展覧会「ヘラルボニー/異彩のみらい」東京建物のBAG-Brillia Art Gallery-にて2月1日より開催

ヘラルボニー

2022年2月1日 11時50分

~障害のある作家の描く”異彩”のアートが暮らしを彩り、新たな文化と生活様式の創造に挑戦~

株式会社ヘラルボニー(以下、ヘラルボニー)は、東京建物株式会社(以下、東京建物)が2021年10月15日よりオープンした東京建物京橋ビル1階のBAG -Brillia Art Gallery-(バッグ ブリリア アート ギャラリー)にて、第2弾となる展覧会「ヘラルボニー/異彩のみらい」を2022年2月1日~3月27日の期間で開催いたします。また、本展覧会に合わせて、当社が運営するアートライフブランド「HERALBONY」は、異彩を染める対象を「人」から「空間」へと拡張し、ライフスタイルを包括します。




■展覧会「ヘラルボニー/異彩のみらい」について



第1弾の展覧会「ヘラルボニー/ゼロからはじまる」では、ヘラルボニーの代表である双子の兄弟、松田崇弥・文登の原体験を追憶しながら、知的障害のある兄の存在、異彩のアートとの出会い、アートネクタイのプロデュースを皮切りにファッションブランド〈HERALBONY〉を立ち上げるに至るまでの初期衝動に焦点を当てました。
ヘラルボニーの設立から3年。ブランド〈HERALBONY〉は、異彩を染める対象を「人」から「空間」へと拡張し、ライフスタイルを包括します。個々の内面と密接に関わる「生活」の光景の一部となり、暮らしの中に当たりまえに存在することで「障害」というイメージを人々の文化・生活様式から変えることに挑戦します。本展覧会では、未だ見ぬ新しいものづくり→生活様式→景色→世界へと繋がる可能性を秘めたライフスタイルブランドのアイテムと、それにまつわる人々の思いをギャラリー空間に放出し、鮮やかに彩ります。
私たちは、すぐそばにある命の存在を身近に感知することのできない社会構造の中で生活を営んでいます。彼等と私たちの間には距離があり、壁があり、時にはその隔たりすら自覚できずにいることもあります。本展覧会では、異彩の作品やそのアートで彩られたプロダクトの鑑賞体験を通じて、そこにある存在、新たな生活の豊かさ、ありのままで生きることについて、様々な思いが巡るきっかけとなれば幸いです。


■BAG-Brillia Art Gallery-について





東京建物のマンションブランド「Brillia」は、洗練と安心を理念に住宅を提供しながら、自分らしく過ごせる豊かな暮らしを、お客様とともに追求し続けています。さまざまなアート作品には暮らしを豊かにするきっかけや可能性が秘められていると考え、2021年にBAG-Brillia Art Gallery-をオープンしました。
ヘラルボニーの目指す「誰もが違いを認め合い、自分らしくいられる世界」と、東京建物の目指す「時代や環境が変わっても、自分が自分らしくいられる心地よい暮らし」は同じ未来にあると感じています。障害のある作家の無数の個性と才能が、人々の暮らしを鮮やかに彩る。その日常のささやかな煌めきから誰もが違いを認めあい、自分らしくいられる世界を実現することを目指して、本展覧会の開催にいたりました。


■展覧会概要
展覧会名:「ヘラルボニー/異彩のみらい」
会  期:2022年2月1日(火)~2022年3月27日(日)
会  場:BAG-Brillia Art Gallery-
    (東京都中央区京橋3丁目6-18 東京建物京橋ビル1階)
主  催:株式会社ヘラルボニー
特別協力:東京建物株式会社
企画監修:公益財団法人 彫刻の森芸術文化財団
展示協力:株式会社川島織物セルコン、株式会社ジアス、ニッコー株式会社、株式会社乃村工藝社、長谷虎紡績株式会社、衣笠泰介、特定非営利活動法人希望の園、SATO、公共財団法人日本財団、unico(社会福祉法人 愛積愛育園)、るんびにい美術館(社会福祉法人 光林会)、わかたけアート(社会福祉法人 若竹福祉会)
デザイン:株式会社ペーパーパレード
映  像:株式会社雷神inc.
編  集:Ryo Saimaru(Editor)
開館時間:11:00~19:00
休館日 :毎週月曜(月曜が祝日の場合は翌日の火曜へ振替休)
料  金:無料

