株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村吉弘、以下リクルート)が運営する『SUUMO引越し見積もり』は、実際にタワーマンションへの引越しをした全国の18~69歳の男女235人を対象に、引越しで困ったことに関するアンケート調査を実施しましたのでご報告させていただきます。さらに、引越し会社に聞いたタワーマンションへの引越しをスムーズに行うコツも紹介します。
また、こちらの調査の詳細に関しては、
https://hikkoshi.suumo.jp/oyakudachi/10276.html内でも掲載しています。
■ タワーマンションの引越しで困ったことは?「引越し料金が高くなった」などが上位にランクイン
タワーマンションへの引越しでどんなことに「困った」のか、実際に引越しをした人にアンケートを実施したところ、上のグラフのようなランキング結果となりました。
まず「特に困ったことはない」(37.4%)という人が最も多かったものの、6割以上の人が何かしら「困った」ことがあると回答。困った人の中で多かった上位の5つの項目は、「引越し料金が高くなった」(27.2%)、「引越しの時間帯に制約があった」(18.7%)、「引越し会社を選べなかった」(14.9%)、「マンション内での引越し日の調整が大変だった」(14.5%)、「エレベーターに乗らない大型家具を手放すことになった」(13.6%)という結果になりました。
■ タワーマンションの引越しをスムーズに行うコツとは?
通常のマンションとは少し異なるタワーマンションへ引越しをスムーズに行うコツを引越し会社方のアドバイスをもとに紹介します。
タワーマンションへの引越しの流れは、マンションが新築か中古かによって異なるので、それぞれでポイントをあげていきます。
<新築タワーマンション>
新築マンションの場合下記のような流れで入居になります。
1.引き渡し(入居者に鍵が渡される)
↓
2.引越しの抽選会(~入居説明会)
↓
3.引越し見積もり(幹事会社や幹事会社以外の引越し会社でもOK)
↓
4.入居
この流れを踏まえ引越し会社に見積もりを取る場合は、次のような情報を提示するとスムーズです。
1.幹事会社(担当部署などの連絡先含む)
2.入居予定日時
3.車両サイズ制限
4.作業終了時間(開始から撤収までの時間)および作業にあたっての注意事項
一斉入居の時間枠は、次の引越し時間枠や、すでに生活している人への不便もあるため、かなり厳密に決められているマンションが多いようです。
決められた時間枠内に搬入が完了しなければ、そこで作業は中断し、その日の最終枠が終わり次第、残りの搬入作業をする流れになってしまいますが、幹事会社に依頼した場合、想定より時間が押しそうだったとしても常駐スタッフを置いていたり、他の入居者の引越しを前後や同時に行っている場合が多く、流動的にサポートに入ることで当日のイレギュラー対応が可能となる場合もあります。
<中古タワーマンションの場合>
中古タワーマンションは新築のように一斉に入居が始まる物件以外は、同日に引越しが発生することはまれなので先述のような幹事会社がかかわるようなことはなく、物件側から日程等について特別な指示がない限り、任意で引越し日程を決めることができます。しかし、新築でなくても大型マンションなどでは引越しの条件が定められていることがあります。
例えば、タワーマンションではほとんどの場合、エレベーターの運行など物件の管理をしている防災センターに条件を確認する必要があります。事前に防災センターの連絡先を調べておき、見積もり時に引越し会社へ伝えると、途中で条件が増えることによる料金追加が避けられます。さらに、次のような情報を提示するとよりスムーズです。
1.入居予定日(作業時間)
2.車両サイズ制限
3.車両駐車位置
4.建物養生箇所
5.作業届の有無
※地下搬入の場合高さ制限あり。家財量に見合ったトラックが合わない場合は小さめのトラック2.3台で行うため料金が上がる傾向にあるとのこと
■ タワーマンションへの引越しの見積もりでの注意点とは?
タワーマンションの引越しで困ったこととして、「引越し料金が高くなった」と27.2%の人が答えたことか
らも、やはりタワーマンションの引越しで気になるポイントの一つが料金。
タワーマンションでは、駐車位置から入居者の部屋までの距離が長く、作業スタッフ数も多く必要となるため、引越し料金が高くなりやすいようです。少しでも料金を抑えなお、スムーズな引越しをするためには引越し会社各社に詳細に見積もりをしてもらうことがポイントとなってきます。
アップル引越センターに見積もりを取る際のコツを伺ったところ、「作業人数を要チェックすることが大切です。作業人員を削ることで料金を安くしますという提案を受けた場合には、本当にその時間枠内に作業が完了するのか、完了しなかった場合はどう対応してもらえるのか、依頼する引越し会社へ確認することが重要」とのアドバイスをしてくれました。
また、通常の引越しと同様、引越しの時期や日程などによってもアップダウンするようです。引越し料金は、日時(平日/土日祝日、上旬/中旬/下旬、閑散月/繁忙月)、作業時間(搬出搬入時間、移動時間など)、作業人数、さらにオプションの有無で変わるとのことでした。例えば最繁忙期の3月下旬の土日は、一年で引越し料金が最も高い日程。考え方としては、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始の航空券やホテルと同じです。枠に限りがあり、需給バランスが偏ると料金は変動します。繁忙期は企業の転勤やマンションの竣工が重なり、もともと限りのある引越し枠が圧迫されているため、値引きが一切利かない料金提示となるようです。
反対に、例えば1月、6月、11月の中旬の平日は大体の引越し会社が値引きしやすく、手頃な料金での引越しがしやすいそうです。ただし、引越し会社によっても忙しい日は異なるので個別に確認してみてください。
タワーマンションの引越しは準備を計画的にする必要があるといえそうです。いつでも気軽に、というわけにはいかない可能性があるので、早めに見積もりを取って引越し会社を決め、状況の変化に対応できるような心構えをしておくことが重要です。
■ 記事掲載先
記事URL:
https://hikkoshi.suumo.jp/oyakudachi/10276.html■ 調査概要
・調査期間:2021年3月11日~2021年3月16日
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:マクロミルモニタ 18~69歳の男女。直近1年以内に引越し会社を利用して引越し、かつ「引越し先の物件選び・荷造り・引越し会社への見積依頼・引越し会社の決定」のすべてに関与した人。またタワーマンション(20階建て以上の高層マンション)に引越ししたことがある人。
・有効回答数:235
・調査機関:株式会社マクロミル
■ 取材協力
アップル引越センター
■ 『SUUMO引越し見積もり』サービスについて
SUUMO引越し見積もりとは、インターネット上で複数の引越し会社に無料で一括見積もりができるサービス。複数の見積もり価格を比較することで、希望日に一番安く引越しができる引越し会社を見つけられます。
特徴1.
大手・地元密着型問わず、多数の引越し会社が
SUUMOに参画。見積もりを依頼する引越し会社
は自分で選択できます。
特徴 2.
電話番号の入力は不要。
見積もり後のやりとりがメールでできます。
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