第9回 「大東建託 賃貸住宅コンペ」 結果発表

大東建託株式会社

2021年4月2日 19時00分

「アイデア提案部門」で1位~4位が決定「新たな賃貸スタイル部門」で審査委員特別賞3作品が選出

大東建託株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小林克満)は、3月7日、当社の情報発信施設「ROOFLAG(ルーフラッグ)賃貸住宅未来展示場」において、第9回「大東建託 賃貸住宅コンペ(以下、本コンペ)」の2次審査会を開催しました。

9回目となる今年は、『アフターコロナの社会において、賃貸住宅はどう変わるか』をテーマとし、コロナ禍を経験した生活者から賃貸住宅に求められるものは何か、これからの賃貸住宅のあり方について提案を募集しました。
審査の結果、「アイデア提案部門」では、『With Machine Apartment-弘伸製作所を対象とした分散的市街地における機械と暮らす賃貸住宅の提案-』(板倉知也(信州大学大学院)、以下敬称略)が1位を、「新たな賃貸スタイル部門」では、『糸魚川市駅北復興住宅』(八木敦司、久原裕(スタジオ・クハラ・ヤギ、teamTimberize、上越翔建設計、アジュールデザイン))、『Isecho NEST』(宇津木喬行(株式会社トリプルスリーアーキテクツ)、高橋良弘(MY NEST))、『欅の音terrace』(永井雅子・根岸龍介・若林拓哉(つばめ舎建築設計)、藤沢百合(株式会社スタジオ伝伝))が審査委員特別賞を受賞しました。
なお、今回は新型コロナウイルス感染症拡大防止措置のため、YouTube配信によるオンラインでの審査会となりました。

■ 「アイデア提案部門」の審査結果
2次審査会では、「アイデア提案部門」への応募数237点の中から、1次審査を通過した5組によるプレゼンテーションが行われ、1位~5位を決定しました。
※ 5位に入賞した『ポストコロナの家 -街のお一人様賃貸は小さな地縁を届ける-』は、諸般の事情により賞を辞退されました。

< 1位(ポイント:210P/賞金:150万円) >

タイトル:『With Machine Apartment -弘伸製作所を対象とした分散的市街地における機械と暮らす賃貸住宅の提案-』
制作者:板倉知也(信州大学大学院)
コンセプト:新型コロナウイルス感染症の拡大は、飛沫を避けるための距離を生みだした。本提案では、機械と暮 らす賃貸住宅を提案し、機械と人の多様な距離の共存に着目する。




< 2位(ポイント:150P/賞金:100万円) >

タイトル:『村ごと賃貸!-野沢温泉村における湯仲間の再編と新村人の賃貸住宅の設計-』
制作者:宮原美佳(椙山女学園大学大学院)、宮下幸大(金沢工業大学大学院)
コンセプト:新型コロナウイルス感染症の流行により地方への移住者が増えているが、移住者が地方のコミュニ ティに馴染めなかったり、地方の文化・伝統が移住者に受け継がれず途絶えてしまう可能性がある。移住者を受け入れられるように村の体制を整えると共に、新たなコミュニケーションを築く場となる 賃貸住宅を提案する。

< 3位(ポイント:100P/賞金:50万円) >

タイトル:『源泉換気住宅』
制作者:島田貴司(九州大学大学院)、明石卓也(九州大学大学院)
コンセプト:新型コロナウイルス感染症の流行により、換気の重要性を再認識する機会となった。換気をすること で気持ちを切り替えたり、換気が人々をつなげる新たな手段となる。人々によって生み出された空気の流れが住戸を巡り、新たな賃貸住宅のあり方が生まれる。

< 4位(ポイント:80P/賞金:30万円) >

タイトル:『サブスク住宅』
制作者:菅野凌(フリーランス)、雨宮慎吾(フリーランス)
コンセプト:モノを所有するのではなく、サブスクリプションによってレンタルできるようになった現代、人は身軽な生活ができるようになった。その時の気分や必要に応じて所有物や住まいを自由に変え、多くの空間やモノとの出会いを生みだす。







※ 今回新たに持ち点配分方式を採用しました。各審査委員は自身の持ち点を通過作品に対して自由に配分し、その合計の多寡で各賞(1位~4位)と賞金を決定します。各審査委員の持ち点は100ポイント(審査委員6名合計600ポイント) あり、各作品の取得ポイントに対応した賞金が授与されます(右対応表を参照)。


■ 「新たな賃貸スタイル部門」の審査結果
「新たな賃貸スタイル部門」では、応募数19作品の中から受賞3作品が、審査委員特別賞(賞金30万円)に選出されました。


『糸魚川市駅北復興住宅』
八木敦司、久原裕(スタジオ・クハラ・ヤギ)、teamTimberize、上越翔建設計、アジュールデザイン



『欅の音terrace』
永井雅子・根岸龍介・若林拓哉(つばめ舎建築設計)、藤沢百合(株式会社スタジオ伝伝)



『Isecho NEST』
宇津木喬行(株式会社トリプルスリーアーキテクツ)、高橋良弘(MYNEST)

■ 第9回「大東建託 賃貸住宅コンペ」概要
テーマ:『アフターコロナの社会において、賃貸住宅はどう変わるか』
募集期間:「アイデア提案部門」 2020年9月1日(火)~2021年1月6日(水)
     「新たな賃貸スタイル部門」 2020年9月1日(火)~2021年1月6日(水)
2次審査会:2021年3月7日(日)
審査委員長:千葉 学(千葉学建築計画事務所/東京大学大学院教授)
審査委員:赤松 佳珠子(CAtパートナー/法政大学教授)、横川 正紀(ウェルカムグループ 代表)、小林 克満(大東建託株式会社 代表取締役社長)、峠坂 滋彦(大東建託株式会社 商品開発部長)
ゲスト審査委員:木下 斉(一般社団法人AIA 代表理事/内閣府地域活性化伝道師)
主催:大東建託株式会社
後援:株式会社新建築社
コーディネート:リトルメディア
公式サイト:http://shinkenchiku.net/compe/kentaku-2020/ 



●関連ニュースリリース
2020年9月1日/「第9回 大東建託 賃貸住宅コンペ」開催決定
https://www.kentaku.co.jp/corporate/pr/info/2020/no9_chintaijutakucompe_0901.html

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