公式サイト:https://www.brillia-art.com/bag/


■展覧会詳細

BAG-Brillia Art Gallery-は、「+1(プラスワン)」と「+2(プラスツー)」の2つのギャラリー空間により構成されます。

〈+1ギャラリーの展示内容〉




異彩のアートに魅せられ、たった1本のネクタイブランドとして歩みはじめたヘラルボニー。その思いは瞬く間に共感を集め、やがて想像もしなかった物語を紡いでいきます。
+1ギャラリーでは、異彩な才能を持つ作家に導かれたヘラルボニーのクリエイターと業界の既成概念にとらわれない技術を持つ国内の職人たちの挑戦の過程と、そこから拡がる新しい景色へと思いを馳せます。作家という一人の存在、生の芸術、作り手のこだわり、使い手の共感。それぞれのプロダクトの根底にあるのは、「こうありたい」という生活や社会、未来への願いです。ネクタイからファッションへと変化を遂げてきたブランド「HERALBONY」は、より生活の一部へと溶け込んでいきます。「異彩のみらい」が、ここからはじまります。

〈+2ギャラリーの展示内容〉




+2ギャラリーでは、ヘラルボニーがプロデュースするブランド「HERALBONY」の手がける、ネクタイやシルクスカーフ、ダウンコート、トートバッグなど、特別な日を「纏(まと)う」ことで彩る‟異彩“のアイテムや、コースター、ランチョンマット、アートパネルなど、「暮らす」中で‟異彩”を当たり前に感じていただけるアイテムを販売いたします。お客様の暮らしに“異彩を放つ”作品を持ち帰っていただけたらと思っております。
また、連動企画となる「HERALBONY GALLERY in BAG」では、京都藤井大丸百貨店に期間限定で出店したポップアップストアを彩った衣笠泰介氏(京都府在住・個人)の作品を巡回展示、販売いたします。


■アーティスト・展示作品紹介



作家:八重樫季良/展示作品:「(無題)(家)」
在籍:るんびにい美術館(岩手県)
一見抽象的な幾何学パターンを描いたように見える絵だが、それが独自のアレンジによって描かれた建築物や乗り物「だと知ったら多くの人が驚くだろう。 この表現様式を八重樫は子どもの頃、誰に習うことなく独創によって生み出し、以来半世紀余りにわたってこのただ一つのスタイルで創作し続けて来た。その作品数はおそらく千点以上に及ぶと思われる。



作家:小林覚/展示作品名:「数字」
在籍:るんびにい美術館(岩手県)
よく見ると、いろいろな数字がつなげて描かれているのがわかる。小林は養護学校中等部の在学中に、日記も作文もすべての文字を独特の形にアレンジして書くようになった。 初め学校の先生も何とか直せないかと苦心したが、やがてこれを魅力的な造形表現ととらえることに切り替える。 これを転機に、彼の表現は多くの人に喜びを与えるアートとして羽ばたき始めた。



作家:佐々木早苗/展示作品名:「(無題)」
在籍:るんびにい美術館(岩手県)
絵画のみならず織り物、切り紙、刺繍など、いずれも緻密で色彩と構成の妙に富む様々な表現を生み出し続けている。彼女は一つの仕事に数か月から数年集中して取り組んだあと、不意にやめて別の仕事に移るのが常。現在彼女が打ち込んでいるのは、丸く切り抜いた紙をいくつもの色で同心円状に彩色し、塗り終わった紙を壁に並べて貼っていくこと。




作家名:喜舎場盛也/展示作品名「四角」
在籍:わかたけアート(沖縄県)
彼の文字への執着は幼少の頃から続いている。自室で こっそり制作していた作品が2001展で紹介されると、たちまち 県外から、そして国外からも注目を集める。最後まで埋められ たものは2~3枚しかなく、大半は途中で止まっている。その後、家庭だけではなく、わかたけの創作活動の時間でも文字を描くようになり、それらの作品はなぜか縦方向に描き進んでいる。作品が評価されたことや世間の注目とは無縁に、ここ12年ほど前から漢字ではなく、もっぱら色とりどりのベル・星を、そしてこの8年間は小さなドットを描くことに熱中している。まるで染め物のよう に、裏面ににじみ出るまで執拗に塗り込み、そのこと自体を楽 しんでいるかのような制作風景である。そこには彼のこだわりと独特の手法がみられ感動を覚える。彼の作品は、国内外で繰り返し紹介され、日本美術全集(小学館、2016年)にも掲載された。




