不動産テックの株式会社タスキ コンパクトホテルの株式会社ファーストキャビンHDと資本業務提携

株式会社タスキ

2021年5月10日 19時49分

データを用いた空間活用で協業

 不動産テックを活用した新築投資用IoTレジデンスの企画開発を行う株式会社タスキ(本社:東京都港区、代表取締役社長:村田 浩司、証券コード:2987)は、株式会社ファーストキャビンHD(以下、ファーストキャビン社)と資本業務提携契約を締結し、両社の培ってきた、コンパクトな空間活用のデータを元に、テクノロジーを利用した快適な空間の提供に向け協業してまいります。




◆ 資本業務提携の目的及び理由
 タスキは、「タスキで世界をつなぐ ~革新的なイノベーションで社会のハブになる~」を企業理念に掲げ、新築投資用IoTレジデンス「タスキsmart(※1)」の企画開発を中心に、不動産テック領域で事業を展開しております。アナログな商習慣が未だ残る不動産業界をテクノロジーの力で変革し、‟ライフプラットフォーマー”として、人々の暮らしを豊かにする事業の取り組みを進めております。
 一方、ファーストキャビン社は飛行機のファーストクラスをイメージしたコンパクトホテル事業を関東・関西エリア駅徒歩5分以内の立地でフランチャイズを含め、羽田空港、関西空港、東京ドームシティ等の大型施設内に15店舗を展開しており、カプセルホテルでもなく、ビジネスホテルでもない独自の新しいホテル形態が支持を集め、会員数320万人を超える豊富な実績を有しております。空きビルや空き店舗をリ・デザインする、一部店舗ではラウンジをコワーキングスペースとして活用するなど、これまでのホテル運営にとらわれない空間活用に取り組み、グローバル展開を含め100店舗を目指しています。
 両社共に、駅徒歩5分以内の立地に、テクノロジーを活用したコンパクトな空間を顧客に提供しており、互いに培った空間活用のデータとノウハウを組み合わせることで、両事業のさらなる発展が実現できると考えております。今後は、「住む」「過ごす」「泊まる」という多様な空間体験データを、テクノロジーを活用し、すべての顧客に快適な空間を提供してまいります。
 また、タスキの顧客である、不動産オーナーに対する提案として、現状のIoTレジデンス(タスキsmart)のみならず、ホテル運営の提供、またファーストキャビン社の顧客である不動産オーナーに対する提案として、ホテル運営のみならず、タスキのIoTレジデンス(タスキsmart)の提供などの不動産開発のクロスセルも可能となり、提携による更なるシナジーも見込めます。
 ファーストキャビン社に対しては、これまでタスキが培ってきたIoTソリューションやホテルの企画開発及びコンサルティング、不動産DX推進、AIソリューションのノウハウに基づき、スマートホテル(※2)開発を支援してまいります。IoTを活用したスマートホテルを開発することで、宿泊者にはパーソナライズされた快適な空間と、非接触による安全を提供できます。また、ファーストキャビン社にとっても、人件費の削減と人手不足の解消による収益向上が見込めます。スマートホテル運営から得られるデータは、タスキsmartの新機能開発にも、活かしていく予定です。
 タスキは、当社が展開する「TASUKI TECH」のAIを応用した、ホテル運営におけるオペレーションUXの変革と、それに伴う収益構造の改革によりホテル業界を革新させるDXソリューション分野に参入いたします。
 なお、本件はタスキのスタートアップ投資事業(通称:TASUKI Incubation Fund(タスキ インキュベーション ファンド))の一環として行われ、TASUKI Incubation Fundの第1号の出資案件となります。

(※1)タスキsmartとは
 先端のテクノロジーを標準装備し、先進の暮らしを提供するタスキのIoTレジデンス。カーボンニュートラル対応を目的として開発。低層階マンションに特化してエレベータを設置せずに消費電力を抑制したり、家具・家電付きにすることで引越し時の家財ゴミ排出を抑制したりするなど、環境に配慮したコンセプトとなっている。

(※2)スマートホテルとは
 ネットワークに繋がる家電や器具などのIoT設備を取り揃え、デジタル技術によって宿泊施設の顧客体験とホテル運営の業務効率を高めたホテル。

◆ 資本業務提携の内容等
(1)資本提携の内容
 ファーストキャビン社は第三者割当の方法により普通株式1,000,000株を発行し、タスキが1,000,000株を引き受けます。取得価額及び出資比率につきましては、相手先の意向を踏まえ守秘義務契約により非公表としております。なお、取得価額については、公平性・妥当性を確保するため、第三者機関による株式価値の算定結果を勘案して決定しております。

(2)業務提携の内容
 これまで互いに培った空間活用のデータとノウハウを組み合わせることで、「住む」「過ごす」「泊まる」という多様な空間体験データを、テクノロジーを活用し、すべての顧客に快適な空間を提供してまいります。
1. タスキが有するDXソリューションの活用によるファーストキャビン社の収益拡大
 タスキのReTechを含むX-Tech領域で得たネットワークと知見を基にファーストキャビン社のDX推進をサポートし、テクノロジー基盤の導入、デジタル人材の育成支援を図ることでホテル運営のスマート化を図ります。

2. 両者の空間体験データの連携による顧客価値向上
 タスキの商品のペルソナとする東京都心でアクティブに活動する若い世代(単身者)に向け、自宅、職場とは別の「第3の場所」として、コロナ禍の理想のライフスタイルを実現させるウェルビーイングな空間を提供します。新しい形として、テレワークキャビンやサブスクリプションによる新しい居住スタイル、ラグジュアリーなペットホテルの空間創造に取り組みます。

3. 相互の営業活動を通じたクロスセルの実施
 タスキ及びファーストキャビン社の営業活動において有効活用可能な事業用地、空きオフィス、空き店舗等の空間情報を共有し、不動産オーナーに対するクロスセル・アップセルの提案による収益機会の拡大に取り組みます。

詳細はこちら
https://tasukicorp.co.jp/news/2256/


◆ 株式会社タスキの会社概要
 『タスキで世界をつなぐ』を企業理念に掲げる株式会社タスキは、新築投資用IoTレジデンスの企画開発を中心に、不動産テック領域で事業を展開しています。アナログな商習慣が未だ残る不動産業界をテクノロジーの力で変革し、‟ライフプラットフォーマー”として、人々の豊かな暮らしを実現させていきます。

社名:株式会社タスキ
代表者:代表取締役社長 村田 浩司
URL:https://tasukicorp.co.jp/
本社:東京都港区北青山2-7-9 日昭ビル2F
設立:2013年8月12日
資本金:10億1,506万円


◆ 株式会社ファーストキャビンHDの会社概要
社名:株式会社ファーストキャビンHD
代表者:代表取締役社長 久野 慎一
URL:https://first-cabin.jp/
本社:東京都新宿区新宿4-3-17
設立:2019年4月25日
資本金:200百万円

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