株式会社カシワバラ・コーポレーション(本社:東京都港区、代表取締役:柏原伸介、以下カシワバラ)は、建設テックスタートアップに投資する「JAPAN CON-TECH FUND」より、塗料業界に特化したSaaS開発を行うPaintnote株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:藤井友輝)と資本提携を行う方向で合意しました。
カシワバラ・コーポレーションは1949年の創業時よりインフラメンテナンスやマンション大規模修繕事業を通じて、塗料業界に長く携わっております。2020年の塗料・コーディング業界の世界市場規模は1,472億ドル(*1 約16兆円 )で2025年までに約4%の年平均成長すると推計されており、大手塗料メーカー間では業界再編の動きが活発化、近年でもウットラムグループ(シンガポール)が日本ペイントHDを傘下に入れるなど大きな動きがありました。
一方で、日本国内の塗料流通に目を向けると年間流通額 約2兆円(*2)、販売事業者数3,000以上となっており、紙・電話といったアナログなコミュニケーションが色濃く残るのが現状です。
今回、資本提携するPaintnote株式会社は、塗料業界特化でSaaS開発をしているスタートアップであり、クラウド型販売管理システムである「Paintnote」、クラウド型受発注システムである「Paintnote EDI」を開発・提供しています。
塗料流通においてDXを推進することは、塗料業界全体に大きな価値があると考えており、創業時より業界に長く携わっているカシワバラだからこそできる支援・連携を行っていきます。
【JAPAN CON-TECH FUNDについて】
「JAPAN CON-TECH FUND」は、2019年3月より株式会社カシワバラ・コーポレーションが開始した建設テックスタートアップに投資するプロジェクト。スタートアップ企業にリスクマネーと成長ノウハウを供給し、建設業界に新しいテクノロジーの風を吹き入れることで、双方の事業創出と成長を支援。建設業界で約70年の歴史をもつカシワバラならではの支援策として、参入障壁の高い建設業界における新技術の実証実験と導入支援のために、多くの建設現場を提供。その他、カシワバラが提供可能なバックアップを随時行いながら投資先企業の成長を促進し、国内の建設業界の課題解決を目指します。
【JAPAN CON-TECH FUND運営会社:株式会社カシワバラ・コーポレーションについて】
1949年創業以来、70年以上にわたり「塗装」を軸とした産業インフラの維持・保全事業、業界No.1の実績を持つ石油化学プラント塗装のメンテナンス事業や、マンション大規模修繕事業、建設事業、リノベーションデザイン(内装リフォーム)事業等の「住」の分野を中心とした事業を展開。日本の産業を支え続ける高い塗装技術を武器に、海外へも積極的に展開しています。
会社概要
会社名:株式会社 カシワバラ・コーポレーション
代表取締役:柏原 伸介
本社所在地:
(東京本社)東京都港区港南一丁目8番27号 日新ビル9階
(岩国本社)山口県岩国市山手町1丁目5番16号
事業内容:プラントメンテナンス、マンション大規模修繕、リノベーションデザイン、建設事業等
Webサイト:
https://www.kashiwabara.co.jp/【Paintnoteについて】
塗料販売店の販売管理を効率化する、クラウド型の販売管理システムです。
「調色」という色を作る作業によって商品点数が非常に多くなり、管理コストが高い
販売価格が得意先によって大きく異なり、さらにそれらが営業ごとに属人化しているため、受注ごとの販売価格決定が難しい
外出先で履歴参照や在庫確認ができず、得意先への迅速な対応ができない
上記の様な業界独特の商習慣ならではの課題を解決します。
【Paintnote EDIについて】
塗料販売店の受発注業務を効率化する、クラウド型の受発注システムです。
1日に何十件もある電話やFAXでの受注業務や納期連絡の業務に時間がかかる
得意先への情報伝達や販売促進のための手段が限られており、より多くアピールしたい
新たな手段による利便性提供を以て、既存得意先の満足度向上・囲い込みをしたい
業界ならではの商習慣に対応し、上記の様な課題を解決します。
会社概要
名称:Paintnote株式会社
所在地:〒142-0062 東京都品川区小山 6-1-6 矢野ビル202
代表者:代表取締役社長 藤井友輝
URL:
https://corporate.paintnote.co.jp/設立:2019年7月1日
*1 MarketsandMarkets 塗料及びコーティングの世界市場予測
*2 塗料・塗装白書 2019
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