建築デザインスタートアップのスタジオアンビルトがUTECとHirac Fundから総額1.3億円を調達

スタジオアンビルト株式会社

2021年10月13日 12時49分

個人がスマホで建築家に注文住宅の間取りを依頼できる「madree(マドリー)」の技術開発を強化

注文住宅の間取りをスマホで依頼ができる「madree(マドリー)」および建築設計のクラウドソーシングサイト「STUDIO UNBUILT(スタジオアンビルト)」を運営するスタジオアンビルト株式会社(本社:愛知県名古屋市/代表取締役社長 森下 敬司/以下、スタジオアンビルト) は、UTEC(株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ)(本社:東京都文京区 代表取締役社長:郷治 友孝)およびマネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社(本社:東京都港区 代表取締役:古橋 智史・金坂 直哉)のHirac Fund、他個人投資家を引受先とする、総額1.3億円の第三者割当増資を実施いたしましたので、お知らせいたします。



 スタジオアンビルトは『日本でいちばん多くの建築デザインを届けるプラットフォームをつくる。』をビジョンに掲げ、注文住宅を検討中の方に向けた間取り提供サービス「madree(マドリー)」と建築設計の業務を行う方に向けたクラウドソーシングサービス「STUDIO UNBUILT(スタジオアンビルト)」2つのプラットフォームを運営しています。

 日本で注文住宅を建てた人の約95%が間取りに不満があるというデータがあります(日経ホームビルダー掲載)。その原因の一つに、間取りを作成する役割を設計の専門家である建築家・デザイナーが担っていないケースが多いことが挙げられます。また建築家・デザイナー側は、工務店やハウスメーカーで家を建てる方に間取りの提供は難しいことが多く、両者の心境や業務環境も隔たれている状況です。
 「madree(マドリー)」では家づくりの知識がなくとも自宅にいながら自分の暮らしに合った質の高い間取りを「STUDIO UNBUILT(スタジオアンビルト)」登録建築家に依頼できます。
 テクノロジーを活用して建築設計の生産性を向上させ、一般の方でも質の高い設計に簡単アクセスできるプロダクトを提供し、誰もが質の高い住宅を建設できるよう支援する事業を行っていきます。


■資金調達の目的
 スタジオアンビルトは今回調達した資金を、エンジニア等の人材獲得・マーケティング費用に充て、既存事業の改善や蓄積された間取りデータを利活用した新しいサービス開発を行います。またハウスメーカー様や住宅関連企業様との提携を強化します。

 これらの取り組みにより、ビジョンとして掲げる『日本でいちばん多くの建築デザインを届けるプラットフォームをつくる。』という状態により大きな一步を踏み出すことができます。年内では5万人の新規ユーザーの登録を目指し、蓄積された間取りデータを活用した機能によって更に手軽に、楽しく家づくりが実現できるよう開発を推進していきます。
 それらの実現のためには注文住宅の業界に変革を起こしたい仲間を集める必要があります。年内で開発組織を3人、運用組織を4人になるよう目指しています。
 このように本資金調達によって事業成長をより一層加速いたします。




■投資家からのコメント

・UTEC  プリンシパル 小林 宏彰氏(スタジオアンビルト株式会社 社外取締役に就任)
森下さん・山川さんを中心とするスタジオアンビルトの皆さんは、これまで注文住宅×建築デザインの領域で完全に新しい事業モデルを着想・実現してこられました。今後は蓄積されるデータやAIを用いたテクノロジーを軸として、顧客、建築家、住宅会社をこれまで以上にしっかり結びつけるフェーズに入るタイミングです。このメチャクチャ面白いフェーズを一緒に走って頂ける、エンジニア(インターン含)、ビジネスチーム、住宅会社を中心とする事業会社の皆様を大募集中です!スタジオアンビルトのビジネスが拡大したその先には、住宅のデザインの質が上がり、居住者の生活の質が上がり、町並みが美しくなり、建築家の活躍の場が増え、ESGの観点でも重要な住宅ストックの向上も実現する、そんな未来の実現に向け全力で応援をさせて頂きます!


・マネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社  HIRAC FUND ・代表パートナー 金坂直哉氏
注文住宅の間取りに満足している人は5%にとどまっている一方で、プロの建築家やデザイナーによる設計は注文住宅全体の4%にとどまっています。スタジオアンビルトはこうした課題を解決し、多くの人がそれぞれのライフスタイルに合った間取りを手にすることを可能にすると感じています。住む人、設計士、施工会社の三者全てが幸せになるビジネスモデルは、建築・不動産業界を大きく変革する可能性を秘めていると思います。スタジオアンビルトのビジョン実現に向けて、この変革を全力で応援させていただきます!


■サービス概要

(1)建築家へ誰でも気軽に注文住宅の間取りを依頼できる「madree(マドリー)」
自宅にいながら自分の暮らしに合った質の高い間取りを登録建築家に作成してもらえるサービスです。1案のみを作成するライトプラン(15,000円)と複数案から気に入った間取りを選べるスタンダードプラン(45,000円)の2つのプランから選び、作成した間取りは提携住宅会社での概算見積をサイト上から依頼することができます。同じ間取りで複数社の概算見積を取ることで、各社の仕様による価格の違いが分かりやすくなり会社選択のしやすさも向上します。
現在、会員登録ユーザーは4.2万人、公式Instagramのアカウントは、14万フォロワー、提携住宅会社は200社以上。間取りを軸とした独自の注文住宅プラットフォームとなっています。
(URL:https://madree.jp/






(2)建築設計業務を効率化する建築専門クラウドソーシング「STUDIO UNBUILT(スタジオアンビルト)」
建築設計のお仕事をオンラインで全国の建築系デザイナー・エンジニアに依頼できる設計事務所・工務店向けサービスです。7,000名を超える建築設計関連の専門家が利用しています。建築図面の作成、構造や設備設計、3Dパース作成など建築設計にまつわる様々な仕事の受発注が行われています。
(URL:https://www.studiounbuilt.com/ )





■会社概要
社名:スタジオアンビルト株式会社
URL:https://studiounbuilt.co.jp/
所在地:愛知県名古屋市西区那古野2-14なごのキャンパス2-5
設立:2017年6月
資本金:2億451万円(資本準備金を含む)

代表:代表取締役 森下敬司


1981年生まれ、岡山県出身。一級建築士。
建築学科修了後、大成建設株式会社にてオフィスビルや大規模複合施設などの設計に従事。2013年、「デザインで、生活に煌めきを。」をミッションにスタジオアンビルトを創業。2014年、建築デザイン専門クラウドソーシングSTUDIO UNBUILT(スタジオアンビルト)をリリース。2017年、法人化し代表取締役に就任。2021年、一般社団法人シェアリングエコノミー協会中部副支部長に就任。


事業内容:
注文住宅間取り作成サービス「madree(マドリー)」の運営
https://madree.jp/
建築設計のクラウドソーシング「STUDIO UNBUILT」の運営
https://www.studiounbuilt.com/

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