作家名:肥後深雪/展示作品名:「まる」
在籍:アトリエやっほぅ!!(京都府)
アトリエやっほぅ!!ではみんなのお姉さん的存在で、その時の気分で色鉛筆、水彩絵具、刺繍糸などを使い分けて自由な作品制作をしている。作品に登場する生き物や植物は可愛らしいものから作者本人にもわからない不思議なものまで様々。どの作品も優しさがにじみ出るカラフルな世界が広がっている。



作家名:岡部志人/展示作品名:「Hoo! Hey!」
在籍:希望の園(三重県)
1994年生まれ。自閉症。まつさかチャレンジドプレイス希望の園所属。クレヨンを塗って面を創り、色を消すようにニードルで削ってできたクレヨンのカスを集めて、粘土のようにして遊びながら作品を創る。 最近ではボードやキャンバスに、クレヨンにポスターカラーを加え着色した面をニードルで削るといったように、制作方法にも幅がでてきている。実はその削りカスを集めてできたかたまり(本人はコロイチと呼んでいる)こそが本人にとって本当の作品であり、結果としてできた絵画はただの削り残したカスであり興味はない。



作家:衣笠泰介/展示作品名:「ブタペストで朝食を」
在籍:個人(京都府)
1989年 京都市生まれ。2歳から絵を描き続ける。生きることは描くこと。マジカルとも評される色彩感覚と感受性で、光と色彩に溢れた世界を描く。そのアートワークは国内外で高い評価を受けている。京都市内のギャラリーミラクルを拠点に、東京・京都・沖縄・札幌・大阪・岡山・ニューヨークなど、各地で個展を開催。様々な大手企業コラボレーションや製品化、商業空間や公共施設展示などプロジェクト多数。京都上御霊神社と京都御所内白雲神社の絵馬所には、大作絵馬が奉納常設展示されている。


【株式会社ヘラルボニー概要】



「異彩を、 放て。」をミッションに、 福祉を起点に新たな文化を創ることを目指す福祉実験ユニット。日本全国の主に知的障害のある作家とアートライセンス契約を結び、2,000点以上のアートデータを軸に作品をプロダクト化するアートライフブランド「HERALBONY」、建設現場の仮囲いに作品を転用する「全日本仮囲いアートミュージアム」など、福祉領域の拡張を見据えた多様な事業を展開。社名「ヘラルボニー」は、知的障害がある両代表の兄・松田翔太が7歳の頃に自由帳に記した謎の言葉。そのため「ヘラルボニー」には「一見意味がないと思われるものを世の中に新しい価値として創出したい」という意味を込めている。

会社名:株式会社ヘラルボニー / HERALBONY Co.,Ltd.
所在地:岩手県盛岡市開運橋通2-38
代表者:代表取締役社長 松田 崇弥、代表取締役副社長 松田 文登

公式サイト:
https://www.heralbony.jp
https://www.heralbony.com


【東京建物株式会社のマンションブランド「Brillia」概要】



東京建物は、創業120年を超える「日本で最も歴史のある総合不動産会社」として、住宅、ビル、都市開発、商業施設、保育、リゾート、海外等、多角的に事業を展開。東京建物のマンションブランド「Brillia」は、洗練と安心を理念に住宅を提供しながら、さまざまなサービスを通して豊かな暮らしを提案する“住まいのトータル・ブランド”である。建物やデザイン、インテリア選びなどはクリエイティブな活動であることから、さまざまなアート作品には暮らしを豊かにするきっかけや可能性が秘められていると考え、BAG-Brillia Art Gallery-をオープンする。

会社名:東京建物株式会社 / Tokyo Tatemono Co.,Ltd.
所在地:東京都中央区八重洲1-4-16
代表者:取締役常務執行役員住宅事業本部長 秋田 秀士

公式サイト:
https://brillia.com/

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