積水ハウスの様々な事業を紹介する「積水ハウス ストーリー」の公開を開始しました。
お客様の戸建て住宅への想いや、商品開発への想いを、毎回テーマを設定してご紹介します。
第10弾として1月21日に、積水ハウスが提案する「3つの収納」を取り入れたご家族についてのストーリーを公開しました。
■誰しも抱える収納の悩み
年が明け2022年となりました。今年の干支は「壬寅(みずのえ・とら)」、厳しい冬を超えて、芽吹き始め、新しい成長の礎となる特別な年だといわれています。風水でも運気をあげるためには掃除が大切だと言われているそうですから、年末の大掃除はもとより、日ごろの掃除や片付けもしっかりやりたいものです。しかしいくら掃除をしてもすぐに家中が散らかってしまう…という悩みを抱えている方は、結構いらっしゃるのではないでしょうか。
どうしてわが家はあっという間に物があふれてしまうのでしょうか
積水ハウスでは2019年、家を新築して5年経過した積水ハウスのオーナー様を対象に「収納満足度調査(※)」を行いました。この調査によると、収納計画をしっかり立てるかどうかで、その後の満足度が大きく変わっていくという結果が出ています。子どもが生まれ家族が増えていけばおのずと物が増えますから収納スペースが不足していきます。特に小さい子どもがいる家庭はおもちゃや洋服がどんどん増えます。ですから事前にそうしたスペースを確保して置かないと、収納ができずに部屋が散らかってしまいます。ただ、ここで大切なのは、家を建てる時に大きな収納スペースを確保しておけばそれで問題が解決するわけではないということです。
「収納満足度調査」によると、収納の満足度は収納のスペースに比例して増していくのですが、自宅の延床面積に対する割合が14%を超えたあたりから頭打ちとなり、それ以上増やしてもあまり伸びないようです。
■収納を考えるうえで欠かせない「量・場・形」の視点
では収納スペースを確保する際にはどのようなことを考えなければならないのでしょうか。それは使いやすさです。
奥にしまい込んでしまって、使いたい時に探してしまったり、取り出すのが億劫になったりしている人はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。そこで収納計画を立てる時には何があるのかわかるような収納場所を決めるだけでなく、次に使う時の使いやすさも考えることが大切なのです。
暮らしやすい収納を考えるには基本となる3つの視点があります。
1つ目は、持ち物の多い、少ないから必要なスペースを考える収納の「量」。
2つ目は、どこに何を収納するのかを考える収納の「場所」。
3つ目は、どのように物を収納するかを考える収納の「形」です。
積水ハウスでは、これらの視点を踏まえ、「リビングクローク(リビクロ)」、「シューズクローク(シュークロ)」、「寝室クローク(シンクロ)」を「収納3姉妹」として提案しています。一般的に収納は、1ヵ所に物を集める「集中収納」と、部屋の各所に設置する「分散収納」で計画しますが、それらの“いいとこ取り”をしたのがこの3つのクロークです。
■3つのクロークで生活が楽しく豊かに
では実際に「収納3姉妹」はどのように計画・活用されているのでしょうか。東京在住のSさんを例に見ていきましょう。
共働きでありながら2人の子どもの育児にもしっかりと時間を割き、しかも家族の団らんの時間を楽しんでいるSさん。どのようにして満足度の高い収納をプランニングしたのでしょうか。
Sさん邸の見取り図。左が1階、右が2階。収納スペース(黄色部分)を家族の生活に合わせて計画
散らかりやすく、片付けにくいのがリビング。家族が集まる場所なので、おのずと家族の小物が持ち込まれて放置されたり、扇風機などの季節用品や掃除機のようにほかの場所に収納されていた物が置き去りになったりすることが起きやすい場所だからです。
Sさんご自宅のダイニング。飾り棚以外の物は見えない場所にすっきり収納
解決策は、まずリビングまわりに「物の指定席」を設けること。そして目につきにくい場所に「物の隠れ家」をつくることです。
Sさんの場合は、ダイニングの2面に壁面収納を設置しました。「収納量はたっぷりあるが、収納だとは感じさせないデザインにした」ということで、家族の物の指定席を決め、探し物のストレスも減らすことができています。
一見壁のような収納は、子どもの通園グッズから仕事の書類、リビング用品、食品のストックまで無駄なく活用
またリビングに隣接するオープンキッチンは逆に、キッチンボードに食器のコレクションを飾るなど、見せる収納を楽しんでいます。
隠すべきものをすっきり隠し、見せたいものは上手にレイアウトする。これなら落ち着いた空間でホームパーティを開くこともできます。
黒竹でつくったキッチンボードは、ご主人のコレクションのお皿が映えるよう照明で演出
続いて、“わが家”の第一印象を左右する玄関。靴の収納も大切ですが、玄関まわりにあふれやすいのは、実は意外にも靴以外のものなのです。たとえばスポーツ用品やアウトドアグッズ、ガーデニング用品やベビーカーなど、室内に収納できない物を上手に納めるには、玄関脇の納戸型収納が決め手になります。
Sさんの玄関も天井までの大容量収納に加え、納戸型収納を確保しています。玄関でコートを脱げば、室内に花粉を持ち込まないという花粉症にはうれしいメリットもあります。また、ゲストのコートを玄関先でスマートに受け渡しすることも可能です。
天井まである大容量の収納やコートが掛けられるパイプハンガー仕様の収納。写真左奥には納戸型のシュークロを設置
最後に、年々増えていく衣料品の集中収納として活躍するのが「シンクロ」です。
収納力があるウォークインクローゼットはとっても使い勝手がいいですし、さらに便利さや楽しさがいっぱい詰まったスペースにしてみてはいかがでしょうか。洋服を上手にしまうことはもちろん、バッグや小物などのアイテムの指定席も確保し、ミラー扉やドレッサーを組み込めば、ドレスアップのすべてが一か所で整えられます。いわば、おしゃれを楽しむ楽屋空間を提案するのが「シンクロ」です。
Sさんは2階の寝室横にウォークインクローゼットを設置しました。夫婦2人分の洋服から、小物まで、収納する物をイメージしてプランニングしたことにより、無駄なく見渡しやすい収納にしています。
今住んでいる家でも、収納の「量」や「場所」、「形」をトータルで見直すことで、家族が住みやすい家になります。
ぜひ参考にして、自宅にある「物の指定席」や「物の隠れ家」を見直してみてはいかがでしょうか。
(※)「収納満足度調査2019」
調査対象:2014年に引き渡し、5年が経過した積水ハウスオーナー264世帯
調査期間:2019年4月~11月
調査方法:WEBおよび郵送
<関連リンク>
積水ハウスHP「仕舞い上手な収納3姉妹が紹介する収納計画」
https://www.sekisuihouse.co.jp/kodate/lifestyle/storage/詳細はこちらプレスリリース提供元:@Press