株式会社商店建築社(東京都新宿区)は、商店建築増刊号『GREEN is vol.3 ― みどりでつながる空間デザイン ― 』を8月3日(火)に全国書店及びオンライン書店で発売しました。
長引くコロナ禍で生活が変わり、都市生活における自然やオープンスペースの大切さを改めて感じた方も多いのではないでしょうか。今号のテーマは「みどりでつながる空間デザイン」です。人と人、地域、過去と未来がつながる場において、みどりがその関係性を育む一助になっているプロジェクトを集めました。そこに込められた設計やストーリーを、図面や植栽リストなど詳細資料と共に紹介します。自然と共生するこれからの時代へ向けた、空間づくりのヒントが詰まっています。
PROLOGUE 自然と共に人の営みがある場所
巻頭では、岩手県遠野の「クイーンズメドウ・カントリーハウス」を訪ね、ランドスケープデザイナー田瀬理夫さんに「コモンとしての場をいかに育むか。」をテーマにインタビューしました。これまでの人間中心の開発ではなく、人と自然が共にあるサステイナブルな環境はいかに可能かを考えます。
SPECIAL FEATURE みどりを拠りどころにつながる場
植物を育むことで、コミュニティーを形成する場が生まれています。そこにおけるみどりは、単なる景色や癒やしの装置ではありません。生活と共にあり、人と人を結び、地域を耕すような拠りどころになりつつあります。四つの場のこれまでとこれからのストーリーを紹介します。
CHAPTER1 内と外を緩やかにつなげる
外の開放感を内まで引き込み、内での活動を外に波及させることが居心地の良さにつながります。植物が境界をあいまいにし、内外が緩やかに連続する空間を紹介します。
CHAPTER2 新しい感性の日本庭園
技術や思想を受け継ぎながらも、現代の建築や空間と馴染む新しい感性の日本庭園が生まれています。空間に奥行きをもたらし、引き立たせる数寄の庭を持つ店舗を取り上げます。
CHAPTER3 都市の生活と自然をつなぐ
人工物に囲まれた都市でも、折々の表情を見せる自然に触れることは、人々に豊かさをもたらします。都市と自然をつなぐ拠点を紹介します。
CHAPTER4 環境とつながる宿泊
滞在を通して、まちを感じたり、自然に思いをはせたり、ホテルの空間を通じて、その向こうに広がる環境を感じさせる、環境そのものにつながる宿泊体験を与える設計を取り上げます。
時を蓄積したみどりの建築 「ぼんたな -atelier café-」
建築は竣工時が完成ではありません。時を経て使い手の生活や思いが蓄積することで、建物とみどりがなじんでいきます。建築家の阿部勤さんが35年前に設計した住宅を転用した、カフェ&ギャラリー「ぼんたな -atelier café-」を訪ねました。
自然を取り込むワークプレイス家具・什器図面
風や光を感じる屋外の居場所を設けたり、グリーンと融合したオリジナル家具や什器を設えたり、コロナ禍でますます、自然を感じるワークプレイスへの需要が高まっています。オフィスやコワーキングスペースのオリジナル家具のアイデアとその設計を、詳細図面と共に紹介します。
【書誌情報】
商店建築2021年9月号増刊
GREEN is vol.3 ―みどりでつながる空間デザイン―
発売日:2021年8月3日(火)
価格:3,362円(本体3,056円)
版型:A4
発行:株式会社 商店建築社
※全国の書店、ネット書店のほか、弊社ホームページ(
https://www.shotenkenchiku.com/products/detail.php?product_id=392)にてご購入いただけます。
【関連書籍】
全国の書店、ネット書店のほか、弊社ホームページ内「書籍・増刊号」(
https://www.shotenkenchiku.com/products/listz.php)からご購入いただけます。
商店建築増刊号
GREEN is ― 植物と共にある空間デザイン ―
2019年4月発売
価格:3,362円(本体3,056円)
版型:A4
商店建築増刊号
GREEN is vol.2 ―自然を感じる空間デザイン ―
2020年4月発売
価格:3,362円(本体3,056円)
版型:A4
月刊「商店建築」について
1956(昭和31)年に創刊された、商業空間のデザイン専門雑誌です。毎月28日に発刊されています。
誌面はオールカラーで、店舗インテリアの写真を中心に、店づくりの専門家向けに建築図面や建材データも掲載しています。主な読者層は、日本全国の店舗オーナー、経営者、不動産ディベロッパー、商業施設開発者、飲食店プランナー、建築家、インテリアデザイナーなどの方々です。
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