心とした地域課題アプローチ


 神奈川県横須賀市では、全国平均をはるかに上回る30%の人口減少※ が見込まれるなど、神奈川県の湘東地域でも人口減少は顕著な課題となっています。特に、2025年は団塊の世代が75歳以上の後期高齢者年齢に達する年であり、2025年以降は全国で高齢化率が28%を超える、全世界でも類を見ない超高齢社会が到来する年になります。このような、”2025年問題”を代表とした人口構造の変化は、家庭内の生活だけではなく、住むまちのあり方や地域社会の仕組み、人と人のつながりにも大きな影響を与えることになります。

 江ノ電沿線を中心とした湘東地域の活性化を目指す私たちは、県内から横浜市や川崎市への移住人口の増加率に目をつけ、”横浜市”を拠点として第一のプロセスを実行していくことを決定しました。
 
 結論として、湘東地域の入口である横浜市から、地域に根差す拠点となる新しい若年層コミュニティを形成していきます。400万人が暮らす横浜市では、東京への人口流出という課題を抱えています。郊外での大幅な人口減少、超高齢化による労働者人口の減少、独り暮らし率の上昇による地域のつながりの希薄化などの現状に対し、他の大都市に比べて不足している若年層コミュニティから暮らしの在り方を再定義していくことが求められると考えております。これこそが、江の島FCが湘東地域の入口である横浜市から、地域に根ざした新しい若年層コミュニティを育てていく理由です。

※横須賀市で2015年以降25年間で30%の人口減少が予測(2017年 総務省『人口段階別市区町村の変動』より)

2、居住型クラブハウスという新たな空間が生み出すコミュニティ

 ”スポーツチームが運営する居住型のクラブハウス”という立ち位置の二軒のエノシマエフシーハウスを、横浜市神奈川区、横浜市南区で2021年1月にオープンいたしました。下記の、4つの機会格差の解消をビジョンのひとつに掲げる江の島FCでは、最も大きな経済的負担となる住空間の支援を第一に掲げて取り組んでおります。






 地域最安の29,000円のみで生活できる入居プランを用意するなど、エノシマエフシーハウスのコミュニティ運営を通して精力的に若年層の支援を行っております。江の島FCの選手スタッフのみならず、神奈川県のスポーツチーム所属のアスリートに優先的に開放するなど、地域クラブの特性を生かし多様な方々が日々集う空間として、10名弱の住民とともに運営を行っております。








 

 
 
 スマホ一台あれば誰とでも繋がることができるこの時代に、敢えてゼロからつくる新しい拠点は、シェアハウスとよく似た、秘密基地とも言えるかもしれません。
 東京と湘東の真ん中で、リビングで街の未来について語り合う。東京と湘東の真ん中で、いろんな方々を招いて交流する。東京と湘東の真ん中で、お互いの夢について語り合う。多様な仲間達が挫折を味わいながら戦い続ける地域サッカークラブが運営するからこそ、仲間との"コミュニケーション"づくりには決して妥協しません。3月現在も、新しいコミュニティを育てていく新規入居メンバーを継続的に募集しております。


3、株式会社リバ邸と新規スポンサーシップ契約の締結



この度、江の島FCを運営する合同会社ENOSHIMAFCは、株式会社リバ邸と2021シーズンのスポンサーシップ契約を新規締結しました。同社は『現代の駆け込み寺』をコンセプトとしたシェアハウスリバ邸を首都圏を中心に運営しております。リバ邸運営の知見を生かした不動産パートナーとしてのご支援並びに、2021年度ユニフォームへのロゴ掲出でのサポートをいただきます。


■株式会社リバ邸
代表取締役社長:片倉 廉
所在地 : 東京都江東区大島2-27-2
事業内容:シェアハウス運営管理、投資用不動産の企画運営、空き家活用、クラウドファンディング起案サポート(CAMPFIRE公式パートナー)
コーポレートサイト:https://liverty-house.com/


