ザイマックス、ザイマックス総研、相模原市、兵庫県立大学は産学官共同研究を開始

株式会社ザイマックス

2021年5月19日 15時18分

監視センサを用いた道路沿線斜面等の防災管理(手法)の研究

 株式会社ザイマックス(本社:東京都港区、代表取締役社長:吉本健二、以下「ザイマックス」)、ザイマックスの子会社である株式会社ザイマックス不動産総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 中山 善夫、以下「ザイマックス総研」)、相模原市、兵庫県公立大学法人兵庫県立大学(本部:兵庫県神戸市、情報科学研究科長兼社会情報科学部長 加藤 直樹、以下「兵庫県立大学」)は、道路沿線斜面等の防災管理の更なる精度および管理効率の向上に資することを目的とし、3軸加速度センサを搭載した監視センサによる道路沿線斜面等の監視について、産学官共同研究(以下「本研究」)を開始しました。

 ザイマックスでは、上記監視センサを建物に付随する袖看板や自立型のポール看板に設置し、傾斜角度や加速度データをモニタリングすることで状態の常時監視、さらには災害時等の急激な変化を検知する看板管理サービスを提供しています。さらに本技術を応用し、国土交通省が公募する橋梁やトンネル内工作物(照明器具・標識等)といった構造物の新点検技術にも兵庫県立大学との共同開発にて採用された実績があります。

 道路構造物の老朽化や土砂災害の危険個所は全国に多く存在し、そしてそのリスクは年々高まっているなか、各自治体にはその対応が求められています。今般、当監視センサを相模原市内の道路沿線斜面に存する落石・崩壊の可能性がある箇所や変状の可能性がある擁壁などの構造物等に設置し、変位をモニタリングすることでこれらの新しい監視手法の確立や、日常点検管理への応用について、産学官共同で研究を行う運びとなりました。


【本研究の概要】
実施場所:相模原市内
実施期間(予定):2021年5月~2022年3月

1. 道路沿線斜面に存する落石・崩壊の可能性がある箇所や変状のある擁壁などの構造物に監視センサを設置
2. 監視センサから自動取得する傾斜角度や加速度データをモニタリング
3. モニタリングした結果を、防災管理(手法)の研究に活用


                    図:モニタリング技術概要


●看板監視サービスの概要:https://www.xymax.co.jp/kanban/
●国土交通省 点検支援技術性能カタログ 公表ホームページ
 https://www.mlit.go.jp/road/sisaku/inspection-support/

・ 計測・モニタリング技術(橋梁) 技術番号BR030015-V0020
「3軸加速度センサを用いた傾斜計による、橋脚の傾斜角度変位モニタリングシステム」

・ 計測・モニタリング技術(トンネル) 技術番号TN030002-V0020
「3軸加速度センサを用いた傾斜計による、トンネル内付属物(照明器具・標識等)の傾斜角度変位モニタリングシステム」


                                                 以上

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