近畿圏不動産流通市場の動向について(2021年,10~12月期)

(公社)近畿圏不動産流通機構

2022年1月26日 16時19分

10~12月期の中古住宅取引はほぼ横ばい、物件価格の上昇続く

(公社)近畿圏不動産流通機構が1月25日に発表した2021年10~12月期の近畿圏の中古マンション成約件数は、4,549件(前年同期比プラス1.0%)と2四半期ぶりに増加し、10~12月期としては1990年の機構発足以来最大となりました。市場の売り出し(新規登録)件数は15,056件(同プラス0.5%)と6四半期ぶりに増加しました。

成約価格は2,560万円(前年同期比プラス7.4%)と6四半期連続で上昇しました。売り出し(新規登録)価格は2,572万円(同プラス3.1%)と18年1~3月期から16四半期連続で上昇しました。成約・新規登録価格ともに上昇基調にあるなかで成約・新規登録件数も増加に転じ、中古マンション取引は堅調な動きがみられました。

中古戸建住宅の成約件数は3,294件(前年同期比マイナス0.4%)と、ほぼ横ばいとなりました。新規登録件数は12,138件(同マイナス0.1%)でほぼ横ばいでした。成約価格は2,004万円(前年同期比プラス5.0%)と5四半期連続で上昇し、新規登録価格も2,620万円(同プラス2.3%)と16年1~3月期から24四半期連続で上昇しました。中古戸建市場も成約・新規登録価格の上昇基調に変化はなく、長らく続いてきた売り物件不足も解消されつつあります。

コロナ禍の先行きは予断を許しませんが、日銀による超低金利政策は継続される公算であり、不動産市場の外部環境は大きく変化しない見通しです。中古マンション・中古戸建住宅ともに価格面の需給はタイト化しており、住戸のゆとりや設備条件の改善を目的に住み替え需要は活発となっています。売主の様子見姿勢を背景とした新規登録件数の減少にも歯止めがかかりつつあり、近畿圏の中古住宅市場は当面、堅調に推移するものと見込まれます。

近畿圏の中古マンション成約件数・価格とも前年比でプラスに





(注)近畿2府4県
(出所)近畿圏不動産流通機構

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

2022年1月26日 16時19分

NEW

【2024年冬季 初開催】ARADA×EXCEEDのドバイ不動産セミナ...



UAEシャルジャ首長国の最大手デベロッパーARADAとEXCEEDの共催セミナー、20...

  • Daily
  • Weekly

アーカイブarchive

もっと見る

タグtag

もっと見る

いえらぶニュースは不動産・住宅関連の最新情報を毎日お伝えするニュースサイトです。

いえらぶニュースは不動産・住宅に関する企業や団体などのプレスリリース(報道機関向けに発表される資料)を原文のまま掲載するサイトです。住まいや暮らしに関する最新情報から不動産業界を取り巻く社会・経済動向を可視化することで、住宅産業のトレンドを捉えていきます。住まい探しをしているユーザーだけでなく不動産管理会社や仲介会社、オーナー、デベロッパー、不動産ファンド、不動産投資顧問、ゼネコン、建築会社など不動産に関わる全ての方にご欄いただける内容になっています。一人でも多くのユーザーが満足する住まいを見つけられるよう、不動産業界の“いま”を配信し続けます。
※プレスリリースに関するお問い合わせは各掲載元の会社に直接お問い合わせください。
※出典先などの外部サイトへのリンクについては、閲覧時期によってリンク先が存在しない場合がありますので、予めご了承ください。

いえらぶで物件を探してみませんか?

あなたの理想に合った家選びを、いえらぶは応援します。いえらぶで、いい家選んでみてください。

トップへGO!