株式会社リクルート(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:北村 吉弘)の住まい領域の調査研究機関であるSUUMOリサーチセンターは、お住まいの街の魅力に関する実態調査に回答いただいた1都4県42,947人の結果を分析しました。そこで、「新型コロナウイルス感染症拡大後に、より重視するようになった街の魅力項目」の中で上位の「歩ける範囲で日常のものはひととおりのものは揃う」、この魅力が高い街をランキングにしましたので、ご報告します。お住まいを探す際の参考になれば幸いです。
■埼玉県版「歩ける範囲でひととおり揃う街ランキング」
■千葉県
■神奈川県
■東京都
■コロナ禍で、郊外ターミナル駅の隣の各駅停車駅が狙い目に!?
コロナ禍で「わざわざ遠くで行かずとも街のかいわいでそろう」ことを実感した人が増えたと思います。そこで「SUUMO住民実感調査2021」から「歩ける範囲で日常のものはひととおり揃う」の魅力実感を見たところ、特に埼玉県が特徴的な結果に。上位7駅に、ターミナルの大宮駅の隣町がズラリと並びました。1位の加茂宮は、大宮に至近ながらも「ステラタウン」を中核に大規模商業施設、公園、図書館を有する公共施設、2つの総合病院が全て1カ所に集積。北与野とさいたま新都心は、大規模商業施設「コクーンシティ」や総合病院が至近、鉄道博物館は「イオンモール」が至近と、ターミナル駅に近く、地元駅付近にもワンストップ施設がある街が最強という結果が出ました。千葉県も同様で、ターミナルの船橋の隣町で、駅前に「イオンモール」のある新船橋が1位、その新船橋と船橋の中間にある東海神が3位、南船橋等も入れれば6駅が船橋駅至近となりました。詳細はP3以降をご覧ください。
SUUMOリサーチセンター長
兼 SUUMO編集長
池本洋一
魅力項目「歩ける範囲で日常のものはひととおり揃う」駅ランキング(上位10駅/都県別)
埼玉県版「歩ける範囲で日常のものはひととおり揃う街ランキング」
※街の魅力項目「歩ける範囲で日常のものはひととおり揃う」の偏差値が高い上位10駅を表示。ランキングの算出方法詳細は、PDFP2調査概要を参照。(次項以降も同様)
■上位駅は「大宮」から2駅以内!
埼玉県の上位5位は「大宮」の北側と南側に集中する形になりました。
大宮の北側には、イトーヨーカドーを中心とした大規模ショッピングモール「ステラタウン」、さいたま市北区役所や図書館等の入る複合施設「プラザノース」のある「加茂宮(1位)」、「イオン大宮店」のある「鉄道博物館(4位)」 、「JCHOさいたま北部医療センター」のある「土呂(5位)」が、三角形を成す形で位置しています。
一方の南側は、広大な敷地を有するショッピングモール「コクーンシティ」や「さいたま新都心合同庁舎」、「赤十字医療センター」「埼玉県立小児医療センター」などが「北与野(2位)」と「さいたま新都心(3位)」周辺に集約。整備された新しい街で、大規模タワーマンションが多いエリアです。
北側も南側も大型商業施設に加え、スーパーや行政施設・医療施設もあり便利な立地。「大宮」へも徒歩圏・自転車圏のため、大宮駅前のデパートや商店街も活用しやすい環境であることも、住民から評価されたと考えられます。
■1位の「加茂宮」は商業施設、クリニック、公園などが揃う、子育てにも便利な住宅地
「加茂宮」は「大宮」から埼玉新都市交通伊奈線(ニューシャトル)で2駅、自転車で15~20分ほどの所に位置しています。国道17号(大宮バイパス)沿いで、駅のすぐ南には旧中山道との交差点があり、車移動にも便利な立地。駅から徒歩5分のところに「ドン・キホーテ」が、高架下には今年の8月にリニューアルオープンをしたスーパー「G.F.H.(グッドファームハウス)」があります。
駅から10分ほど歩けば「ステラタウン」や「プラザノース」のあるエリアに到着。ステラタウン内の「イトーヨーカドー」、交差点の向かい側にある「ニトリホームズ」やスーパー「オーケー」などの大規模店舗に加え、ステラタウン内には約110もの専門店やレストランが入っており、買い物には事欠きません。
