コロナ禍における、リモートワーカーの2拠点/移住動向@八ヶ岳南麓
山梨県北杜市で不動産とマーケティング事業を行う株式会社デュアルライフでは、コロナ禍に伴うリモートワーク継続の潮流を受け、二地域居住や移住を求める層の行動を自社HP閲覧数や物件見学者数の状況を元に調査を行いました。
当レポートは 2020/7/19 に発表いたしました第5弾として、定点調査の形でまとめております。
第1弾:
https://dual-life.co.jp/news/372/第2弾:
https://dual-life.co.jp/news/410/第3弾:
https://dual-life.co.jp/news/516/第4段:
https://dual-life.co.jp/news/609/◆調査媒体:
1)自社コーポレートサイト:
https://dual-life.co.jp2)自社不動産物件紹介サイト:
https://estate.dual-life.co.jp3)自社来訪者データ
◆調査期間:2021/4/1~ 2021/6/30 のデータ
◆測定方法と手法:
1)企業サイト
主な閲覧属性:二地域居住や移住に関する情報収集層/当社の活動にご関心をいただいている層
→「二地域居住/移住」に関する関心層の広がりやトレンド兆候 を主に測定
2)物件サイト
主な閲覧属性:実際に物件を探している「行動層」を主に測定
3)来店者アンケート
・対面でのヒアリングを元に、顧客のインサイトを測定
◆期間の定義:
◯フェイズ1:2019/10/1~2019/12/31 (コロナ前) と呼びます
→主な出来事:12/31頃より新型コロナ報道始まる
◯フェイズ2:2020/1/1~2020/3/31(コロナ禍) と呼びます
→主な出来事1/末~:WH記事増、クルーズ船報道増、マスク不足報道増、3/上~リモートワーク報道
◯フェイズ3:2020/4/1~2020/6/30(~自粛解除後) と呼びます
→4/7 1.緊急事態宣言発出、4/25 ステイホーム発出、5/25 緊急事態宣言解除、6/22 他府県移動自粛解除
◯フェイズ4:2020/7/1~2020/9/30(ニューノーマル創世期)と呼びます
→7/22 GOTOトラベル 開始(東京除外)/8/28 安倍首相 辞任表明 / 9/16 菅内閣発足
◯フェイズ5:2020/10/1~2020/12/31(第3波の気配)
→10/1 GoToトラベル 東京追加、11/23 欧州などで再ロックダウン 12/28 GoTo 全国停止
◯フェイズ6:2021/1/1~2021/3/31(非常事態宣言解除)
→1/7 2.緊急事態宣言発出、3/7 同解除(一都3県除く)、3/21 1都3県 解除
◯フェイズ7:2021/4/1~2021/6/30(第3回非常事態宣言期間)←今回ココ
→4/25~5/31緊急事態宣言(東京、京都、大阪、兵庫、5/16~ 北海道、岡山、広島追加)
【調査結果サマリー】
1.企業サイトの閲覧状況
1)総ページビュー:前フェイズ比112%。伸長率はやや鈍化
2)閲覧者の居住地:前フェイズと順位は変わらず。東京+神奈川シェア 58%
・フェイズ7(今回):1位 東京23区/2位神奈川県/3位 都下
・フェイズ6:1位 東京23区/2位神奈川県/3位 山梨県内
3)閲覧者の年齢層:順位変更なし
・フェイズ7(今回):1位25-34才、2位35-44才 3位45-54才
・フェイズ5:1位25-34才、2位35-44才 3位45-54才
2.不動産物件サイトの閲覧状況
1)PVは前フェイズ比 158%と増
2)反響数(オンライン問合せ数) は微減(98%)
3.来場者数の傾向:
・前フェイズ比 98%で微減
<わかりやすい解説動画あり>:
https://youtu.be/tO95Fcwf9sE---------------------------------------------------
今回はまず、通常の前フェイズ比較の前に、調査開始の2019/10から2021/6までに約1年半のなかでのデータの動きを紹介したい。以下は過去1年半の反響数、来場者数、契約者数の推移を提示したが、これを見る限り、人の行動は初回の緊急事態宣言期には影響を与えたものの、2回目発出以降、他の行動と同じく平常時に戻ったと言わざるを得ない。ただコロナ以降、明らかに問合せ件数は増えているため、改めてコロナがきっかけで自宅以外に拠点を持つことに関心を持った層が増えたことは確かであろう。
◆コロナ期間中のリゾート不動産ニーズの変遷(一例)
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以下より通常の定点観測結果。
1. 企業サイト来訪者状況
https://dual-life.co.jp企業サイトの総閲覧数は前フェイズ比 112%にて微増。居住エリア分布を見てみると、ほぼ前フェイズと変わらず東京+神奈川シェアが59%と関東勢が多く、次に千葉、埼玉となった。中部/関西エリアの閲覧数も前回どおり増加傾向にあり、関心層の半径が広がったことが見てとれる。
年齢別でも前回同様、若年層が数字を伸ばす(1位 25-34歳、2位35-44歳、3位45-54歳)。まさにリアルな「リモートワーク」世代が関心を持っているのではと考察できる。
◆企業サイト来訪者の居住地と年代(フェイズ1~現在(フェイズ7)まで)
1. 不動産物件サイト来訪者状況
https://estate.dual-life.co.jp不動産物件サイトの閲覧数は前フェイズ比 158%と伸長。物件検索が前フェイズより活性化した。物件別でみると、北杜市の中古別荘物件がまんべんなく閲覧、価格帯は 1,000-2,000 万円ゾーンの閲覧数が多かった。
2. 反響数について
一方、物件サイトの閲覧数伸張に比べ、反響数は前フェイズ比 98%となった。反響に至らない、検討初期段階の方が増加傾向にあると考えられる。
<不動産物件サイトと実来店者の傾向>
3. 店舗来訪者の状況
1)定量評価
来場総数は前フェイズ比98%と微増。今フェイズは偶然かもしれないが、東京都在住のお客様が約半数を占めた。
◆ご来店顧客の増減比(前フェイズ比)
2)定性評価:顧客の属性、マインド
来場者の年齢層は、30-50代が中心でご夫婦、ご家族で来訪される方が中心。一方、シングルユースの相談も徐々にではあるが増えてきた。ご利用人数により、建物サイズのご要望が異なり、より物件に関し多様性が求められてきた。
3)契約件数について
前フェイズ落ち込んだが、従来ベースに回復した(200%)。
<まとめ>
今回はほぼ3回目の緊急事態宣言期間中であったが、実際の来店行動、そして物件購入行動も平常時に戻った様子であった。今回顕著だったのは、不動産物件のサイト閲覧数が、3ヶ月前に比べ大きく伸長したこと。ただ来場者数は微増で来店までには繋がっていないことを考えると、実行動には至らないが、リゾートエリアの不動産に対する関心層が増えている、ということが垣間見れる。
なお、レポートは前回同様、あくまでも当社調べのデータであり、他社や他リゾートエリアが同じ状況下になっているかは不明であることをご了承いただきたい。
※株式会社デュアルライフ ホームページのニュースリリース
https://dual-life.co.jp/news/624/※当調査の解説動画
https://www.youtube.com/watch?v=tO95Fcwf9sE☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■会社概要
株式会社デュアルライフ
https://dual-life.co.jp山梨県北杜市大泉町西井出8240-680
事業内容:不動産事業/2地域居住・移住コンサルティング/マーケテイング事業
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