不動産の売却体験は、コロナ禍でも大きな影響なし ~不動産DXのSpeee『不動産売却経験者』調査~

株式会社Speee

2021年8月24日 15時49分

株式会社Speee(本社:東京都港区、代表取締役:大塚英樹、東証JASDAQ:4499、以下「Speee」)は、イエウール( https://ieul.jp/ )及びおうちの語り部( https://ouchi-ktrb.jp/ )において、コロナ禍の不動産売却市場に関する調査を実施いたしました。
その結果、売却理由や不動産売却における満足度は、新型コロナウイルスの流行前後でほとんど差がないものの、ユーザーの期待値の変化、不動産会社の対応の変化による影響があることがわかりました。

■調査概要
今回、新型コロナウイルスの感染拡大が不動産売却体験にどのような影響を与えたのかを明らかにするために調査を実施。感染拡大前の2019年4月1日以降に売却を開始し2020年3月31日までに売却を完了したユーザー1348人と、感染拡大後の2020年4月1日以降に売却を開始し2021年3月31日までに売却を完了したユーザー601人に対しアンケートを実施しました。

■調査実施背景
2020年4月に初めての緊急事態宣言が出され、それまでの生活様式が一変し、2020年4月~6月のGDPは年率換算で前の期と比べてマイナス28.6%と歴史的な急落となりました。

このような大幅な景気悪化を受けて、不動産売却に関しても「短期間での売却を余儀なくされた」「満足のいく売却ができなかった」など、不動産売却体験に不満を感じる人が増えたのではないかと考え、調査を実施いたしました。

また、不動産売却した理由として、不景気による「金銭的な理由」や生活様式の変化による「住み替え」の割合が増加しているのではないかを踏まえ、今回の調査では不動産売却理由と、その満足度を調査しています。

■「不動産売却理由の変化」調査
調査結果として、新型コロナウイルスの感染拡大前後で売却理由の割合にほとんど変化は見られませんでした。





■「不動産売却における満足度の変化」調査
上記のアンケートと同じユーザーに売却体験における満足度を伺いました。

「売却価格の満足度」、「売却スピードの満足度」、「企業・社員の対応の満足度」の3項目を、それぞれ5点満点で点数化。それらの平均を「満足度」とし、満足度が4以上のユーザーを「満足」、3以上4未満のユーザーを「どちらでもない」、3未満のユーザーを「不満」として、不動産売却における満足度の変化を調査しました。その結果、不動産売却の満足度は新型コロナウイルス流行前後でほとんど変化がないことがわかりました。




これらの結果を見ると、新型コロナウイルスは不動産売却に影響を及ぼしていないように見えます。しかし、売主のコメントを見ると、コロナの影響で売却期間が長引いたり、値下げを余儀なくされたという声もありました。


想定よりは時間がかかったが、それはコロナ禍で緊急事態宣言中という明確な理由があった為納得できた。宣言解除後はとてもスムーズに売却してもらった。(30代男性)
コロナ禍という特殊な状況の中で、多少の値下げはあったが、きちんと売買が完了したので結果としては良かったのではないかと思う。(40代男性)


また一方で、不動産会社側にもコロナ禍で対応を工夫している姿が見えてきました。

急いでいなかったのですが、新型コロナウィルス感染拡大による先の読めない中、関係業者の方の作業が遅くなってしまった。手続き完了後は迅速に対応いただき、いつでも動けるようスタンパイしていただいていたとわかった。(50代男性)
コロナ禍でしたが、感染に配慮しながら常にリアルで対応してくださいました(30代女性)
コロナ禍の折り、市場が流動化する前にとにかく早期に売却することを優先していた。委任契約をするほぼ同時期に納得のいく価格での売却先を見つけてくれたので、迅速に売却プロセスにいたった。(40代女性)

新型コロナウイルスの拡大前後における満足度の変化の小ささは、ユーザーの期待値の変化、不動産会社の対応の工夫によるもの影響がありそうです。

■調査結果
・不動産売却に至った理由は新型コロナウイルスの流行前後でほとんど差がない
・不動産売却の満足度は新型コロナウイルスの流行前後でほとんど差がない
これらはユーザーの期待値の変化、不動産会社の対応の変化の影響があると考えられます。

■調査概要詳細
【調査目的】コロナ禍を受けた不動産の売却経験者の意識と行動を把握すること
【調査手法】
・調査手法:おうちの語り部( https://ouchi-ktrb.jp/)が実施するインターネットリサーチ
・調査対象:23-93歳の男女
・調査地域:全国47都道府県
・有効回答数:1949サンプル
 2020年4月1日~2021年3月31日(コロナ禍):601
 2019年4月1日~2020年3月31日(新型コロナウイルス感染拡大前):1348

■株式会社Speeeについて
Speeeは、「解き尽くす。未来を引きよせる。」というコーポレートミッションのもと、データドリブンな事業開発の連鎖でデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する企業です。
不動産DX事業、マーケティングDX事業、その他事業など幅広い領域に展開しています。

【提供サービス】
・マーケティング活動の意思決定を支援するサービス「PAAM」( https://paam.speee.jp/
・不動産売却・査定サービス「イエウール」( https://ieul.jp/
・土地活用・不動産投資プラン比較サイト「イエウール土地活用」( https://ieul.jp/land/
・優良不動産会社に特化した不動産査定サービス「すまいステップ」( https://sumai-step.com/
・不動産会社評判サービス「おうちの語り部(かたりべ)」( https://ouchi-ktrb.jp/
・リフォームの優良会社紹介サービス「ヌリカエ」( https://www.nuri-kae.jp/
・有料老人フォームの紹介サービス「ケアスル 介護」( https://caresul-kaigo.jp/
・その他事業「Datachain」( https://ja.datachain.jp/

【会社概要】
社名   :株式会社Speee
事業概要 :不動産DX事業、マーケティングDX事業、その他事業
設立   :2007年11月
所在地  :東京都港区六本木四丁目1番4号
代表者  :代表取締役 大塚 英樹
証券コード:4499(東証JASDAQ)
URL   :https://speee.jp/

※記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。

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