~株式会社Hacobu、株式会社ピーステックラボ、株式会社Photosynthと資本・業務提携~
野村不動産ホールディングス株式会社(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:沓掛 英二、以下当社)は、当社グループの成長加速に向けた新事業・サービス創発の促進及び、革新的な先進技術やサービスを強みとするベンチャー企業との協業を目的として2018年に設立したコーポレートベンチャーキャピタルファンド「NREGイノベーション1号投資事業有限責任組合(以下当CVC)」を通して、新たにベンチャー企業3社への出資・業務提携を決定いたしました。
これにより当CVCを通じた出資企業は合計6社となりました。今後も、社会環境や顧客志向の変化等、時代の変化を先読みし、イノベーションにつなげる取り組みとしてベンチャー企等業への出資ならびに協業を積極的に推進してまいります。
■出資先企業および当社グループとのシナジーについて
➢株式会社Hacobu(ハコブ)
企業間物流の最適化を目指し、物流向けクラウドサービス「MOVO」を展開しているテクノロジー企業です。当社はデータを活用して業界や会社の枠を超えた物流の改善に取り組む株式会社Hacobuの考えに賛同し、共に社会課題の解決に取り組むべく、出資および業務提携を決定しました。
同社サービスや業務提携によるオープンイノベーションの取り組みを、当社グループが展開する物流施設「Landportシリーズ」に導入することで、物流ビッグデータの蓄積や活用の普及を図ってまいります。また、このような共創の取り組みを通して、物流業界が抱える課題解決に貢献していきます。
・ 社名:株式会社Hacobu
・ 代表者:代表取締役社長CEO 佐々木 太郎
・ 事業内容:物流向けアプリケーション及びハードウェアの開発・販売
・ 所在地:東京都港区三田3-12-17 プレクスビルディング3F
・ 設立:2015年6月
・ URL:
https://movo.co.jp/➢ 株式会社ピーステックラボ
貸し借りのシェアリングプラットフォーム「Alice.style(アリススタイル)」の運営を行い、「SDGsベンチャーアワード」、「東京ベンチャー企業選手権」等で受賞歴を持つ注目企業です。提供する「アリススタイル」は、最新の美容・生活家電や普段使わない旅行・アウトドアグッズ等を手軽にレンタルできるサービスで、豊富なラインナップに強みを持っています。
当社はこの「BtoC、CtoC」プラットフォームが、今後より大きなエコシステムとなることを期待しており、当社グループの顧客サービスの充実に向けて、新たなサービス開発の協業を進めていきます。
・ 社名:株式会社ピーステックラボ
・ 代表者:代表取締役社長 村本理恵子
・ 事業内容:貸し借りのシェアリングプラットフォーム「Alice.style(アリススタイル)」の開発・運営
・ 所在地:東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ8FMOV内
・ 設立:2016年6月
・ URL:
https://www.peaceteclab.com/➢ 株式会社 Photosynth (フォトシンス)
世界初の後付型スマートロックシステムを開発し、同社の主要サービスである法人向け「Akerun入退室管理システム」は5,000社以上の導入実績を誇ります。
当社は、主要都市から郊外まで50拠点以上で展開するサテライト型シェアオフィス「H¹T」において、ユーザー認証と空間管理インフラとして、同社のアクセス認証基盤「Akerun Access Intelligence」を採用するなど、従来からフォトシンスと協業してきました。
今回の資本業務提携を通じて、当社オフィスブランド「H¹T」や「H¹O」における更なる協業の拡大を行うとともに、当社が展開するその他のオフィスブランドや住宅等でのスマートロックを軸としたDX検討を通して不動産価値のさらなる向上を目指していきます。
・ 社名:株式会社 Photosynth
・ 代表者:代表取締役社長 河瀬 航大
・ 事業内容:IoT関連機器の研究開発、「Akerun入退室管理システム」の開発・提供
・ 本社所在地:東京都港区芝5-29-11 G-BASE田町15階
・ 設立:2014年9月
・ URL:
https://photosynth.co.jp/■「NREGイノベーション1号投資事業有限責任組合」について
当社グループの成長加速に向けた新事業・サービス創発の促進及び、革新的な先進技術やサービスを強みとするベンチャー企業との協業を目的として設立したコーポレートベンチャーキャピタルファンドで、今回の3件の出資を合わせて合計6社に出資を行っております。
➢ 概要
・ ファンド名:NREGイノベーション1号投資事業有限責任組合
・ 運営者:NNコーポレートキャピタル株式会社
・ 設立:2018年5月
・ ファンド規模:30億円
・ 運用期間:10年間
➢注力領域
事業課題の解決、成長分野を中心とした協業支援を注力領域としています。具体的には、XaaSサービス、不動産周辺ビジネスの共通基盤を提供するプラットフォームビジネス、ハードウェアを組み合わせた既存建物の機能向上・効率化テクノロジー、SDGs領域等を中心に協議を進めており、当社グループとの事業シナジーや将来性等を考慮の上、出資先を決定しています。
➢これまでの出資先企業
■<ご参考>当社グループの事業創発の取り組みについて
当社グループは事業成長ならびに未来に向けた社会的価値の創造に向けて、オープンイノベーション、DX・先進技術の活用等のイノベーション創出基盤の強化に積極的に取り組んでいます。
グループ内に於いては、既存の事業領域や枠組みにとらわれず、社会・事業環境変化に対応する事業創発を目指した社内発事業アイデア提案制度「NEXPLORER(ネクスプローラ)」や、グループ内の優秀な取り組みを表彰する「野村不動産グループアワード」などを実施しています。
加えて2021年4月には、事業創発を一層加速するべく、ICT・イノベーション推進部をDX・イノベーション推進部として改組し、人員体制の強化を行いました。今後はDX・イノベーション推進部を中心として、これまで以上に多様なパートナーとの共創や、DX・先進技術の活用等、新事業・新サービス創発を強化してまいります。
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