■株式会社リバ邸 代表取締役社長 片倉 廉 様 コメント

 株式会社リバ邸の片倉と申します。 この度江の島FCさんの居住型クラブハウス”エノシマエフシーハウス”を弊社所有の物件でサポートできたこと、そして2021スポンサーになれたことを大変光栄に思っております。
 今回の取り組みに参加させていただいたキッカケとしては、僕自身も元々スポーツをしていたのですが当時金銭的に余裕がなかったこともあり道具や練習への投資ができないことで大変苦労したことがキッカケです。シェアハウスは一般的な賃貸よりも安く住むことができるので、住んでいる選手の方達が浮いた家賃で道具や練習に投資出来る時間が増えます。なので弊社が物件提供やスポンサーになることによって過去の自分のような人達を減らせれば良いなあと思っております。
 そして、スポンサーという立場からだけではなくリバ邸と江の島FCで共に目線をあわして手を取り合いコミュニティ単位で地域を盛り上げていけるような関係性を築いていけたら僕は嬉しいです。江の島FCさんこれからよろしくお願いします。


■江の島FC 代表取締役 巴山雄太 コメント

 20世紀のインターネット誕生から四半世紀にわたり、20代の若者たちはドロドロとしたエゴイズムを、バンド活動、執筆活動、創作活動などを通して社会と結びつけることで、不器用にも生きがいを追求してきました。しかし、表現の時代の中においても、これらが社会性とリンクし、共感者と出会い、社会に接続されていくような例は、とても稀なことだと思います。
 では、救われない若者のエゴを社会実装するために何ができるか? この問いに対して私は、地域サッカークラブを育てていくプロセスは、ひとつの答えではないかと考えています。創設者たちの想い(エゴ)が象徴となるエンブレムに落とし込まれ、エンブレムが共感者を集め、半ば自動的に地域に所属される。こうして、結果としてエゴが社会実装される最短の方法であり、地域クラブこそ世界最小のソーシャルブランドだ、とも思うのです。
 さて、リバ邸さんも、手段は違えど、エゴを社会に実装し続けるソーシャルブランドのひとつではないかと思います。熱い想いを抱く若者にシェアハウスの運営権を渡し、シェアハウスごとに全く色の違うコミュニティを世界中に創出する。クローズドな空間になりがちなシェアハウスだからこそ、物件でアウトプットを作ることを唯一のルールとし、社会とつながる仕組みは残していく。家という一番身近な空間を活用した素晴らしい仕組みだと実感しておりますし、私自身、リバ邸のおかげで救われた人をこれまでに数多く見てきました。
 成長を続けてきたリバ邸という偉大な先輩と歩みを進めていけることに感謝し、家入さん、廉くん、そして全てのリバ邸の住民の方々の多様なエゴと情熱を乗せて、強く、愛されるチームをこれから育てていけたら嬉しいです。リバ邸ファミリーの皆様、申し遅れましたが、江の島FCと申します!! 皆様にとっての実家、そしてリバ邸に注ぐ、第三の居場所だと思っていただけるように、頑張ります!!!
 

■江の島FCについて

 江の島FCは、2020年4月に設立された、江ノ電沿線を中心とした湘東地域をホームタウンとするサッカークラブです。2021年は神奈川県社会人サッカーリーグ3部(J9相当)に所属し、2030年のJリーグ昇格を目指しています。
 「STAY YOUNG, TO LIVE.~世界中の探求者の人生に生きがいを吹き込む居場所を創造する~」という創設の想いを掲げ、夢を持つ全てのエゴイストの機会格差解消を目指して活動しています。2021シーズンより峯山典明監督が就任し、新体制のもとチームづくりを進めております。

会社名:合同会社ENOSHIMAFC
設立 :2020年9月16日
代表者:巴山 雄太
事業内容:サッカークラブ運営、クリエイティブ支援事業、不動産事業
公式SNSアカウント:
- Twitter:https://twitter.com/ensmfc_official
- Instagram:https://instagram.com/enoshimafc_official

【本件に関するお問い合わせ先】
合同会社ENOSHIMAFC 代表 巴山雄太
TEL:08013043162
e-mail:info@enoshimafc.com




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