「SUUMO住みたい街ランキング2021 関西版」TOP30の中古マンション価格相場を調査!

株式会社リクルート

2021年3月30日 12時48分

SUUMOジャーナル調査

株式会社リクルート住まいカンパニー(本社:東京都港区 代表取締役社長:淺野 健)が運営するニュースサイト『SUUMOジャーナル(スーモジャーナル)』は、住まいや暮らしに関するさまざまなテーマについてアンケート調査を実施し、結果をご紹介しています。今回は「SUUMO住みたい街ランキング2021 関西版」TOP30の中古マンション価格相場を調査しまとめましたのでお知らせします。


「SUUMO住みたい街ランキング2021 関西版」TOP30の駅の中古マンション価格相場




今回調べたのは、「SUUMO住みたい街ランキング2021 関西版」のトップ30の駅それぞれから徒歩15分圏内にある、専有面積50平米以上~80平米未満の中古マンションの価格相場。人気の街の価格相場はいかほどなのか、さっそく見ていきたい。

「住みたい街」トップ4は4年連続で同じ顔ぶれという結果になっている。なかでも1位に輝いた阪急神戸線・西宮北口駅は、2013年より連続で1位という不動の人気ぶり。中古マンションの価格相場は4585万円とトップ30の中でも高めで、手が届きやすいわけではない様子。それでも支持される理由はどこにあるのだろう。西宮北口駅は大阪の中心地である梅田(阪急電鉄・大阪梅田駅)まで約15分、神戸の中心地である神戸三宮駅まで特急で約14分、という好立地。家族で大阪方面と神戸方面に分かれて通っている人や、関西圏内で広く転勤の可能性がある人にとっても好都合だ。しかも駅周辺自体も栄えており、西日本屈指の規模を誇るショッピングモール「阪急西宮ガーデンズ」をはじめ「アクタ西宮」「プレラにしのみや」など、大型の商業施設や、商業施設とマンション、公共施設の複合ビル、さらには「兵庫県立芸術文化センター」などの文化施設などが集結している。

2位は大阪メトロ御堂筋線・梅田駅。大阪を代表する駅だけあり、中古マンションの価格相場は1位・西宮北口駅よりもさらに高い5090万円だった。梅田駅のすぐ近くにはJR大阪駅や、阪神電鉄と阪急電鉄の大阪梅田駅、大阪メトロの谷町線・東梅田駅と四つ橋線・西梅田駅、さらにJR東西線・北新地駅もあり、さまざまな方面にアクセスしやすい環境だ。駅周辺には大型の商業施設やオフィスビルが林立し、働く街としても遊んだりショッピングしたりする街としても人気が高い。かねてからの再開発に加え、「阪神百貨店梅田本店」の建て替えプロジェクトも着々と進行中で、今年の秋には百貨店ゾーンがグランドオープン予定。オフィスゾーンを含む「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」としての全面開業は2022年春を予定しており、「梅田圏」はますます拡大中。今後も梅田の注目度は高まっていきそう。

3位は阪急神戸線・神戸三宮駅で、価格相場は1位や2位と比べるとややリーズナブルに思える3880万円。神戸高速線と阪神本線の「神戸三宮駅」もあるほか、駅名が微妙に異なるものの神戸市営地下鉄西神・山手線とポートアイランド線の「三宮駅」と、JR東海道本線の「三ノ宮駅」、神戸市営地下鉄海岸線の「三宮・花時計前駅」もほぼ同じ場所にあり、神戸の鉄道網の要と言える街だ。駅周辺は多彩な商業施設が建ち並ぶ都市の様相を見せつつ、駅南側には神戸港、駅北側には山並みを背にした北野異人館街が広がり、海や山も身近に感じられる点も魅力だろう。また、今年4月には神戸三宮駅に直結する「神戸三宮阪急ビル」が開業予定。地上29階建ての同ビル内にはホテルやオフィス、商業施設「EKIZO神戸三宮」がオープンするそうで、ますます多くの人でにぎわう駅となるだろう。

続いて4年連続で4位となった、大阪メトロ御堂筋線・なんば駅も見てみよう。価格相場は1位・西宮北口駅よりやや低い4330万円。大阪メトロの御堂筋線のほかに四つ橋線と千日前線、南海電鉄の南海本線と高野線が通り、さらに近鉄難波線と阪神なんば線の「大阪難波駅」、JR関西本線の「難波駅」も近隣しており、1位~3位の駅と同様に交通の便がよい環境。駅周辺には「ミナミ」と呼ばれる大阪でも屈指の繁華街が広がっており、観光客にもよく利用される駅の一つ。華やかな商業施設ばかりではなくマンションも数多く建ち並び、日常使いされるスーパーやコンビニ、大衆食堂も。活気ある繁華街であると同時に、暮らす街としても親しまれている。

