活況の空き家ITビジネスにより既存建物の利活用は大きく進む
家いちば株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:藤木哲也)は2022年1月27日(月)、不動産の売り手と買い手とが直接やりとりする商談システムを大きくバージョンアップさせた「メッセージボード(マイページ機能)」を本格導入した。
家いちば株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:藤木哲也)は2022年1月27日(月)、不動産の売り手と買い手とが直接やりとりする商談システムを大きくバージョンアップさせた「メッセージボード(マイページ機能)」を本格導入した。
「不動産の売り手と買い手が直接やりとりできる掲示板サイト」として2015年にスタートして以来、インターネットを使った不動産売買の仕組みを提供してきました(家いちば:
https://www.ieichiba.com/)。不動産以外では「メルカリ」のようなフリーマーケットサービスがいくつかありますが、不動産売買の分野では『ありそうでなかった』サービスとしてマスコミなど多くの注目を浴びてきました。今回のリリースでは、システム面で大きく機能改善をし、ユーザビリティを高めることを目指しています。
<家いちば事業の概要(2021年12月度集計)>
サイト運営開始:2015年10月(実績期間6年3ケ月)
掲載物件数(累計):1,997件
成約物件数(累計):513件(有効成約率46.1%)
利用者数:18,102人
商談件数:34,714件
取扱物件価格累計:182億円
不動産売買に特化したメッセージ機能
その核となる機能は「メッセージボード」と呼ぶ専用のチャットのような画面で、画像などを自由に添付できるほか、「件名」を指定できるなど、どちらかというとメールのような使い勝手に近づけてあります。また、いわゆる「未読」「既読」のメッセージの管理を厳格化して、送られてきたメッセージにきちんと返信してもらうことを促しています。これらは、これまで当社が培ってきた運営ノウハウによるもので、やはり不動産売買の商談であって、友達同士とのチャットのようなものとは異なるため、このようなデザインにあえてしているところが特徴です。そのほか、物件内覧の予約ボタンや購入申込みボタンなど、不動産売買ならでは機能をこのメッセージボード上に組み込んであり、その点で「不動産売買に特化した」チャット機能を有したシステムとして国内初の試みとなります。
<マイページの特徴>
商談、掲載物件のステータス管理
お気に入り管理
商談メッセージボード
内覧予約システム
購入申込書承認システム
未読メッセージ管理 など
複数物件の売り買いを想定した独自デザイン
さらに、マイページの画面では、ユーザーがこれまで商談をした物件をその商談のステータスごとに一覧で見ることができるほか、売主なら掲載中やすでに売れた物件を一覧で見るなど、複数物件の商談を前提にデザインされています。一般的には、不動産の売り買いは「一生に一度の買い物」という認識があり意外かもしれませんが、家いちばでは一人で何件も売ったり買ったりしているユーザーさんが数多く存在します。そのため、それに配慮したサイトデザインを独自にゼロから作り上げました。この点でも、とてもユニークなシステムとなっています。
マイページ(商談物件の管理画面)イメージ
不動産が「一生に一度の買い物」でなくなる
当社はこれまで国内の空き家問題の解消に向けて、多くの実績を積み上げ、メディアからは「空き家問題の救世主」「駆け込み寺」と称されるほどになりました。しかしその空き家問題の根本原因は、日本では空き家すなわち中古住宅の流通量が諸外国に比べて極端に少ないことにあり、まずはひとりで何件も売り買いするようなある意味先進的な人たち(アーリーアダプター)を広めていくことで問題の解消につながるのではないかと考えています。ひょっとすると、不動産を買って数年で売るようなことは「失敗だ」あるいは「金儲けだ」とネガティブなイメージがあるかもしれませんが、そういう先入観が中古住宅の流通を邪魔している可能性すらあります(欧米では、生涯で何度も売り買いすることが当たり前です)。しかし実際は、不動産の売買を積極的に行うユーザーの方々の行動を見ていても、それが消極的な選択肢でなく、さらなる幸福や自己実現を目指して楽しんでやられている光景をたくさん見てきました。そういう生き生きとしたライフスタイルをもっともっと広めて、日本人全体の幸福度を高めていきたいと考えています。
物件購入後の空き家の活用事例を楽しそうに報告している買主さんたち
古いものを大事にする社会へ
