世界初の建築工法『LIDトラス』の開発・販売を行う株式会社ランバーテック(埼玉県蕨市:代表取締役社長、斉藤一男)は、進まない住宅以外の建物の木造化を後押しし、鉄骨に引けをとらない木造建物を可能とする『LIDトラス』の最新施行例を公開いたしました。
住宅の約80%は木造建築で建てられています。しかし、非住宅(住宅以外の倉庫や店舗等の建築物)での木造建築は約30%のみ。
なぜ、非住宅では木造建築が採用されないのか。
大型のしっかりした建物は鉄骨で作るという先入観? 安全性? コストが高い?
木造の非住宅だと、建物内に柱や梁などが邪魔で、使い勝手が悪い?
『LIDトラス』を利用することで、木造非住宅で難しいとされていた木造化への数々の問題が解決されます。
『LIDトラス』とは、在来軸組の上に2x4材によって構成されるトラスを載せる工法であり、そのトラスの名称。従来は、トラス屋根のほかにブレースや梁、火打を用いて確保する必要のあった屋根水平構面を、LIDトラス屋根のみで確保する事に成功。トラス屋根を採用することで、従来の在来小屋組では実現する事のできなかった間取りの可変性、柱、梁、火打ちなども不要で、10m以上の大スパン空間でも容易に木造で実現する事が可能になった。
広々としたリビングを確保したい一般住宅だけではなく、さらに広いスパンを必要とする倉庫・施設などにも活用可能。
さらに、『LIDトラス』なら、100年使い継ぐ木造非住宅の実現が可能です。用途変更に応じて間取りの変更が可能であり、さらに、構造計算に基づく耐震、安全性をベースに木造建築特有の耐久性を生かすことで、現状約30年の木造非住宅の耐久年数を100年に変えます。
また、鉄骨非住宅建築にくらべて、コストは約20パーセント以上も削減可能です。
ただし、森林伐採などの環境への影響も気になりませんか?
実は、木造非住宅は環境に配慮した建築方法です。
この度の倉庫の延床面積が198.7平方メートル で、木造を採用することによって年間約27世帯分の二酸化炭素排出削減が可能となります。
成長しきった木は二酸化炭素の吸収と酸素の放出が著しく弱まります。さらに、腐ったり、不要となり燃やすことで二酸化炭素が放出されます。伐採して新たに植林することで、新しい木々での二酸化炭素の吸収と酸素の放出が始まります。成長した木々を木造建築に生まれ変わらせることで、持続可能な社会に貢献します。
そして、将来的に時代や環境に応じた活用方法が出来るか気になりませんか?
LIDトラスなら木造でも、売却や賃貸の際に、買い手、借り手のニーズに対応できるように、間取りに可変性や大空間の担保が可能。売る事も見据えて購入する時代に合った変化を意識した選択肢です。
『LIDトラス』のメリット
・建物内部の柱、梁、壁が不要。そのため、在来木造非住宅で課題であった大空間と間取りの可変性が実現
・構造計算に基づく鉄骨と同等の強度、耐震性
・平均して【20%】以上コストカット可能(※鉄骨非住宅建築と比較した場合)
・施工時の負担が軽減
・環境への負荷軽減
『LIDトラス』で広がる可能性
「木造で広々としたガレージ、カフェや店舗を新築したい…」
「倉庫を建てたいが、あまりコストをかけられない…」
「環境を意識すると木造が望ましい…」
*一部、木造非住宅は、木造関連の助成金も適用可能です。
『LIDトラス』に関して、さらに詳しい説明は下記を御参照ください。
https://lidtruss.com『LIDトラス説明動画』
[動画:
https://www.youtube.com/watch?v=5eyvaLENS3M ]
《株式会社ランバーテックについて》
1964年に木材業として創業。在来工法用木材小売業に、 木材輸出・輸入及び 2x4事業部設立後、1991年1月に株式会社ランバーテックとして2x4事業部を独立させる。
業界初の木造パネル工場として、2006年10月に、1万5千坪の古河製造・流通センターをオープンする。
良質の建築用資材を主に北米、欧州から直接輸入し、図面作成、自社工場での品質管理・製品化、直接建築現場に納入を一連の流れで行う事で、競争力のある価格で高品質な建築資材を提供している。
匠の伝承、また勘に頼ってきた従来の木造建築から「2x4工法」・「軸組金物工法」を提供する事で、耐震性に優れ、現場の短納期を可能にし、その普及を行うことを使命とする。
HP:
http://www.mokuzo.com/企業プレスリリース詳細へPR TIMESトップへ