「住みたい街」として人気が高いほど価格相場が高いとは限らない
「SUUMO住みたい街ランキング2021 関西版」は、大阪府・兵庫県・京都府・奈良県・滋賀県・和歌山県に位置する駅から住みたい街(駅)を選択してもらっている。しかし1位~4位をはじめ、トップ30にランクインしたのは兵庫県、大阪府、京都府の駅がほとんどだった。そうしたなかで滋賀県の駅も2駅ランクインを果たした。それは11位・草津駅と28位・南草津駅。両駅はJR東海道本線の隣り合う駅で、直線距離だと2.5kmほどしか離れていない。ではこの草津駅とは、どんな街なのだろう。

草津駅を含む区間のJR東海道本線は「琵琶湖線」の愛称でも呼ばれており、草津駅の約4km西側には琵琶湖が広がっている。駅東口側には「近鉄百貨店」や、飲食店街やスーパーも備えたショッピングモール「Lty932・ガーデンシティー草津」があり、南草津駅へ向かう中間地点には市役所も。草津駅の西口側にも大型ショッピングセンター「エイスクエア」があるなど、草津市の中心地と言える活気ある街並みだ。JR東海道本線の新快速に乗れば京都駅までは約22分で行くことが可能。大津市や草津市など滋賀県内で働く人に加え、京都、大阪に通勤する人にとっても住む街として支持されている。

トップ30の駅のうち、価格相場が最も低い駅はどこかを見てみよう。それは30位にランクインした、阪急宝塚線・豊中駅で価格相場は2480万円。先述したトップ4の駅とは違って同駅を通る路線は1本のみで、この点が価格相場の低さにつながっているとも考えられる。交通の便で言えば複数路線を利用できる駅にかなわないかもしれないが、駅に直結して飲食店や服飾・雑貨店、スーパーなどを備えた複合施設「エトレ豊中」があるなど、暮らしやすそうな街並み。また、駅の約2km西側には大阪国際空港(伊丹空港)があり、飛行機を利用しやすい環境でもある。

一方で最も価格相場が高かったのは、14位にランクインしたJR大阪環状線・大阪駅で5830万円。1位の梅田駅とほぼ同じ立地ながら、大阪駅を中心にした徒歩15分圏内の価格相場で比較すると梅田駅よりも740万円価格は高くなった。物件の駅からの徒歩分数を算出する方法は、駅のどこかの出口から80mで1分。梅田駅、大阪駅それぞれに出口はたくさんあり、徒歩15分圏内と言える範囲も異なっているため両者に差が出たようだ。とはいえ、梅田駅も大阪駅も同じ「梅田圏」、どちらの駅も利用可能な駅として表示している物件がほとんどなので、この広い圏内で見たときに、存在している物件の広さや価格にも幅があるということだろう。つまり梅田駅~大阪駅周辺の中古マンションは、幅広い選択肢があるので、物件を探す際は築年数や、立地条件など一つ一つ丁寧に見比べよう。

今回「住みたい街」の価格相場を調べてみたところ、必ずしも人気上位の街(駅)ほど価格相場が高いわけではないことが分かる。例えば「住みたい街」8位の阪急神戸線・岡本駅は、1位の西宮北口よりは神戸方面寄り、神戸三宮よりは手前の東灘区にあり、閑静な住宅街として人気だ。上位にランクインしている商業地域を多く含む街に比べ、住宅として選ばれる分、価格は控えめ。今回紹介したトップ30のうち8番目に低く、人気の高さの割にはリーズナブルに感じられるだろう。「人気の街だからきっと物件も高いだろう」と決めつけず、気になる街があるなら一度はどんな物件があるのか、価格帯はどれほどなのかを調べてみたほうがよさそうだ。

▼記事の詳細はこちら
「SUUMO住みたい街ランキング2021 関西版」TOP30の中古マンション価格相場は?
https://suumo.jp/journal/2021/03/30/179100/

<調査概要>
【調査対象駅】「SUUMO住みたい街ランキング2021 関西版」TOP30の駅(掲載物件が11件以上ある駅に限る)
【調査対象物件】
駅徒歩15分圏内、物件価格相場3億円以下、築年数35年未満、敷地権利は所有権のみ
カップル・ファミリー向け:専有面積50平米以上80平米未満
【データ抽出期間】2020/12~2021/2
【物件相場の算出方法】上記期間でSUUMOに掲載された中古マンション価格から中央値を算出
※駅名および沿線名は、SUUMO物件検索サイトで使用する名称を記載している
※記事中の所要時間は7時30分~9時30分で駅探を使って検索した結果を記載

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