周辺にはキッズクリニックや保育施設、習い事施設、さらに保育士のいる歯科や美容院もあることが、子育て世帯に支持されている理由。ステラタウン前の「きたまちしましま公園」やプラザノース前の「市民広場」には子どもたちが噴水で戯れる姿が見られ、土呂駅の先には100匹以上のシマリスが暮らす「りすの家」を含む大きな公園「市民の森・見沼グリーンセンター」があるなど、周辺に大小の魅力的な公園や広場が点在することも魅力です。
約110の専門店とレストランが入る「ステラタウン」
区役所や図書館、ホールなどを複合化した「プラザノース」
14万7000平方メートル の広大な敷地を有する「コクーンシティ」
※千葉県ランキング、神奈川県ランキング、東京都ランキングの詳細については、ニュースレターをご覧ください
https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/assets/20211109_housing_01.pdf新型コロナウイルス感染症拡大後に、より重視するようになった街の魅力項目
・全回答者では「医療施設が充実している」について22.9%の人が、より重視するようになったと回答しており重視度が最も高かった
・「歩ける範囲で日常のものはひととおり揃う」「一回の外出で複数の用事を済ませられる」もそれぞれ14.6%、12.0%の人がより重要視するようになったと答えた
⇒密を避ける、不要不急の外出を避けるということで、交通機関を利用することなく日用品の買い物などを行える生活利便性がより求められるようになったと考えられる
・「散歩・ジョギングしやすい」も12.8%の人がより強まったと答えている
⇒家で過ごす時間が増え、気分転換のために散歩等の需要が高まったと考えられる
コロナ禍でより重視度が高まった街の魅力ランキング(2次調査全体/複数回答)
※『「理想の街」の条件は、新型コロナウイルス拡大に伴う昨年の緊急事態宣言前(2020年4月7日以前)と比べて変わりましたか。以下の中で「強まった」条件があれば全てお答えください。』という設問に対して、回答割合が多い上位11項目を掲載。
<調査概要>
調査目的
関東圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県)の街(自治体・駅)について、街の継続居住意向を明らかにすること。また、その街の魅力を把握すること。
調査対象
関東圏にある各駅から6km以内に在住の20歳以上の男女
調査方法
・インターネットによるアンケート調査
・1次調査にて,住んでいる街への継続居住意向を調査。2次調査にて、住んでいる街の魅力などについて調査した。
・なお、2次調査の対象者は1次調査にて以下の対象駅のいずれかを最寄駅と回答した人のみに限定した。当該の都県にある駅のうち、夜間人口(2015年 国勢調査 250mメッシュ)上位800駅もしくは乗降客数(2017年国土数値情報 駅別乗降客数データ)上位800駅のいずれかに該当する駅と2019年以降に新しく開業した駅の合計1,169駅を集計対象駅として選出
調査期間
スクリーニング調査(1次調査):2021年1月14日(木) ~ 2021年1月25日(月)
本調査(2次調査):2021年1月27日(水)~ 2021年2月1日(月)
有効回答数
住み続けたい街:306,948人 (1次調査有効回答数)
街の魅力:上記回答者のうち42,947人(2次調査有効回答数)
調査実施機関
株式会社インテージ
ランキング対象駅の選出基準
[魅力項目]1,169駅のうち2次調査で20人以上の有効回答が得られた1076駅
ランキングの算出方法
「お住まいの街には、次のような魅力があると思いますか?」という設問で、下記の魅力項目それぞれについて、まったくあてはまらない(0点)~とてもあてはまる(100点)の5段階で評価してもらい、自治体や駅ごとに各魅力項目の平均評価を計算。そのうち、20人以上の回答者がいる駅を対象に、魅力項目ごとに偏差値化を行った。本資料では、「歩ける範囲で日常のものはひととおり揃う」という項目の偏差値が高い駅(上位10駅)を、都県ごとに一覧にしている。
詳細は下記リンクよりPDFをご覧ください
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