その具体的なアクションのひとつとして、今回の新機能のリリースとなっています。これまでは機能面で至らない面も多くあり、たくさんのユーザーさんのニーズに十分に応えられず、機会損失もあったかもしれませんが、新機能とそれをベースにした今後の機能改善により、より多くの利用者ニーズに応えていきたいと考えています。ひいては、日本の空き家問題の解消、スクラップアンドビルドによる「古いものが大事にされない」状況の解消、不動産分野のSDGs達成に向けて大きく進展していくものと期待しています。
家いちばで空き家だけではなく武家屋敷、別荘、ビル、農地など様々な不動産の売買を成立させてきました
空き家は「問題」ではなく「有望市場」
家いちばがサービスを開始してからこの6年間で、空き家を対象とした新事業、ITビジネスが数多く立ち上がり、民間の力による社会課題解決に向けて、大きなうねりとなっている状況です。
<空き家ITビジネスの事例>
スペースマーケット(株式会社スペースマーケット)
…遊休不動産を時間単位で気軽に貸し借りできるサービス
ADDress(株式会社アドレス)
…空き家を活用してのサブスクリプション賃貸住宅サービス
カリアゲ(株式会社ルーヴィス)
…築古の空き家を無償でリノベーションし一定期間サブリース賃貸運用をするサービス
COSOJI(Rsmile株式会社)
…実家の空き家など遠隔地にある不動産の清掃などを行うスタッフをマッチングするサービス
その背景として、国内では一軒家の8軒に1軒が空き家となっているなど、空き家がさらに増え続けており、これを対象としたビジネスはその市場規模からいずれも大きな期待を寄せられているところです。家いちばのこれまでの利用者の動向などを見ていても、その空き家を提供する側(供給)も、それを利用、活用したいとする側(需要)も、数量的にも質の面でも、大きな潜在ニーズと市場規模を実感できるものであり、今後もこの分野の大きな進展が予測されます。すでに空き家問題は「問題」ではなくなっており、新規参入が期待される「有望市場」になっていると感じます。空き家問題を先進的に取り組んできた当社における今回のリリースは、この業界の新しい局面に向けた号砲となりうると確信しています。
家いちば全国マップ(売買実績)
コロナ禍で高まるインターネット不動産取引へのニーズ
さらに、コロナ禍をきっかけに、我々の生活スタイルは大きく変化したことも、不動産ITビジネスを後押しすることにつながっています。家いちばのように「家に居ながら」不動産の売買を進められるようなサービスへのニーズが高まっています。コロナ禍が広まった一昨年の5月以降、当サイトへの問合せ件数は2倍に、アクセス数は3倍に増加しました。コロナによって生活様式への志向が大きく変化したことの表れとなっており、具体的にコロナをきっかけにした物件売却は89件、リモートワークを動機とした購入検討は213件に上っています。先の見えないコロナ禍は今後も予断を許さず、かといって経済活動を止めるわけにもいかず、この状況下でも家を探したり、引っ越しをしたりしなければならないこともあるでしょう。不動産ITの分野で、そういったニーズに応えていくことが期待されます。
【会社概要】
会社名:家いちば株式会社
代表者:代表取締役 藤木 哲也
所在地:東京都渋谷区道玄坂1-21-1 SHIBUYA SOLASTA3F
TEL:03-4531-3545
URL:
https://ieichiba.com/E-Mail:support@ieichiba.com
事業内容:ウェブサイト運営、システム開発
【その他情報】
Facebook:
https://www.facebook.com/ieichibaInstagram:
https://www.instagram.com/ieichiba/書籍「空き家幸福論」
https://www.amazon.co.jp/%E7%A9%BA%E3%81%8D%E5%AE%B6%E5%B9%B8%E7%A6%8F%E8%AB%96-%E5%95%8F%E9%A1%8C%E8%A7%A3%E6%B1%BA%E3%81%AE%E3%82%AB%E3%82%AE%E3%81%AF%E3%80%8C%E5%BF%83%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%80%8C%E6%96%B0%E3%81%97%E3%81%84%E7%B5%8C%E6%B8%88%E3%80%8D%E3%81%AB%E3%81%82%E3%81%A3%E3%81%9F-%E8%97%A4%E6%9C%A8%E5%93%B2%E4%B9%9F/dp/4296107402企業プレスリリース詳細へPR TIMESトップへ