マンション購入後の防災・減災に備えていますか?
株式会社百年防災社(本社:東京都葛飾区、代表取締役社長:葛西優香)は、株式会社コスモスイニシア(本社:東京都港区、代表取締役社長:高智 亮大朗)がイニシア日暮里テラスアベニューと、東日暮里の町会と「地区防災計画作成会議」を開催しました。
プレスリリース
2021年5月31日
株式会社百年防災社
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マンション購入後の防災・減災に備えていますか?
新築分譲マンションと町会による「地区防災計画作成会議」をコスモスイニシアと百年防災社が開催
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マンションを購入された方の中には「我が家は、どの町会に入っているか知らない」という方も多いのが実情です。
マンションを購入した場合、管理会社が一括して町会に入会していることなどもあり、マンションは「町会の名前が分からない」、「入っているかも分からない」という状況が発生することもあります。
しかしながら、みんな同じくして被災し、町会は防災の上で、避難所の運営を行うなど非常に重要な役割を果たすにも関わらず、町会との接点をなかなか持てないことが、都心に住むリスクとも言えます。
町会・マンションをつなぐ「防災」をきっかけとしたまちづくり
「Next お客へ。社会へ。一歩先の発想で一歩先の価値を」を掲げる株式会社コスモスイニシアは、マンションを販売したそのあと、「ネクストアクション」を大切にした事業展開をされており、町会へマンション建設時のご挨拶だけでなく、そのあとの交流をもう少し深めたいという想いがありました。
また、地元の町会の方々も防災への課題意識を抱えており、“町会にマンションの方々も入ってもらえると地域が盛り上がる!”と思っていたことが分かりました。
百年防災社は、区や自治体、住民と共に避難所運営マニュアルの作成や防災訓練を通して、地域のまちづくりを行っており、「防災」をきっかけに地域との交流が生まれたら、という話になり、「ネクストアクション事業」の推進、「防災力を高め地域づくり」の推進、「防災計画を作成し、防災力向上につながる事業」の促進、という三者、そして、「地域に馴染んで住まいたい」というマンションのニーズが合致して、事業として推進する形となりました。
共助によって救われる命があります
神戸市東灘区での調査では、近所の人が救助にあたった割合は64%。
そして、避難所などでせっかく命が助かったのに、助けを求められずに起きてしまう災害関連死を増やさないためにも、ご近所さんたちと助け合える共助のあるまちづくりが大切です。
出典:総合都市研究第61号 神戸市東灘区における人的被害と救助活動
地区防災計画を作成する意義
地区防災計画とは、一定の地域の住民が、自分たちの地域の人命、財産を守るための助け合い(共助)について、自発的な防災活動計画を策定することです。
近年、気象災害・土砂災害等が多発しています。また、今後、発生が危惧されている首都直下地震、南海トラフ地震等の大規模広域災害に備え、自助・共助の役割の重要性が高まっています。
一方で、従来、地域防災力向上のために活躍していた、消防団、自主防災組織等は少子高齢化等、社会の変化に伴い活動が縮小している等の問題が発生しており、このような状況を踏まえ、地域コミュニティにおける共助による防災活動を強化する必要があります。(※1)
本事業の目的は「地域全体で多世代が協働する水害対策防災」
避難所運営マニュアルとは、避難所での円滑な共同生活を営むため、それぞれの避難所における地域住民で行う自主運営の基本的なルール等を定めたものです。荒川区には墨田川が流れており、荒川の影響も大きい土地であることから水害対策は必須になります。
マンションと町内会で避難所運営マニュアルを作成後、マンションと管理会社でマンション防災マニュアルに連携していく予定です。
避難所運営マニュアルを作成するメリットは、下記の様な内容があります。
・地域の特性にあった避難所運営ができる
・マンションや町会の壁を越えて住民同士の横のつながりを作れる
・近隣大学学生の防災活動への参加を促進できる
・感染対策を踏まえた避難所運営訓練の実施
・事前に人や場所を把握し、役割を決めておける
・災害時の避難所がスムーズに開設・運営できる
平時から、防災をきっかけに人と地域をつなぎ、そのつながりが、災害時に活きます。
世代間の壁を突破する
冒頭にも記載しましたが、防災に限らず、子育てや福祉の面においても、世代間での交流は大事であると知っていながら、つながりや交流のきっかけがなく、「距離が縮まらない」のが都心の雰囲気ともいえます。
本事業の中の避難所運営マニュアルの作成については、全部で4回のワークショップが計画されています(※コロナの影響により変更の可能性あり)。
2回目となる5月23日のワークショップでは、マンションと町会の間にある壁を越えて、一緒に避難所運営マニュアルの作成に集中できるように、マンショングループと町会グループに分かれて、それぞれのグループに聞きたい事・正直に感じている事を共有しました。
※マンションと町会を交えての交流の様子
そのあと、全員で集まり、正直に感じている事や質問を投げかけました。
そこで、マンションからは
「そもそも町会って、何をしているところですか?」
「ゴミを出す場所を町会と一緒にすることで、町会費に回すことができますか?また、協力できる事はありますか?」
「子どもが参加できる行事はありますか?」
など積極的な質問がありました。
ごみの出し方については、マンションの管理会社の方が同席してくださっていたので、荒川区と管理会社の方で確認していただくなど、新しい動きもありました。
また町会、各町会のチラシを持ってきてくださっていたので、各町会の説明をしていただき、行事のお話やお祭りへの参加の仕方を直接聞く事ができ、町会とマンションの距離がグッと近くなりました。
当日は、葛西より防災について学ぶ時間を経て、2つのワークを行いました。
アイスブレイクが功をし、みなさんが色々と意見を交わしながら、「避難所運営方針決め」「避難所レイアウト決め」のワークを進める事ができました。
今後も共助のあるまちづくりを目指して、試行錯誤を重ねて、本気の防災に取り組みます。
※1 日本防災士会より引用
| コスモスイニシアについて |
代表者:代表取締役社長 高智亮大朗
本社:東京都港区芝5丁目34番6号
設立:1969年6月
事業内容:不動産販売事業、不動産賃貸事業、不動産流通事業
URL:
https://www.cigr.co.jp/| 株式会社百年防災社について |
社長:葛西 優香
本社:東京都葛飾区亀有三丁目11番7号小松ビル4階
設立:2020年4月
URL:
https://100bou.jp/事業内容:防災計画コンサルティング、地区防災計画作成、防災情報メディア制作、防災イベント企画・進行
以 上
■本件に関する報道関係者からのお問合せ先
株式会社百年防災社
担当:葛西
メールアドレス:info@100bou.jp
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